財政健全化プラン説明会でのご質問

本文にジャンプします
メニュー
財政健全化プラン説明会でのご質問

10月に開催した「財政健全化プラン」説明会の会場でいただいたおもなご質問と、それに対する市長の回答です。

「財政健全化プラン」説明会開催状況

  • 10月11日(火曜日)午後7時から9時まで
    場所:淀江さなめホール
    参加者:約150人
  • 10月20日(木曜日)午後2時から3時30分まで
    場所:ふれあいの里
    参加者:約180人
  • 10月22日(土曜日)午後7時から9時まで
    場所:米子市役所
    参加者:約80人

「財政健全化プラン」全体に関するおもな質問と回答

【財政悪化の原因について】

質問
財政悪化の原因について、どのように考えておられるのですか?

回答
財政悪化の原因ですが、市税などの収入減や、これまでの公共事業などでお金を使わざるを得ず、借金返済である地方債の償還が多額となったことがあげられます。
また、国の三位一体の改革などで、国から市に入ってくる収入が必ずしも増えないということがあります。

【財政悪化の責任について】

質問
財政悪化の大きな原因として、公共事業による借金が増えたことがあると思いますが、その責任をどのように考えておられるのですか?

回答
過去の公共事業については、その当時の執行部が、それが米子市に最善の道だとお考えになって、議会の承認も得られて執行されたものです。
そういう中で、基金が枯渇し、また、社会経済情勢の変化によって、税収も伸び悩み、国からの補助金もなかなかもらえないという状況になってきたわけです。
今、私どもが考えなければならないことは、過去をどうこうではなく、今後の市の運営をどうしていくかということだろうと思っております、
もちろん、今後の教訓にはしていかなければならないと思いますが、今の状況を前提として、今後どうやってこれを立て直していくか、という発想でいかなければいけないと思っております。

【三位一体の改革について】

質問
国の三位一体の改革により地方財政がますます苦しくならないように、国に対して改革の見直しを要望する考えはないのですか?

回答
国に対しては、全国市長会などを通じて要望していますが、国も借金を抱えており、なかなか地方交付税交付金などの手当ができない状況です。
このため、市としても、収入が増えない中で支出を増やすわけにいかず、どこでどうやって節約し、どうやって効率的な行政を行うか、というのがこれからの課題だと考えています。

【大型の公共事業について】

質問
財政悪化は、大型の公共事業に多額の税金を投入した結果だと思います。
その反省を基に、米子駅南北一体化や米子空港滑走路延長などは見直すべきではないでしょうか?

回答
過去に、公共事業で市の借金が増えたというのは、いろいろな建物、道路の整備など、中には国の政策に伴うものもございましたが、議会で議論していただいたうえで、実施されてきたものです。
なお、米子空港滑走路延長は、国や県の事業で実施される部分がほとんどです。
また、米子駅南北一体化は、今後の米子市の発展を考える場合に、駅によって米子の北と南が分断されているというのは、問題ではないかと思っております。バスの便などだけでなく、駅にエレベーターやエスカレーターをつけるとかは、今の施設の中ではできませんので、南北一体化をしていくなかでやっていくということもあるわけです。米子市の活性化のためには、すぐにはできないと思いますが、そういうことも検討していかなければならないと思っております。

【市民への影響・市民に求めることについて】

質問
「財政健全化プラン」を実行していくと、市民に対してどういう影響が及んでくるのか、また、市民に対してどういうことを求めているのですか?

回答
ひとつには業務の見直しがあります。事務事業の民間委託や外郭団体でやっていた施設管理の指定管理者制度への移行ということもそのひとつです。
それから、税などの収納対策の強化や、使用料手数料の見直しのなかで、値上げをさせていただく部分も出てくるかもしれません。
今の段階では、具体的なことが言えないところもありますが、これらの項目について検討させていただくということを説明したところです。
個々の項目について、具体的な案がでてくれば、市民の皆さんにも広報しながら進めていかなければならないと思っております。

【財政健全化への対応について】

質問
過去の反省から、今後どういう態度で財政健全化に臨もうとしているのですか?

回答
今、いろんな事業を進める場合に、事務事業評価というのを入れており、市の内部での評価にはなりますが、そういうのも徹底して、事業をやる場合にはきちんとした評価の中で、やっていく体制を作っていかなければならないと思っております。
こういう厳しい財政状況ですので、事業をやるということになってきますと、当然のことですが、それだけ厳しい判断の中でやっていかなければならないと思っております。

【目標値の設定について】

質問
「財政健全化プラン」は、まだ目標の数値の決まっていない、アイデア段階のものだと思いますが、目標の数値をある程度固めた段階で、また市民に説明していただけないだろうかと思います。

回答
今後の詰めを行なっていくうえで具体的な数値などの目標も出てくると思います。
最終的には赤字再建団体にならないように、また、赤字再建団体にならなくても、赤字財政を運営をしていくのは限度があると思いますので、そうならないような財政運営にしていきたいというのが基本目標です。
個々の事業の圧縮なり見直しによる財政効果というのは、当然考えていかなくてはなりませんが、それぞれの項目について、いろいろと出てくる段階でご説明をさせていただいたり、広報紙などの手段を使って、市民の皆さんにわかっていただくように説明していきたいと思っております。

今回、掲載したのは、「財政健全化プラン」全体に関するご質問とその回答です。
ご質問の多かった「保育所に関する問題」などについては、今後掲載する予定にしています。

リンク … 「保育所に関する質問など」

掲載日:2005年12月28日