市長定例会見(平成17年2月15日)

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市長定例会見(平成17年2月15日)

合併前の旧米子市長の定例会見です。

 平成17年2月15日(火曜日)

 市長から

 質疑

 市長:

まず日程関係ですけども、前回の(記者会見)2月1日以降でいきますと、2月8日に徳島県の阿南市長の岩浅さんが来られまして、防災の相互支援、応援協定を結ぼうという話があって、今、事務的に詰めさせてもらってて、5月ぐらいには最終的に調印しようかという段取りになってきてます。
それから、2月9日に奈良美智展、2月10日から(米子市美術館で)一般公開されてますけど、私も開会式、開会レセプションに出席させていただいて、非常に温かみのある作品であると思って私も感心したんですけども、ああいうかたち(回顧展形式)での展覧会ができたというのは私も非常にうれしく思っているところです。
昨日(2月14日)は最終の合併協議会がありまして、一応あれが締めということで、取材していただいたかたもおられましたけれども。
今後の日程ですけれども、あさって(2月17日)、中部国際空港就航記念式典という、名古屋便が2便になりますんで、17日に、その式典がございます。
それから19日、土曜日ですけども、緑の基本計画策定シンポジウムというのをやることにしております。
それから、ご承知のように3月2日から3月議会が始まるということです。
名古屋便の2便化ですけれども、福岡便が明日(2月16日)でなくなるということなんですけれども、名古屋便が2便化することによって、今、経済状況も非常にいい中部との関係がより深まるんじゃないかということで、非常に期待しているところです。米子市も、まだ最終的に決まってませんけれども、応分の支援をさせていただきたいと思っているところです。
それから、緑の基本計画のシンポジウムを19日にやるわけですけども、これは平成15年度から16年度にかけて業務委託をして作成してきたものなんですけれども、平成15年度に3,000部を配布したアンケート調査をやりまして、それから策定委員会というのをつくっておりまして、これは(鳥取)環境大学の副学長の野田さんが座長ですけれども、11人の策定委員の中に、市民代表6人、そのうち3人は公募というかたちで3回開催しまして、その中でいろいろ検討していただいてます。それから市民委員によるワーキング会議も3回開催したということです。それで2月19日にシンポジウムを開いて、まだ案の段階ですけれども、市民の皆さんにもお示しして、それでご意見等があればそういうのも反映して、最終的には本年度末に確定させたいと思っているとこです。住民の皆さんに最も身近な市町村が中・長期的な観点に立って、都市の緑地の保全と緑化推進に関する計画ということです。米子も、これからもやっぱり緑を増やしていかなきゃいけないと思いますんで、これ非常に長期的な計画でして、平成32年までの計画ということなんですけれども、計画が策定されたら、それに沿って緑地の保全ですとか緑化推進に努めていきたいというふうに思っているところです。この緑の基本計画というのは上位計画がありまして、総合計画とか都市計画マスタープランというのがあるわけですけども、今度、淀江町との合併によって総合計画ももういっぺんつくり直さないといけませんし、都市計画マスタープランも見直すということになると思うんですけども、この緑の基本計画も総合計画、都市計画マスタープランが新しいものができれば、それに沿ってまた見直しをかけるということはしなきゃいけないと思うんですけど、そういうものに沿って種々、米子市でも緑化の推進を、緑地の保全に努めていきたいというふうに考えています。
とりあえずそれだけです、私のほうからは。

空路名古屋便増便

 記者:
緑の基本計画は、何らか資料をいただけませんか。

 市長:
それで、今日配ろうかと思ってたんですが、これ、実を言うと、まだできてないんだそうですよ、19日に間に合わせるようにつくってまして、明日かあさってぐらいには届くというんで、来次第、記者クラブにもお配りします。これは19日のシンポジウムに配るための資料なんですけども、皆さんにお配りするだけ用意ができてないというんで。

 記者:
ちょっと話変わりますけど、名古屋の関係で、式典があるわけですけれど、その増便を生かしてどう活用するかという意味で、市の方針といいますか、そういう意味では何かお考えになってませんか?

