平成19年11月13日執行予定の工事希望型指名競争入札「工事番号 土34:(仮称)市道皆生6丁目3号線改良工事」に対し、事前に談合情報が寄せられました。
この入札を執行した結果、談合情報どおりの会社が最低金額を提示したため、落札保留としました。
内容
工事名
工事番号 土34:(仮称)市道皆生6丁目3号線改良工事
市道認定の前提として、皆生6丁目で長さ56メートルにわたり、道路拡幅を行なう工事。
なお、(仮称)としているのは、現時点では市道認定がされていないため。
予定価格:4,979,100円
入札対象業者:土木C級(市内業者のみ)
経過
平成19年10月29日(月曜日)に、工事希望型指名競争入札として、この入札物件を公開。
「工事希望型指名競争入札」とは…
入札参加者を指名するとき、米子市が一方的に参加者を指名するのではなく、業者の受注意欲の有無をもとに指名して行なう方法。
入札しようとする業者は、「米子市ホームページ」に公開した工事発注表を確認のうえ、入札参加希望を市に伝えます。これを受けて市は入札参加者を指名しますが、どこを指名したかは非公表とします。業者は、入札書を所定の封筒を使用して郵便で提出し、入札会で開封のうえ、落札者を決定します。
対象業者28社中、12社が入札参加希望。
希望者多数のため、希望者の2割にあたる2社を非指名とし、残る10社を指名。
うち、1社は指名後に辞退したため、9社から入札書の郵送があった。
平成19年11月10日に、報道機関から入札契約課に談合情報の連絡。
内容は、「11月10日に、『土34』に関する談合情報が寄せられた。特定業者名はあったが、落札金額・入札参加社数など、その他の情報の記載はなく匿名であった。」というもの。
平成19年11月13日午前9時50分、米子市役所202会議室で入札執行。
情報どおりの会社が最低金額を提示したため、落札を保留。
入札結果
入札業者名
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入札金額
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落札率
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山陰建設サービス |
463万円 |
97.6パーセント |
永田組 |
463万円 |
97.6パーセント |
なかやま |
462万円 |
97.4パーセント |
福本興業 |
465万円
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98.1パーセント
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米子造園 |
468万円
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98.7パーセント
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本田工務店 |
最低札 460万円
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97.0パーセント
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門脇組 |
467万円
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98.5パーセント
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浅中錦松園 |
465万円
|
98.1パーセント
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栗谷テクノス |
辞退
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-
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橋尾建設 |
470万円
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99.1パーセント
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【資料】
建設工事入札執行(指名通知)表「土34」 (
44.2キロバイト)
米子市はこれから、この入札参加業者全社に対して、工事内訳書などの提出をお願いし、談合の事実の有無を調査する予定です。
掲載日:2007年11月13日