市長:
それでは、よろしくお願いします。
今度の第14回環日本海拠点都市会議に、ロシアのハサン区が急に来ないことになりました。
欠席の理由は、仕事の都合によるものだということです。
過去の例を調べましたら、ハサン区は今まで、2回しか出てませんし、それも近くの中国の琿春とか、そのへんで行なわれたときに出てるということでして、韓国とか日本まで来たことはありません。
【資料】
第14回環日本海拠点都市会議のロシア・ハサン区からの欠席連絡について
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それで、お知らせしてますように、中国から2市、韓国から3市、日本から正式メンバーとしては2市、オブザーバーとして敦賀市などが出てこられるということです。
私のほうからは以上です。
幹事記者:
そういたしますと、質問がありましたら、各社お願いいたします。
記者:
このオブザーバーは、松江、安来、東出雲と、このへんはいいとしても、今までは?
市長:
私も詳しい経緯がよくわからないんですけども、(韓国の)東海 とか束草 だとか、韓国、中国で行なわれたときに自分のまちと関係があるようなところには声をかけてるということです。
今回、米子は、松江、安来、東出雲に声をかけました。
例えば、敦賀と東海が姉妹都市の関係だから、ちょうど国際的な会議をやるんで敦賀にも声をかけたとか、それから貿易関係の取引があるからそういう経緯もあるんで秋田とか新潟に声をかけたとか、何かそういうようなことで、今まで声をかけたところには、一応、声をかけることが慣例になっておりまして、過去に出てこられたところには、私どもも声をかけたということです。
記者:
新しい出席メンバーってありますか?
市長:
松江、安来、東出雲が初めてです。
鳥取は、オブザーバーとして出られたことがあります。
記者:
この2市1町が初めて?
市長:
そうです、初めてです。
鳥取は、たまたま市長さんが韓国に行ってて、それでちょうどこの会議があるんで、じゃあ、そっちにも回ってみるかということで来られたんじゃないかと記憶してます。
記者:
韓国は大丈夫ですか?
市長:
今のところ何も言ってこられませんし、束草の場合には、この前もサッカーチームが来たりしてますので、来られるものと思ってます。
記者:
今回、来年春に貨物フェリー便が就航の予定ということと、日韓の空の定期航路もあって、だんだん交流が盛んになってきてるとは思うんですが、市長として、この鳥取県にとってこの会議、どんな位置づけ、意義を持っているかということを改めて伺いたいのと、今回の会議についての抱負をお聞かせ願えますか?
市長:
この会議は、米子で13年前に始まった会議なんですけれども、環日本海交流に関心がある都市が集まって意見交換をして、お互いの共通認識をつくったり方向性を出していこうと、また交流も深めていこうという趣旨の会議だと思ってます。
ですから、この会議で何かが決まるとか、そういう性格のものではなくて、意見交換をして、こういう意見があったというような取りまとめをするような会議だと思ってます。
先ほどおっしゃった(韓国の)仁川 との飛行機便の話だとか、今回のDBSクルーズフェリー社の話だとかも、この会議の話し合いの中で、だんだん積み重ねていって、実現性に向かってきているというのが私の印象です。
この会議の意義ということになりますと、今言ったようにいろんな意見交換をして、共通認識を持って、お互いにできることがあれば一緒に取り組んでいくというような性格の会議だと思っています。
そういう意味で、環日本海の経済発展も韓国だって中国だってロシアだって進んできてるわけですし、これからはそれこそ経済交流だっていろいろ進んでいくんじゃないかと思ってますので、私はこういう会議でいろんな意見交換をして方向性を出していったり、また共通認識をつくっていくというのは非常に意義あることだと思ってます。
記者:
今回の会議、全体的な期待感と、市長個人としての抱負をお聞かせ願えますか?
