タンデム自転車乗り方講習会に参加しました

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タンデム自転車乗り方講習会に参加しました

平成29年12月2日(土曜日)に米子サン・アビリティーズで開催された『タンデム自転車で走ろう!乗り方講習会』(主催:鳥取県障がい者スポーツ協会)の様子を紹介します。

タンデム自転車とは

タンデムとは、複数人が前後に並んで乗り同時に駆動することができる自転車で、英語で「座席が前後に二つ並んだ」という意味です。複数のサドルとペダルを装備しており、通常の自転車より重く車長も長いため小回りが効かず、その反面スピードが出やすいなどの特性があります。
また、パラリンピック正式種目である自転車競技(パラサイクリング)のクラス分けの1つでもあります。一人では自転車に乗ることが難しい障がいのあるかたも、風を切って進むサイクリングの爽快感を楽しむことができます。

タンデム自転車の前席に大人、後席にアイマスクをした子供が乗っています
これがタンデム自転車。子供も乗ることができます。

実際に乗ってみよう

ルールでは、前部座席に健常の選手(パイロット)、後部座席に視覚障害の選手が乗ることとなっています。講習会では、前部座席と後部座席の両方を体験していきます。

まず前部座席から…

前部座席は比較的バランスは取りやすいのですが、後部座席のかたへの配慮が必要になります。特に発進、停止、曲がるときは声かけが必要です。
タンデム自転車の前席に大人、後席にアイマスクをした大人が乗っています

次に後部座席を体験

後部座席でアイマスクを着用して乗ると想像以上に恐怖感があり、ハンドルを持つ手に不要な力が入ってしまいます。そうするとバランスが保つことが難しいのですが、何度か練習をしてみると、同乗のかたと少しずつ呼吸が合ってきて、上手くコーナーを曲がれた時はとても充実感がありました。

タンデム自転車の後席にアイマスクをした大人が乗っているようす
後部座席を体験する際はアイマスクを着用します。
タンデム自転車を実際にこいでいるようす
乗れました!鳥取県障がい者スポーツ協会のかたによると、タンデムは2人のコミュニケーションがとても大切なのだそうです。

タンデム自転車のほかにも、卓球バレーやボッチャを体験することができました。どちらも障がいの有無に関係なく参加しやすいスポーツなので、みんなで楽しむことができます。この講習会は来年も開催予定とのことですので、興味のあるかたはぜひ参加してみてはいかがでしょうか。

掲載日:2017年12月21日