このワクチンの接種によって、子宮頸がんを起こしやすいタイプである発がん性ヒトパピローマウイルス(HPV)16型、18型の感染による子宮頸がんを予防することが期待されます。
子宮頸がんに対してできることは、子宮頸がん予防ワクチンの接種と子宮頸がん検診の受診の2つです。20歳になったら、子宮頸がんを早期発見するため、子宮頸がん検診を定期的に受けることが重要です。
子宮頸がん予防ワクチンの国内臨床試験でみられた副反応は、注射部位の症状(痛み、赤み、腫れなど)、全身性の症状(疲労、頭痛、胃腸症状、発熱、発疹)などです。
ただし、非常にまれですが、次のような副反応が報告されています。
- 呼吸困難、じんましんなどを症状とする重いアレルギー(アナフィラキシー)
- 手足の力が入りにくいなどの症状(ギラン・バレー症候群)
- 頭痛、嘔吐、意識の低下などの症状(急性散在性脳脊髄炎(ADEM))等
このような症状が認められたり、疑われた場合は、すぐに医師に申し出てください。
【参考資料】
小学校6年生~高校1年生相当の女の子と保護者の方へ大切なお知らせ(厚生労働省)
リーフレット(概要版) (
3222キロバイト)
リーフレット(詳細版) (
4380キロバイト)
HPVワクチンを受けたお子様と保護者の方へ(厚生労働省)
リーフレット(受けた後版) (
1298キロバイト)
掲載日:2020年12月1日