平成22年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果

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平成22年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果

…米子市の調査結果概要

平成22年4月から7月にかけて、小学校5年生と中学校2年生を対象に、文部科学省による「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」が実施されました。
この調査の米子市の結果の概要をお知らせします。

なお、平成22年度から、この調査は抽出調査になり、米子市では小学校12校、中学校4校が調査対象となりました。したがって、ここに現れる数値は、本市の児童生徒の傾向を表すものです。

平成22年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果(米子市の概要)

調査内容

児童生徒に対する調査
  • 実技に関する調査(新体力テストと同様、小・中学校ともに8種目)
  • 運動習慣、生活習慣、食習慣等に関する質問紙調査
学校に対する調査
  • 学校における体育、保健体育の指導及び特別活動等に関する質問紙調査

調査対象数

小学校5年生(12校)

742人(男子371人、女子371人)

中学校2年生(4校)

528人(男子283人、女子245人)

調査結果の特徴

実技調査
小学校5年生
  • 体力合計点は、男子、女子とも全国平均値とほぼ同じです。

  • 種目別では、男子、女子とも20メートルシャトルランが全国平均値を大きく上回っています。男女とも全身持久力が優れています。一方、長座体前屈、立ち幅とび、ソフトボール投げは、男女とも全国平均値を下回っています。

中学校2年生
  • 体力合計点は、男子、女子とも全国平均値とほぼ同じです。

  • 種目別では、男子、女子とも20メートルシャトルランが全国平均値を大きく上回っています。男女とも全身持久力が優れています。一方、長座体前屈、立ち幅とび、ハンドボール投げは、男女とも全国平均値を下回っています。

質問紙調査
  • 朝食を毎日食べる児童生徒の割合
    小学校5年男女では全国平均値を上回っていますが、中学校2年では男女とも全国平均値を下回っています。

  • 1日8時間以上睡眠する児童生徒の割合
    全国平均値を3パーセントから7パーセント程度上回っています。

  • テレビを3時間以上見る児童生徒の割合
    小学校5年男女では全国平均値を下回っていますが、中学校2年女子は全国平均値を約10パーセント上回っています。

  • 運動をほとんど毎日している児童生徒の割合
    小学校5年男女、中学校2年女子は全国平均値を2パーセントから7パーセント程度上回っていますが、中学校2年男子は全国平均値をわずかに下回っています。

  • 1日に1時間以上運動している児童生徒の割合
    小学校5年中学校2年とも男子は全国平均値を下回っていますが、女子は全国平均値を上回っています。特に、小学校5年女子は、1日2時間以上運動している割合が全国平均値を約10パーセント上回っています。

  • 体格
    小学校5年は、男女とも身長、体重ともに全国平均値を下回っています。
    中学校2年男子は、身長、体重ともに全国平均値を下回っていますが、女子は、身長、体重ともに全国平均値を上回っています。

調査結果をうけて

今回の調査で、米子市の小学校5年、中学校2年の児童生徒の体力・運動能力の状況は、体力合計点がいずれも全国平均値とほぼ同じで、概ね良好な状況ですが、種目によっては課題もみられます。また、運動習慣や生活習慣の状況は、全国平均値をやや上回る数値で、こうした状況は、過去2年間の調査と大きく変わりません。
4月に行なわれた全国学力・学習状況調査で、生活習慣と学力に深い関係があることが明らかになりましたが、今回の調査においても、生活習慣と体力に深い関係があることが明らかになってきました。そうした中で、米子市の児童生徒には、確かな生活習慣が定着しつつある傾向が見られますが、依然として朝食のとりかたやテレビの視聴時間などにおいて課題が見られ、今後生活習慣の改善へ向けた取組が必要です。
米子市では、今年度も学校教育の指針に健康教育・体力づくりを掲げ、児童生徒の体力の向上などに取り組んでいます。しかし、体力向上、運動習慣や生活習慣の定着は、学校だけでなく、家庭や地域社会と連携を図ることも大切です。
米子市教育委員会では、今後も、学校が家庭や関係機関と一体となって、体育の授業の改善、日常生活の中での運動習慣の確立、確かな生活習慣の定着など、体力づくりや生活習慣の改善に取り組めるよう支援していきます。

【資料】

新しいウィンドウ・タブが開きます 平成22年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果の米子市の概要について PDF 46.3キロバイト)

掲載日:2011年1月4日