”粘り強く。
人権について考えることを「当たり前」に。”
米子市人権問題企業連絡会は、企業の立場から人権問題の解決や啓発に取り組む組織です。現在市内69の企業によって構成され、企業の社会的責任として人権に対する理解を深めることで、「差別のない明るい職場づくり」や企業価値の向上をめざしています。
同連絡会の代表幹事を務める河津さんは、普段は米子信用金庫にお勤め。通算で20年近く人事に携わる中で、障がい者の雇用や、働きやすい環境づくりを考えながら、みんなが「働ける喜び」を感じられるよう努めてきました。
連絡会の事業の一環として人権問題研修会などを開催すると、昨今の働き方改革の影響もあってか、会員企業からは毎回たくさんの参加者があるそう。河津さんは、企業がさまざまなことを考え、変化しなければならないタイミングに来ていると感じています。
「同和問題、バリアフリー、パワハラなどといった問題に加え、近年ではLGBTなどの新しいキーワードも増え、『人権』という言葉の多様化を感じます」と語る河津さん。めまぐるしい時代の変化の中で、さまざまな課題もありますが、決して焦りは見せません。
「人権問題には明確なゴールはありません。粘り強く取り組み、企業や地域の理解を深める。人権について考えることを『当たり前』にしないといけない」と、人権について学び、考え続けることの必要性を示します。
関連リンク
… 米子市人権問題企業連絡会(米子市ホームページ)
掲載日:2019年7月19日