市長定例会見(平成17年1月5日)

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市長定例会見(平成17年1月5日)

合併前の旧米子市長の定例会見です。

 平成17年1月5日(水曜日)

 市長から

 質疑

 市長:

明けましておめでとうございます。
まず、日程関係からいきますと、「500万人トーチランin米子」というのがあるんですけども、たしか昨年の11月だったかと思うんですけども、細川元首相の奥さんの佳代子さんが(NPO法人スペシャルオリンピックス日本の)理事長をしておられまして、こちらにも来られて、経済界のかたがた、福祉の関係のかたなんかとお話しになられて、こういうのやったらどうだという話がありまして、米子市でも1月の16日にやることになったものです。私も(隋走者として)参加というか、加わろうかなとは思っているところです。
あと、日程関係では、消防の出初め式とか、いろいろありますけども、皆さんご承知のところだと思いますので、もし何かご質問等がありましたら、聞いていただければと思います。

(注)「500万人トーチラン」…
平成17年(2005年)2月に長野県で開催される「スペシャルオリンピックス冬季世界大会」に向けたイベントで、障害のある人たちとボランティアが参加し、全国各地の市町村で約5か月にわたり実施されます。

それで、私も一応3月30日までは市長だということですんで、それまでのことについて自分の気持ち等をお話しさせてもらいたいと思うんですけども、ことしもあと、私、市長としては3か月弱ですけれども、まず取り組まなきゃいかんと思ってますのは合併を円滑に新市に移行できるように準備を進めるということが一番大きな課題だろうと思っております。事務的にはいろいろ詰めているところですけれども、いろいろ調整もございますんで、新しい米子市に円滑に移行できるように努めたいということでございます。
それと、予算等で手がけたこともありますんで、例えば次世代育成行動計画ですとか、地域福祉計画なんかは来年度にもかかることですけども、介護保険なんかも来年度にかかることですけども、そういうのの道筋はきちんとつけておきたいと思っているところです。
やっぱり一番大きな課題というのは新市への円滑な移行ということだと思ってます。それとあと3か月の任期の中で、今までやったことの一応の区切りはつけておくということだと思ってます。とりあえずそういうところです。

中海の堤防開削

 記者:
去年の年末にさかのぼるんですけれど、例の中海諸問題について両県の知事がトップ会談されました。それでいくつか合意点はあったわけですけれども、中でやっぱり大きいと思うのが堤防開削問題だと思います。両県知事の会談で合意されたのは、2つの大きい堤防のうち、森山の堤防を一部カットしようと、そういうことで中海(に関する)協議会に両県、臨もうという合意がありました。一方で、境港市もそうですけれども、米子市、従来、その2つの堤防を開削すべきだという立場で来たわけですけれども、その合意は2つの堤防をカットするんじゃなくて1つだという、両県のレベルでは一定合意に達したと。それについて、これまでの米子の立場とぴったりではない内容になってますので、そこの点について市長としてはどういう受けとめをしておられて、例えば県にその点についての説明を求めるとか、そういったお考えはないのかどうかを伺いたいんですけど。

 市長:
米子にとって中海の関連でいきますと、やっぱり水質浄化の話と治水だろうと思うんですね。それで、堤防の問題に関連しては、開削という方向は一応示されたわけですんで、そのへんは前進だと思ってます。それで、私どもとしましては、森山と大海崎、両堤防を開削してほしいという立場だったわけですけれども、今後、中海(に関する)協議会でどういう話になるのか、またそのほか中海関係のいろんな協議会とか、そういうのもありますんで、そういう中でどういう話し合いになるのか、また議会の対応というか、議会ともよく協議して、その動向を見定めた上で米子市としての対応は決めていきたいというふうに思っているところです。

 記者:
中海(に関する)協議会、おそらく1月なり、あるいはちょっとよくわかりませんけども2月にも開かれるかもしれませんね。その可能性は強いと思いますけれど、それ以前に県に説明を求めてもいいんじゃないかなという気がするんですけれども。