 市長:
ひとつは経済面ですね。それから米子の場合、今、ソウルに飛べば国際便も利用できるわけですけども、名古屋(中部国際空港)もハブ空港ということですんで、国際的にも名古屋経由で米子に入っていただく、また米子から名古屋経由で行っていただくというのはあるだろうと思ってます。それから経済関係とか、今後観光面なんかも東京が5便化されたことによって、東京からの誘客というのもいろいろ対策考えているんですけども、今後は名古屋もやっぱり考えていかなきゃいかんだろうと思っているところです。当面は(愛知)万博が名古屋でありますんで、どっちかというと、こちらから行くというのが多いかなとも思うんですけれども、将来的には名古屋からこっちに来てもらうことも考えないけませんし、経済状況なんかも中部地域というのは非常にいいと聞いてますんで、そういう経済関係でも緊密な関係ができればと思ってます。県も何か今、中部地域に事務所を構えることも検討されているようなんで、そういうのも活用させていただいて、県とも協力しながら、そういう関係もつくっていきたいと思っているところです。

 記者:
こっちに来てもらうというのでないと、あんまり経済効果ということにならんのじゃないですかね。それで、将来的にということじゃなくて、早くにでもされてもいいんではないかと思うんですけどね、何かキャンペーンとか。

 市長:
観光キャンペーンなんかも考えないかんと思うんですけども、当面、米子など、この地域の宣伝のパンフレットとか、それから米子地域をANAの関係の雑誌に載せてもらうとか、そういうことは考え、検討しているところです。

 記者:
何か観光協会さんなんか、モニターツアーなんかされたりしとったもんで、向こうがやることだって言われりゃそうなのかもしれないですけど、米子市さんとして何か考えられたほうがいいのかなという気がするんですけど。

 市長:
観光協会(米子市観光協会)と協力しながらですよね。観光協会も私が今、会長ですけれども、米子市と非常に密接な関係にありますんで、観光協会のネットワークとか、そういうものを使いながらということだと思うんですけども。

 記者:
応分の支援というのは、例えばどんなことなんですか、米子市の?

 市長:
今言った啓発活動ですね、米子の宣伝だとか、この便の啓発活動に対する支援というようなのもありますし、それから当面、赤字が予想されるというんで、それに対する支援というのはやっぱり考えないかんだろうということです。具体的には実を言うとまだ完全に詰まり切ってないんで、金額とか、そのへんはまだお示しする段階じゃないんですけども、県の腹案みたいなものはあるようですけどね。ただ、まだ最終的に米子市としてどれぐらい支援するかというのは、金額等はまだ決まっていません。

 記者:
赤字は何か補てんするとか、そういうあれはあるんですか、就航に当たって?

 市長:
あるんですよ。大体どこでもそういうことをやっておられるようですね。名古屋便なんかも当初、ここにも福岡便があったわけですけども、今度名古屋便一本になるわけですけども、あれも当初、ちょっと今、具体的な数字持ってませんけども、当初はやってたようですね。

 記者:
じゃ今回の名古屋便についてもするということなんですね、そういう赤字補てんを?

 市長:
ええ。ただ、永久にやるというんじゃなくて、当初の立ち上げのときにやるとか、そういう基準があるはずなんで、そういうのに沿って、どれぐらいな赤字が出ると見込まれるかというようなことも勘案しての話になるんですけどね。

 記者:
逆に福岡便廃止でのデメリットというか、市にとっては?

 市長:
福岡というか、九州地域も米子にとっては大事な地域だったんで、正直言って残念なことだとは思うんですけれども、ただ、ANAの戦略の中で、もちろん経営がどうなるかということもあると思うんですけども、福岡まで、中日本エアライン(現:エアーセントラル)のときには飛んでもらってたんですけどね、名古屋から中日本エアラインのときは米子に来て、福岡へ行って、福岡から米子に帰って、また行くと。両方とも、ですから1便しかなかったわけですね。それをやっぱり2便化することによって、相乗効果というか、そういう面もあるだろうというご判断のようでして、会社の方針というか、そういう経営戦略みたいなものがあるでしょうから、私どもは残してほしいということは言ってたんですけども、最終的には名古屋(便)を2便にするということで決定されたということです。

 記者:
一応、今年は万博もありますので観光需要があると思うんですけども、来年度以降についての需要見通しとか、そういうのはどうでしょうか?

 市長:
今、ここに手元に持ってませんけれども、当然のことですけども、ANAの飛行機として飛ばされるわけですよね。そういう中で、ANA自身はいろいろと立てておられると思うんですけどね。

 記者:
市としてはどう思ってらっしゃいますか?

 市長:
増やしていきたいと思いますね、できるだけね。採算ラインが多分60パーセントとか何かあるだろうと思うんですけども、それ以上のやっぱり(路線を)維持できるような経済関係、観光関係は築いていかないかんだろうと思ってますけど。これは行政、県市、それからANA、観光協会と、みんなが協力しなければ。それから空港懇話会(米子空港利用促進懇話会)なんかもありますんでね、そういうのでみんなで協力しながら、方策を考えていかないかんだろうと思ってます。

 記者:
それで、こちらの企業か何かが中部に本社のあるような企業さんなんかだったら利用されると思うんですけれども、そういう法人需要というのがあんまり期待できないんではないかと思うんですが、どうですか?観光面にかなり立脚してる。

 市長:
ちょっとそのへんは、できるだけとは思いますけどね。例えば自動車関係なんかでも、ここは鉄鋼なんかで結構熱処理とか、そういうあれ(技術)も持っておられますんで、そういうところの利用とか、ここの地元の企業との結びつきというのができてくればいいだろうと思うんですけどね。

 記者:
ただ、これからですね?

