平成25年4月から7月にかけて、小学校5年生と中学校2年生を対象に、文部科学省による「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」が実施されました。
この調査の米子市の結果の概要をお知らせします。
なお、平成25年度の本調査は、原則として対象学年の全児童生徒が対象であり、米子市では小学校23校、中学校11校が調査対象となりました。
平成25年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果(米子市の概要)
調査内容
児童生徒に対する調査
- 実技に関する調査(新体力テストと同様、小・中学校ともに8種目)
- 運動習慣、生活習慣、食習慣等に関する質問紙調査
学校に対する調査
- 学校における体育、保健体育の指導及び特別活動等に関する質問紙調査
調査対象数
小学校5年生(23校)
1374人(男子679人、女子695人)
中学校2年生(11校)
1381人(男子694人、女子687人)
調査結果の特徴
実技調査
小学校5年生
中学校2年生
質問紙調査
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朝食を毎日食べる児童生徒の割合
小学校5年男女・中学校2年男女ともに、全国平均を上回っています。
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1日8時間以上睡眠する児童生徒の割合
全国平均を2.6から6.4パーセント上回っています。
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テレビを3時間以上見る児童生徒の割合
小学校5年男女は全国平均とほぼ同じですが、中学校2年男女は全国平均を約6.5パーセント上回っています。
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運動をほとんど毎日している児童生徒の割合
小学校5年男女・中学校2年男女ともに、全国平均を上回っています
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平日の運動時間
小学校5年男子は全ての時間について全国平均を上回っています。小学校5年女子は、放課後は大きく全国平均を上回っているものの、中休み、昼休み、下校後の時間は下回っています。中学校2年男女とも、朝始業前、昼休み、放課後ともに全国を下回っています。
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体格
小学校5年は、男女とも身長、体重ともに全国平均を下回っています。中学校2年男子は、身長、体重ともに全国平均を下回っていますが、女子は、身長は全国平均を下回り、体重は全国平均を上回っています。
調査結果をうけて
今回の調査で、本市の小学校5年、中学校2年の児童生徒の体力・運動能力、運動習慣等の状況は、体力合計点が全国平均と比較すると、やや低めの傾向が見られました。しかし、持久力の面では、力がついていることが分かります。また、朝食の有無や睡眠時間等の生活習慣の状況は、全国平均をやや上回る数値で、こうした状況は、過去2年間の調査と大きく変わりません。一方では、テレビの視聴時間が長いことや中学校2年の運動時間が全国と比較すると短くなっていることが分かります。
生活習慣と学力に深い関係があることが明らかになっていますが、今回の調査においては、生活習慣と体力に深い関係があることが明らかになってきました。そうした中で、本市の児童生徒には、確かな生活習慣が定着しつつある傾向が見られますが、依然として朝食のとり方やテレビの視聴時間などにおいて課題が見られ、今後生活習慣の改善へ向けた取組が必要です。
本市では、今年度も米子市学校教育の指針に健康教育の充実を掲げ、児童生徒の体力の向上等に取り組んでいます。しかし、体力向上、運動習慣や生活習慣の定着は、学校だけでなく、家庭や地域社会と連携を図ることも大切です。
今後の運動の動機付けを見てみると、「家族と一緒に出来たら」「先生や家族から勧められたら」の数値が高いことが分かります。米子市教育委員会では、今後も、学校が家庭や関係機関と一体となって、体育の授業の改善、日常生活の中での運動習慣の確立、確かな生活習慣の定着など体力づくりや生活習慣の改善に取り組めるよう支援してまいります。
【資料】
平成25年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果の米子市の概要について( 259キロバイト)