 市長:
(鳥取)県からは去年の暮れだったと思うんですけども、企画部長と農林水産部長が来られて、(市)議会のほうも、議長、副議長も含めて一応説明は聞いたんですけれども、こちらの懸念というか、もちろん治水の問題、それから水質浄化の問題というのはあるわけなんで、こちらの懸念というのは伝えてあります。
それで今後、これ両県の話ももちろんあるわけですし、ほかの近隣の市町村というか、境港市とか、そういうとこもあるわけですんで、そのへんともよく調整してこれからの対応は考えていかないかんだろうと思ってますし、具体的にどういう影響が出てくるのか、どういう効果があるのか、そのへんもまたいろんなデータも必要でしょうし、そういうのも踏まえ、議会ともよく相談して対応を考えていきたいと思っているところです。

 記者:
今の(鳥取)県からの説明というのは、知事会談の後ですか?

 市長:
後です。もちろん後ですね。

 記者:
要するにこういう会談結果だったという説明を?

 市長:
そういうことですね、会談の説明ですね。

 記者:
それに対して、確認ですけれども、市としては治水上、水質上の懸念があるということを伝えられたんですか?

 市長:
そうですね。本当に大丈夫なのかということですね。それから治水の問題もそうですけども。4点セットということで、堤防の開削、中浦水門、漁業秩序、もう1つありましたね。

 記者:
大橋川拡幅。

 市長:
大橋川ですな。そのへんのあれで、大橋川の拡幅が本当に治水上大丈夫なのかという問題はもちろんあるわけですし。

 記者:
トップ会談の前には、何の連絡もなしですか、県から?

 市長:
県からはありません。あれは、要はまだ交渉に入られる前ですからね、私どもの気持ちというのはもうご存じだったと思いますし、そういうのを踏まえた上で対応を考えられたんだろうと思いますけどね。

 記者:
国のほうは今の農林水産省の案で森山(提)を何10メートルか切って、大海崎(提)のほうは承水堤の土手をなくすので、あの150メートルの今の承水路の出口が開削とほぼ、150メートルもの開削と同じような流れになるので、大海崎(提)のほうはそれで開削のかわりになるという意見も言っているですけども、市のほうとして、そのへんの何か内容的に。

 市長:
ですから、本当にそれで大丈夫なのか。

 記者:
それは市で検討してらっしゃるんですか?それとも。

 市長:
うちでデータ集めたり、そういうこともちろんできませんので、私どもとしてはやはり大海崎(提)を開いていただきたいという気持ちはあるわけですんで、それらに対して本当にそれで大丈夫なのかということですよね。水質の問題、それから治水の問題含めてですね。

 記者:
しつこいようですけど、今も大海崎(提)も開いてほしいという立場には変わりはないわけですか?

 市長:
そうですね。変わりはないというか、もちろん今までずっとそう言ってきたわけですから、本当大丈夫なのかというあれはあるわけですからね。

 記者:
森山(提)は一番効果的な長さでという島根県側の意向があって、数10メートルという範囲で一応検討されてますよね、今のところ。だから合意の中でもきちんとした長さはないんですけど、数10メートルだろうというのが島根県側の考えかた、それでほぼ鳥取県もいいでしょうねという話になってるようですけど、米子市としては、例えばもっと広く、どうせ切るんなら切ったほうがいいんじゃないかとかっていうような、そういうご意見というのはありますか?

 市長:
ですから、今後具体的にどういう話になってくるのか、それから本当にさっき言った治水とか水質浄化の面でどういう影響があるのか、そういうのもちゃんとデータも出してもらって、それで関係市町村とか、境港市が主ですけども、なんかとも協議しながら、市議会とも相談しながら対応を進めていきたいというふうに思っております。

 記者:
それはどこに持っていくんですか?県ですか?

 市長:
県でしょうね、最終的には。もちろん国土交通省とか農林水産省に対する働きかけというのもあり得るとは思いますけどね。中海に関する協議会って4者でやっておられますんで、島根県とは主として(鳥取)県がやっていただいてますし、それから各省については私どもももちろんご説明聞いたりもしてますし、もちろん接触もありますので、そういうところに対しては私どもももちろん要望していくこともあり得ると思いますけどね。

 記者:
ご自身として今までずっといろいろと話はあってるわけですけれども、今の農水省案というか、両県合意案について、これはどう評価されますか?