市長:
ひとつは、ロシアのハサン区が来られなくなって非常に残念ではあるんですけども、東海の市長さんは来られることになっていますので、DBSフェリーの実現に向けて、またいろんな話し合いができればと思ってます。
もちろん会議の場所でもそうですし、また、夜のレセプションとか、いろんな中で話し合う機会もあると思いますので、そういう中でどういうことができるのか、また、その実現に向けて話をするということは非常に意義が大きいと思ってます。
それから今後の観光のありかたなどについても、話し合いができればと思ってます。
それと、今回、初めて環境問題を取り上げることにしたんですけど、県レベルの地方政府サミットでも前回の会合で環境問題を取りあげられましたし、私どもにとっても環境問題は非常に大事な話です。
どういう方向に行くのか、皆さんがどういう発言をされるのかというのもなかなかわからないところがあるんですけども、少なくとも環境問題についての共通認識、またみんながどういうふうな考えを持っているのか意見交換をするというのは、環境問題に対する最初の発端になり得るということで、この会議で環境問題を取りあげたことは意義があると思ってます。
また、その中で、共通認識としてある程度の方向性が出てくればというふうに期待してます。
記者:
今回からオブザーバーも発言できるように、何かいろいろ変わったんですか?
市長:
発言するとおっしゃってるところは、発言してもらってもいいんじゃないかということで発言してもらうことにしました。
松江、安来については、中海市長会のメンバーでもありますし、今後のDBSフェリーとか、それから今の仁川、米子空港、米子便の促進などについてもいろいろ協力もいただいてますので、それぞれの観点から、発言してもらうことにしました。
記者:
何か合意書みたいなものが出たりするんですか?
市長:
備忘録というのを、エードメモワールというか、そういうものですけども、会議をやってどういう議論をしたとか、それから今後どういうものについて取り組んでいこうというような意見があったとか、そういう結果報告みたいなものを取りまとめます。
記者:
備忘録には、その発言内容だけではなくて、何か、じゃあこうしましょうかみたいなことは?
市長:
会議で、そういうことを記載したいというようなことになれば、そういうことになるかもしれませんけれども、なかなかそういう、何かしましょうという合意を必ずしもつくるような会議でもありませんし、今までそういう例は、あんまりないんじゃないですかね。
今後、観光を促進していこうということで意見の一致を見たとか、そういうような一般論の話としてはあるかもしれません。
記者:
前回の懸案で、次、またこの話しをしようかというような話はないんですか?
市長:
懸案というか、例えば、こういうことを研究してみようじゃないかというような意見があったことはあったんですけれども、そういうのをこの会議としてやるのはどうか、それぞれの国が研究して、それを皆さんに情報を提供するとか、そういう形でいいんじゃないかというような議論があったことはあります。
またそういうことを言われるところもあるかもしれませんけど、ただ、一致してお金も出し合って研究機関を雇ってというような形には、なかなか、ならないんじゃないかと思うんですけど。
記者:
だんだんバスとかに続いて、バナー広告をホームページに掲載して、今度、10月1日から収入を得るということなんですが、これについて感想をお聞かせ願えますか?
市長:
今までも「広報よなご」にも広告をのせてますし、それから市の封筒なんかにもできるだけ広告などで使いたいかたがあればということで、広告主を募集しています。
あらゆる機会を通じてそういう収入、財源の確保につながるような趣旨であれば進めていきたいと思ってます。
記者:
ほかにお考えはあるんですか?
市長:
今、ネーミングライツのスポンサーを募集しています。
東山運動公園と、それから美術館、図書館の文化的なエリアというんですか、あそこのネーミングライツ・スポンサーを募集してます。
今後どういうのがあり得るのか、企業とか市民の皆さんにも利用していただけるようなものがあれば進めていきたいと思ってます。
記者:
ネーミングライツの件でひとつ聞きたいんですけど、一応、9月30日までに募集ということでやっておられるんですけど、もし名乗り出る企業がない場合はどうしますか?
市長:
それは、その時点で今後どうするか、結果を見たうえで決めたいと思います。
記者:
県の場合は、多分ぎりぎりまで名乗り出る企業がなくて、鳥銀にお願いして文化会館とかやってもらったという経緯があるんですが、例えば、だいたいの目安として、そちらの市立図書館、美術館のスクエアはどれぐらいを見込んでいるんですか?
市長:
最低の命名料金というか、それ以上という形でお願いしています。
記者:
それは明示してるんですか、値段?
市長:
米子市の希望額として、図書館・美術館エリアは200万円、それから東山運動公園は300万円以上ということにしています。
もちろん値段だけで決めるわけじゃないんですけども、若干の照会はあるようです。
幹事記者:
ほかに質問はありませんか。
市長:
よろしいですか?
どうもありがとうございました。
(かっこ内) は、秘書広報課で補足しています