美術・工芸

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美術・工芸

やがて心の声が聞こえる

幾多の時代と人の手を経て、連綿と継承される伝統工芸があります。
ただ一人の作者によって、見事に完成された美術品があります。

それは、この地でなければ生まれなかった技巧であり、この地でなければ観賞できない貴重な秀作です。
米子市では、これら伝統工芸・美術品の保存・伝承・展示施設を充実させるほか、新しい芸術的イベントにも力を注いでいます。

米子市美術館

巡回展や企画展をはじめ、市民に開かれた美術館として、郷土で活動するアマチュア展なども精力的に開催されています。
所蔵品には郷土ゆかりの作家をはじめ、前田寛治の洋画、棟方志功、横尾忠則の版画、植田正治の写真など、多数の名作を所蔵しています。

JR米子駅から車で約3分、駐車場あり。

リンク(新しいウィンドウで開きます) … 米子市美術館

米子彫刻シンポジウム・彫刻ロード

国内外の彫刻家を招いて、隔年で開催される「彫刻シンポジウム」。
1ヵ月以上の期間を費やして、制作過程を公開する斬新なイベントが行われます。期間中には彫刻教室も行われ、彫刻家とのふれあいも。

完成作品は、文化ホール前から加茂川沿いの遊歩道「彫刻ロード」に設置され、人々の感性を刺激しています。

リンク(新しいウィンドウで開きます) … 米子彫刻シンポジウム

「彫刻ロード」をめぐり、旧加茂川沿いの米子下町をたどるコースは、「米子下町と彫刻ロードをたどるみち」として、「美しい日本の歩きたくなるみち500選」のひとつに選ばれています。

リンク(新しいウィンドウで開きます) … 米子彫刻ロード

和傘伝承館

淀江傘の歴史は古く、文政4年(1821年)に倉吉から淀江に来た倉吉屋周蔵が傘屋をひらいたことによるといわれています。
昔は西日本有数の和傘の産地でもあり、日野川の流砂が堆積した砂丘に数千本の傘を一度に干す風景も見られました。
現在は、「淀江傘伝承の会」の皆さんによって和傘伝承館でその工程が実演され、ギフト用に販売もされています。

休館日:日曜日、月曜日、祝日
米子駅から車で20分
淀江駅より徒歩約5分

連絡先:(0859)56-6176

 

アジア博物館・井上靖記念館

壮大なアジア大陸文化の粋を集めた博物館と、郷土ゆかりの文豪・井上靖氏の記念館を併設。世界最高峰といわる17・18世紀のペルシャ錦や、ゲルと呼ばれるモンゴル遊牧民の住居など、世界的にも貴重なコレクションは見ごたえ十分です。

休館日:なし
米子駅から車で約25分、駐車場あり

連絡先:(0859)25-1251

法勝寺焼 皆生窯ほっしょうじやき かいけがま

江戸時代より受け継がれる法勝寺焼は、皆生海岸の白砂や日野川の砂鉄、さらには近郷の赤土などを、粘土や釉薬に混ぜ込んで焼く独特の陶器。
しっくりと肌に馴染む温もりある風合いが、色合いも形も表情豊かに作り手の心を映しています。

休み:不定休
米子駅から車で約20分

連絡先:(0859)33-2826

弓浜絣ゆみはまかすり

綿作り・木綿作りがさかんに行われていた弓ヶ浜地域で、江戸時代に始まった素朴で美しい紋様が特徴の伝統工芸。
すぐれたその技巧は、鳥取県の無形文化財に指定されています。

休館日:土曜日・日曜日・祝日・年末年始
JR境線中浜駅から徒歩約10分

連絡先:(0859)45-0926

是楽暮舎コラボシャ

地元でさまざまな創作活動を行っているアーティスト集団「風」がここを拠点に、自主運営で作品の展示販売を行っています。

染織、ガラス、木工、詩絵、造形…。
遊び心あふれ、暮らしの傍らに置きたい作品ばかり。
土曜・日曜には、出展作家たちに出会えます。

JR米子駅から車で約7分。有料駐車場あり。

連絡先:(0859)22-7602(長田茶店)

掲載日:2011年3月27日