日野川の清らかな水や流域の自然環境を守り、後世へと伝えていくための基本理念となる「日野川流域憲章」。 住民の皆様から多くの意見が寄せられ、それらをもとに水道局も一員として参加した日野川流域憲章制定実行委員会にて検討を重ね、このたび憲章制定の運びとなりました。 これを契機に多くの地域住民の皆さんに日野川流域へ目を向けていただき、今後の流域を中心とした活発な活動につなげていく事や、河川愛護・自然愛護の醸成を目的として制定記念式典・関連イベントが実施されました。
平成20年8月23日(土曜日)西伯郡伯耆町宇代「鬼の館」をメイン会場として開催されました。
午前10時~11時30分 伯耆町宇代「鬼の館」多目的ホール はじめに、主催者を代表して大山・日野川・中海学協会副会長秦野一憲さんのごあいさつがありました。
次に、日野川流域憲章制定までの経過報告を実行委員会のメンバーでもある米子市水道局長田中通雄がご説明しました。
続いて、上流域から日南町立日野上小学校、中流域から伯耆町立岸本小学校、下流域から日吉津村立日吉津小学校の児童たちが、総合学習などで学んだ日野川についての活動報告や思いなどを発表しました。 日野川に棲む生物の観察や、河川の汚染状況やゴミ回収の取り組み、先人が開拓した用水の歴史や散策でわかった地元の特色など、三校の皆さんそれぞれに流域の特色を生かした学習に取り組まれている様子がよく伝わる、とても有意義な学習発表となりました。 来場された皆さんも熱心に聞いておられました。
そして、意見発表を行った小学生全員で「日野川流域憲章」を朗読しました。 最後に、伯耆町立岸本中学校生徒が「モルダウの流れ」を合唱して、日野川流域憲章制定記念式典は成功裡に終了しました。
午前9時30分~午後1時 伯耆町宇代「鬼の館」ホワイエ内 水をテーマにした展示企画として、日野川流域でペットボトル水を製造・販売しているサントリー天然水、江府町、コカ・コーラウエスト大山プロダクツ、大山町、米子市水道局協賛による日野川流域産のペットボトル水5本セット(下の表を参照)を先着100名様に無料配布しました。 地元名水の飲み比べができる、と来場された方からご好評をいただきました。 こころよくご提供いただいた皆さんに、改めて厚くお礼申しあげます。
鬼の館ホワイエでは流域の市町村から菓子・おこわ・そばなど流域特産品の展示販売コーナーも出店するなど、多くの来場者で賑わいました。 会場の近くを流れる日野川(伯耆町溝口)鬼守橋下の河川敷では、小学生達が日野川の水質調査(パックテスト)や水生生物調査を行ない、講師の方から日野川に棲む魚・エビ・カニなどついて説明を受けました。
また、日野川漁協さんらの協力で鮎のつかみ捕りも行ないました。 すばしっこく、元気よく泳ぎ回る鮎をつかみ捕るのはケッコウむずかしく、参加した小中学生の皆さんから歓声があがりました。
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