 市長:
そうですね。ANAのほうも2便飛ばしていただくという決断をしてもらったということは、やっぱり今後の将来設定なんか見込んでおられるだろうと思いますし、私どももそういうところはお手伝いさせていただけるとこは、お手伝いして、この路線というのはぜひとも維持して、将来的には増便でもしてもらえば、もっとありがたいんですけどね。というような方向に持っていきたいと思いますけど。

 記者:
事によったら、その1便に乗ってたものが2つに分かれて搭乗率が下がるだけというような可能性も、なしではないですよね?

 市長:
いや、それはないんじゃないですかね。逆に、ちょっと今、タイムテーブル持ってきませんでしたけれども、日帰りができるようになるんですよね、午後の会議に出て、夜帰ってくるというようなこともできますし、それから夜行って、一晩泊まってやるとか、そういう利便性は高まりますんで。それと、たしか私の理解では、出雲空港から名古屋便があったんですけども、それが廃止になったということも聞いてますんで、そっちの方面からもこちらに来ていただくということもあるんじゃないかと思いますけど。

 記者:
ただ、何か島根のほうの企業さんというのは、むしろJRを使ったほうがこちらに来るよりは時間的にいいというような話も聞きますが。

 市長:
どの地域から行かれるかということもあるんですけども、高速(山陰自動車道)に乗れば出雲だって30分で行けるわけですし、松江のほうから江島大橋通ってくれば、それこそ30分ぐらい、40分ぐらいかかりますかね、来れるわけですんで、利便性は結構あるんじゃないかと思いますけどね。

 記者:
そのへんで島根県方面にもやっぱりPRをしていかれると?

 市長:
そういうことですね。それは当然やっていかないかんだろうし。

 記者:
具体的に例えば市長さんなりがあちらのほうに行かれるとかいうようなことはございますか、PRで?

 市長:
いや、今のところまだ考えてません、そこまでは。一度、アシアナ(航空)のソウル便が、鳥インフルエンザだったか何かで(搭乗率が)がたっと落ちたときと、それから私がちょうど市長になってすぐぐらいだったですかね、おととしの6月ぐらいに、テロの関係もあったのかな、何かそのときには米子空港利用促進懇話会の永瀬会長、商工会議所の会長さんですけど、なんかと5、6人で、何か2泊つきで2万6,000円とかいうのがあるということでPRのために行かせてもらいましたけど、名古屋の場合はちょっと今のところはそういう計画はありません。

 記者:
ちょっと話が繰り返しになるかもしれませんが、応分の支援で、赤字予想額というのがまだ出てないので具体的には決まってないとおっしゃってましたけど、だいたいそれでも。

 市長:
いや、赤字予想額はね、たしか出てるはずです。だから、それをどう県、市、もちろん米子市だけじゃなくて境港市も入っていただくんですけども、それから米子空港利用促進懇話会、これは(米子、境港、安来の)商工会議所なんかも入っておられますけど、そういうところでどう支援するかという具体的な支援額がまだ決まってないということです。赤字予想額はたしかANAが出しておられる数字があったと思うんですけど。

 記者:
つまり分担割合がまだ決まっていない、でもするわけですね?

 市長:
そうです。

 記者:
それは、(平成17年度)本予算に組むんですか?それとも暫定なのか?

 市長:
いや、この予算は、もし仮にすぐやる、ちょっと私もタイミング、あれですけど、暫定に入れるのか、それとも、本予算になれば8月以降になっちゃいますんでね、暫定に入れるのか、ちょっと私もそこまで詰めた話は聞いてませんでした。

 記者:
でも、もしも暫定であれば、もう予算は?

 市長:
いずれにせよ運航してもらって、その赤字、どの時点で額が、上限になると思うんですけどね、どれぐらい出すかというのを決めて、それで年度末か何かに精算か何かするんじゃないでしょうかね、その限度額の範囲内で、というようなかたちになるだろうと思いますんで、最初からぽんとこれだけ出しますという話、多分、そういう意味では暫定でなくても本予算でいけると思います。暫定で4月にすぐ出さないかんということじゃないと思います。

中海の2堤防開削

 記者:
恒例みたいな話ですけれど、この間、中海関係の話で、中海に関する協議会がこの間、松江でありまして、それで、島根県が提案されて、それを鳥取県が支持した格好だと思いますけれど、要するに森山堤を、島根県としては50メートルということを言われましたけれど、50メートル確保。(中海に関する協議会で)確認されたのは、森山堤の50メートル(開削)前提のシミュレーションをやろうと、これはまとまったというぐあいに思うんですけれども、その協議会の結果を今どういうふうに受けとめておられるのか?