 市長:
実際、今後どう進展するのかわかりませんし、本当に中海(に関する)協議会で話がどうなるかわかりませんし、それから、どういう影響があるかわかりませんし、そういうもうちょっとデータを集めて、皆さんの対応等も考えながら、やっぱり検討していかなきゃいかんことだと思ってます。

 記者:
例えば米子市は開削ということでずっと言っておられたわけですんで、例えば50メートルとか、広く開削したほうが効果があるというふうに思われるんだったら、例えばうち(市)がいくらか負担してでもみたいなことを言って手を挙げられてもいいのかなというような、ちょっとそんな気もしてるんですけど、最近。

 市長:
データなんかもよく見た上でないと、今の予算絡みの話というのはあるわけですからね、今後、協議の進展とか、それからどういうデータが出てくるのか、そういうのも見きわめた上で、関係者、主として境港市とか鳥取県とか、それからもちろん米子市議会もあるわけですけど、そういうところとよく相談して対応していきたいと思っているところです。

 記者:
市議会はやっぱり大橋川の拡幅には反対だというような何か雰囲気もあるように伝わってきてますけども、相変わらず。

 市長:
そこは、やはり、もちろん米子にとっては治水の問題が大事な問題ですんで、大橋川の拡幅に関しては。だからそのへんがどうなるかということもやっぱり見きわめなきゃいかんでしょうね。

 記者:
国交省が説明に来られましたよね。あの後、多分レクチャーも聞かれてるわけですけど、あの案はどうでしたか。説明というか、要するに大丈夫だという、3点セットだったら水位は今までよりも5センチ下がると言いましたよね、農水省はね、前の拡幅よりも。その辺の判断というか、そのへんはどう?

 市長:
ちょっとよく分析してみないと、それからまた本当にそうなのかどうか、よく検証して、かつまた皆さんとも協議して、どういう対応があり得るのか、考えていかなきゃいかんと思ってるんですけど。

 記者:
ただ、地元として何か物を言っていかないと、要するにもう合意をしてるわけですから、県の協議で。

 市長:
いや、合意というよりも、基本的認識ということでしょう、あれは。ですからまだ私は最終的に、方向は1つ。

 記者:
要するに方向として大橋川の拡幅がこれで認める方向にいたしますという内容になるわけですよね、さくっという言いかたをすれば。その中でやっぱし今までもちょっと地元のいわゆる、何ていうんですかね、下流の最も影響を持つ、及ぶと思われる米子と境港というのが、やっぱしきちんと自分たちの考えを言っていかないと、今のままでいっちゃうわけでしょう、そのへん。

 市長:
そのへんはよく協議して対応を決めていきたいと思いますけどね。

 記者:
ただ、松江、上流部の洪水調整という話からすると、あながち反対だけもしていけないんじゃないかというような気持ちもありますよね。そのあたりで、いつまでもずるずると引っ張ってるわけにもならないんじゃないかなという話も出てるわけですよね。要するに早く米子や境港に態度を決めてほしいというような話もあるんですけども、それはやっぱり合併まで、合併した後とか。

 市長:
いや、もちろん合併までにいろんな動きが出てくれば、それは米子市長としても対応を考えていかないかんと思いますけどね。それは当然ですけど。

 記者:
お正月とかですから、議会とも特に意見交換なさったりとかいうことはないし、まだ議会のほうは説明を受けてないですかね、国交省の。

 市長:
国土交通省のあれ(説明)には(市議会は)行っておられない、行かなかった。

 記者:
議会が行かなかったんですよね、蹴ったんですよね、結局は。だから早く議会も説明を受けて、お互い内部では今の話をされないと、いたずらに時間だけ過ぎるのかもしれませんね。

 市長:
議会もそういう意識はおありだろうとは思いますけどね、さっきおっしゃったような段取りで、つまり1月か2月か、中海(に関する)協議会ということもあるでしょうからね。

行財政改革

 記者:
一番最初に合併まで、3月31日までにやっとかないかんという話があったんですけれど、行財政改革絡みで、来年度に財政再建プランをつくることになりますよね。そこでいろんなメニューが取り組まれてるんですけれども、それに向けた準備、例えば事務量調査だとか。そのへんは今どうなってますか?順調にいっとるんですか?

