平成27年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果

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平成27年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果

平成27年4月から7月にかけて、小学校5年生と中学校2年生を対象に、文部科学省による「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」が実施されました。
この調査の米子市の結果の概要をお知らせします。

なお、平成27年度の本調査は、原則として対象学年の全児童生徒が対象であり、米子市では小学校23校、中学校11校が調査対象となりました。

平成27年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果(米子市の概要)

調査内容

児童生徒に対する調査
  • 実技に関する調査(新体力テストと同様、小・中学校ともに8種目)
  • 運動習慣、生活習慣、食習慣等に関する質問紙調査
学校に対する調査
  • 学校における体育、保健体育の指導及び特別活動等に関する質問紙調査

調査対象数

小学校5年生(23校)

1357人(男子673人、女子684人)

中学校2年生(11校)

1386人(男子756人、女子630人)

調査結果の特徴

実技調査
小学校5年生
  • 体力合計点は、男子、女子とも全国平均値をやや下回っています。

  • 種目別では、男子、女子ともに、20メートルシャトルランのみが全国平均値を上回っています。男女とも筋持久力に優れているといえます。一方、握力、上体起こし、長座体前屈、反復横とび、50メートル走、立ち幅跳び、ソフトボール投げは、男女とも全国平均値を下回っています。男女ともに柔軟性が大きな課題と言えます。

中学校2年生
  • 体力合計点は、男子、女子とも全国平均値を下回っています。

  • 種目別では、男子、女子ともに全ての種目において全国とほぼ同じか下回っています。全体的な体力・運動能力の育成が必要です。

質問紙調査
  • メディアとのかかわりについて
    「平日のゲームをする時間」「平日の携帯電話やスマートフォンの使用時間」について、小学校5年男女ともに、全国と比較して良好な傾向が見られる反面、中学校2年男女ともに、全国平均と比較して悪い傾向が見られました。

  • 家庭啓発について
    「家の人から積極的な運動のすすめ」について、小学校5年男女、中学校2年男女ともに、全国平均と比較しておおむね良好な傾向が見られました。

  • 体育・保健体育の授業について
    「体育・保健体育の授業で感じていること」について、小学校5年男女ともに、全国平均と比較して概ね良好な傾向が見られました。ただし、運動量の確保については課題が見られました。中学校2年おいては、全国平均とほぼ同じか低い傾向が見られました。

  • 体格
    小学校5年男女・中学校2年男女ともに、身長、体重が全国平均を下回っています。

調査結果をうけて

今回の調査で、本市の小学校5年生、中学校2年生の児童生徒の体力・運動能力、運動習慣等の状況は、体力合計点については全国平均と比較すると、やや低めの傾向が見られました。しかし、持久力の面では、力がついていることが分かりました。
児童・生徒質問紙調査では、メディアへの依存について、小学校5年生の段階においては全国平均と比較して良好な傾向が見られるものの、中学校2年生では悪い傾向が見られました。メディアへの依存と体力・運動能力には一定の相関関係があると言われています。体力・運動能力の向上に向けた課題の一つと言えます。また、例年同様、体位についても、小学校5年生男女、中学校2年生男女ともに、全国や鳥取県平均と比較して低い傾向が見られました。
本市では、今年度も引き続き米子市学校教育の指針に健康教育の充実を掲げ、児童生徒の体力の向上等に取り組んでいます。しかし、体力向上、運動習慣や生活習慣の定着は、学校だけでなく、家庭や地域社会と連携を図ることも大切です。
したがって、米子市教育委員会では、今後も、学校が家庭や関係機関と一体となって、体育の授業の改善、日常生活の中での運動習慣の確立、確かな生活習慣の定着など体力づくりや生活習慣の改善に取り組めるよう支援してまいります。

【資料】

リンク・新しいウィンドウで開きます 平成27年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果の米子市の概要についてPDF 320キロバイト)

掲載日:2016年5月20日