 市長:
2堤防開削というのがあまり議論がなかったように聞いてますけども、ちょっとそこは残念だなと思ってます。いずれにしましても米子市にとって、何回も繰り返しになりますけども、治水の問題、これは農産物なんかに対する影響というのも含めてですけども、治水の問題、それから水質浄化、環境保全、環境改善にどういう効果があるのかというのがやっぱり最大関心事ですので、そういうものがきちんとしたかたちで納得のいくような説明がなされるのを期待してるという、また県にもそういうことを要望してきたわけですけども、今後いろんな数字が出てくると思うんですけども、そういうのを見ながら米子市としての最終的な対応は決めていきたいというふうに思ってます。いずれにしましても、私どもの考えかたとしては、2堤防は開削すべきであるというのが米子市の立場です。

 記者:
それに関しては変わっていないということですよね、協議会後も?

 市長:
ええ。

 記者:
これもこの間伺ったんですけど、十分米子市にとって納得できる説明が得られるようにしてほしいという意味の要望を県知事に出されましたよね。それは裏を返せば、納得いく説明が得られない限りは、米子市はとにかく2堤防開削だと、こういう話ですよね?

 市長:
今はそういう立場です。

 記者:
裏を返せばね。

 市長:
ええ。 2堤防を開削すべきだというのがもうこれ大前提であるわけですけども、本当に2堤防開削しなくて大丈夫なんですかという、だからどういうかたちでデータとか、そういうものを打ち出していただけるかというのを今、見守ってるというところですね。

 記者:
ただ、最初市長がおっしゃったように、2堤防開削はあんまり議論にならなかったというのも事実で、島根県にしても鳥取県にしても、今のもう関心事は、とにかく農水省がどうするかということになっているんで、鳥取県の県内で米子がちょっと違う考えを持ってる状態、今の段階でですね、それはそれでいいのかなという感じもしてますけど。

 市長:
だけど、私どももきちんとした説明がないと対応を決められませんので、やっぱり本当に治水が大丈夫なのか、環境改善に対してどれだけの効果があるのか等々をきちんとやっぱり説明してもらいたいというのが今の立場です。

 記者:
これはもう、念のための確認ですけど、治水だとか水質でどういう効果があるのかって、このたび両県が(農水省に)お願いした、いわゆる島根県案でのシミュレーションという解釈でよろしいんですか?

 市長:
いや、そういうのもちょっと見せてもらって、それから実務者協議でたしか2堤防開削した場合の効果についても、まだ結論出てませんよね。そういうデータもきちんと見せてもらいたいということですね。

 記者:
境港市長さんはちょっと微妙な立場のことを、ある程度評価するということをおっしゃっていたんで、そのあたりで足並みの面で境港市さんとどういうふうにやっていくとか、そういうのはあるんですか?

 市長:
協調できるときは協調して、同じ中海を囲んでる市ですから、協調できるとこは協調していかないかんだろうと思ってますけれども、境港は境港として、またおありでしょうし、そういう調整というか、話し合いはもちろん境港市とも常にやってますし、ただ、それぞれで決める話ですんで、最終的にはね。

 記者:
今、暫定予算の編成、今どのあたりにいますか?

 市長:
どのあたりというか、まだ最終にはなってないんですけども、新規のものというのは非常に限られたものになるだろうと思ってます。それで今、暫定といっても、これ、議会を通す暫定じゃなくて、(市長)職務執行者の専決でやる話ですんで、4、5、6、7月の4か月にして、本当に緊急性があって、ここで予算計上しとかなきゃいけないという案件に絞って決めることになると思うんですね。だから、その部分は非常に限られたものになると思ってます。

 記者:
市長査定はいつ?

 市長:
この前、一応ワンラウンド議論はしたんですけどね、まだ確定してません。ですから通常の骨格予算ですと、議会にかけて、あれは一年、通年の骨格にするわけですけども、今回の場合は職務執行者の専決でやる部分ですから、本当に非常に限られたものしかできないだろうと思ってます。

 記者:
皆さんどうですか、ほかに質問はございませんでしょうか。なければ、これで定例会見を終わります。

 市長:
ありがとうございました。

(かっこ内) については、市民参画課で補足しています。

掲載日:2005年2月15日