談合情報どおりの企業が最低金額を提示したため落札保留としていた「工事番号耕43:奥谷池改修工事」の工事希望型指名競争入札について、2月28日に開催した米子市建設工事等入札・契約審議会(会長:松原雄平鳥取大学工学部教授)で、1バイトカナ文字:「談合の事実があったことを確認することができないが、談合の疑いを払拭できないため、今回の入札を無効とし、改めてメンバーを替えて入札を行なうべきである。1バイトカナ文字:」との意見をいただきました。
これを受けて、3月1日に開催した米子市公正入札調査委員会(委員長:五嶋助役)で、この意見のとおりとすることを決定しましたので、お知らせいたします。
なお、この工事の再度の工事希望型指名競争入札の執行は、年度内は工期が確保できないため、年度内発注は中止とします。
その上で、平成19年度発注物件として入札を予定しています。発注時期は未定です。
その際の入札参加条件は、前回と同様、市内に本店のある土木一式工事(一般)のDランクとしますが、前回無効となった入札の参加者は参加できないものとします。
工事番号耕43:奥谷池改修工事
…米子市奥谷にある、ため池の改修工事
予定価格:2,530,500円
入札書比較価格:2,410,000円(税抜き)
入札参加企業:7社(有資格者は土木Dランクで25社)
入札結果
入札業者名
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入札金額
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落札率
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米子造園
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最低札 226万円
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93.8パーセント
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山陰建築工業
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231万円
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95.9パーセント
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津田建築
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229万円
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95.0パーセント
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福本興業
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230万円
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95.4パーセント
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石田商事
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234万円
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97.1パーセント
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アレス
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229万円
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95.0パーセント
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なかやま
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228万円
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94.6パーセント
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経過
1月22日(月曜日)
「米子市ホームページ」で、この入札物件を公開
1月25日(木曜日)
有資格者(土木Dランク)25社中9社から、入札参加希望の申し出あり。
希望者多数につき審査の上、申込者の2割に当たる1社を非指名とする。
1月26日(金曜日)
8社を指名し、各社に通知(指名業者名は非公表)
(その後、1社から辞退届の提出あり)
2月5日(月曜日)
7社から、郵便で入札書が提出される。
2月6日(火曜日)
入札執行日
- 執行予定時刻の約1時間前の午後12時30分に、談合情報(落札予定企業名の指摘)が電話である。(匿名ではなく氏名・電話番号等を名乗る。)
- 入札の結果、談合情報どおりであったため、落札保留
- 入札参加各社に対して工事内訳明細書の提出の通知
- 報道機関に談合情報のあった旨を通知
2月7日(水曜日)
入札参加各社から工事内訳明細書を徴収。耕地課で分析開始
2月23日(金曜日)
入札参加者に対して、入札金額積算方法などをヒアリング
2月28日(水曜日)
米子市建設工事等入札・契約審議会(会長:松原雄平鳥取大学工学部教授)を開催。
<審議概要>
情報提供者自身が匿名ではなく、その情報の信憑性が高いと思われる。
その上で、入札参加者は談合のあったことを否定しており、物的な立証が困難であるが、入札参加有資格者(土木Dランク)が25社もある中で、1社を正しく最低金額提示者として指摘していることから、談合の疑いを払拭することができない。
<審議会意見>
1バイトカナ文字:「談合の事実があったことを確認することができないが、談合の疑いを払拭できないため、今回の入札を無効とし、改めてメンバーを替えて入札を行なうべきである。1バイトカナ文字:」
3月1日(木曜日)
公正入札調査委員会(委員長:五嶋助役)を開催し、審議会意見のとおりとすることで決定。
掲載日:2007年3月2日