 市長:
事務量調査は、年内いっぱいにできなくて、若干ずれ込む可能性はあるという話は聞いてますけどね、鋭意やってもらってるところです。それから先の話になりますけども、18年からは「指定管理者制度」も導入することになってますんで、それの準備も今やってるところですよね。枠組みは今年度じゅうに決めてしまいたいということで、来年度から実際のどういうのを対象にするとか、どういうかたちでやるのかというのを来年度やることになってますんで、そういうのも踏まえて。
それから財政再建プランとおっしゃったんですけど、一応合併後の財政計画というのは立てたわけですよね、(米子市・淀江町)合併協議会のほうで出してもらって。それから今、国の動向なんかが、もちろん三位一体(改革)も来年も続くわけですし、どういうかたちになってくるのかわからない段階なんで、そういうのを踏まえて、議会でも言いましたけども、私の気持ちとしては今年度、来年度、再来年度ぐらいまでに集中的に行財政改革やって、5年ぐらいをめどにきちんとした財政基盤にのれるという体制をつくりたいと思ってますんで、今年度といえば指定管理者の枠組みが決まるわけだし、それから事務量調査も出ますんで、それは来年度にかけて、そういうのも踏まえて、新市の予算を新しい市長がやらなきゃいかんわけですけども、そういう中で具体的に肉づけをされていくと思ってますけどね。

(注)指定管理者制度…
従来の「公の施設」の管理運営については、公共性の確保の観点から、地方自治法により公共団体等に限られていました(管理委託制度)。しかし、平成15年9月、地方自治法の一部を改正する法律が施行され、「公の施設」の管理運営について民間事業者、NPO法人などを含めた幅広い団体が管理を代行することのできる「指定管理者制度」が設けられました。これにより、平成18年9月1日までに管理委託している全ての「公の施設」について、「直営」もしくは「指定管理者制度」に移行することになりました。

 記者:
スケジュール自体に変更はないわけですね?

 市長:
変更ないというか、私の気持ちとしてはそうですけれども。

 記者:
財政再建プランは要するに17年度につくるんだというスケジュールだったと思うんですけれど、それは変わらんのですか?

 市長:
どういうかたちだかはあれですけれども、一応財政立て直し元年ということで今年度を位置づけて、それで17年度、18年ぐらいを集中的にやろうと。それで5年ぐらいできちっとしたかたちにしようというスケジュールにはもちろん、私としては変わりありません。

 記者:
指定管理者の関係なんですけど、まだ本年度以降もいろいろと検討を続けられると思うんですが、具体的に何をどういうふうにというようなところにも入ってきてるんでしょうかね、もう既に?

 市長:
いや、一応今の段取りでは、今年度中に枠組みというか、条例を3月議会にでも出させてもらえたらと思ってますけどね、一応枠組みはつくって、米子市の制度的なものをつくって、それで17年度にどういうものを対象にしていくのか、またどういうかたちで、仮に指定管理者にかけるんであればどういうかたちでかけるのか、そういう詰めをやって、17年度中にそういうのをすべてやって、18年度から実施するというスケジュールで考えてます。

 記者:
3月には、その指定管理者についての条例ですとか、そういったものは一応出てくるわけですか?

 市長:
一応そのつもりで今作業してますけどね、どうしても16年度中にやってしまわなきゃいかんというものでもありませんので、場合によっては、ずれ込む可能性もありますけども、今のところは鋭意16年度中にやってしまおうということで作業させてますけど。

 記者:
ほかにご質問はありませんでしょうか?ないようでしたら、定例会見は終了します。

 市長
ありがとうございました。

(かっこ内) については、市民参画課で補足しています。

掲載日:2005年1月5日