市長定例会見(平成17年4月25日)

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市長定例会見(平成17年4月25日)

 平成17年4月25日(月曜日)

 市長就任会見

 市長:
おはようございます。よろしくお願いします。
きょうから登庁させていただきまして、職務を遂行することになりました。また皆さんにいろいろお世話になると思いますけども、よろしくお願いします。

 記者:
いいですか、新市政スタートということで、よろしくお願いします。

 市長:
はい、よろしくお願いします。

 記者:
まず、口火切らせていただきますけど、今回の選挙を振り返って、いきなり各論に入りますけれども、投票率が44.89パーセント、極めて低い投票率だったと思うわけですけれども、つまり裏を返せば55パーセント何がしの人が意思表示しとらんと、こういう選挙の結果の市長の当選だったということだと思うんですけれども、その投票率の低さをどうとらえて、そのことが市政運営に、少なくとも市政にどういうふうにかかわってくるのかなということが頭に浮かぶんですけれども、低投票率と今後の市政運営について、お考えがあればお尋ねしたいと思うんですけど。

 市長:
私としましては、今回の投票率が45パーセント弱ということだったんですけれども、非常に残念に思ってます。もっともっと市民の皆さんにも市政という、市町村レベルの行政というのは非常に市民の皆さんとも密着した行政のレベルですので、もっと関心を持っていただきたいと思います。
また、市としましても、市政の運営等については、これまでも、旧米子市ですけれども、私自身はできるだけ情報公開に努めてきたところだったんですけども、これからも市民の皆さんに関心を持っていただけるような情報公開、それからまた市民の皆さんとの協働のまちづくりというのを進めていきたいと思ってます。

 記者:
投票率というか、はっきり言って現職みたいな立場で出ておられたので、一番投票率が下がったということに責任をお感じにならないといけない立場だと思うんですけど、そのへんは感じておられるんですか?

 市長:
責任というか、私は非常に残念には思ってます。いろんな要因はあったんだろうと思うんですけれども、先ほど申し上げましたように、市民の皆さんに行政のほうからもっと関心を持っていただけるような情報公開とか、市民の皆さんと一緒になったまちづくりとかということを今後進めていかないかんと思ってます。

 記者:
それはつまり今回の投票率低かったというのは、市政への関心が低いということの一面だとみなしておられるんでしょうか?

 市長:
そういう面もあったんだろうと思います。いろんな要因があったことだと思いますけれども、それも一つの要因であっただろうと思います。

 記者:
先ほどのご就任のあいさつの中でもありましたが、選挙期間を通じていろんな市民のかたとお話しする機会があって、そこでいろんな意見を伺ったというふうに市長おっしゃいましたけど、具体的に市民から出た意見の中で、今後、野坂市政に反映すべきというような、そういうご意見はどういったものがあったんでしょうか?

 市長:
私は従来から淀江町との一体化ということを言ってたわけですけれども、特に淀江のかたに、気持ちの上での不安感というのはあるんじゃないかと思いますので、そういうのをもっと米子市民として、新しい米子市民としての意識を持ってもらいたいと思いますし、米子のほうのかたにとっても、やっぱり淀江も新しい米子市の枠組みの中にあるんだという意識は持ってもらわないかんだろうと思いますし、それからやっぱり従来から言ってました経済の活性化、それから少子高齢化、それから本当言うと心豊かさという言いかたしてますけれども、例えば中海の問題ですとか浄化の問題とか、そういう問題は、私も従来から思ってたところもあるんですけども、より鮮明に思うようになったということです。

 記者:
それ、具体的に市民のかたからそういうお声があったわけですか?何とかしてくださいって。

 市長:
やっぱりいろんな話をしてますときに、そういう、もっとお年寄りに対してとか、子育ての問題を考えてくださいよとか、そういうふうなお話はもちろんありましたし、それからもっと働く場が欲しいとか、そういうお話は当然ありましたし、従来、私もそういうところが市民の皆さんが思っておられるとこかなという、市民のニーズにこたえるというのがやっぱり行政だと思いますんで、私自身で考えるところは申し上げてきたところですけども、かなりそれに近いとは思いましたけどね。

 記者:
初めにおっしゃった淀江との一体化みたいな部分で、これは、今回、合併選挙ですので、その合併して新しいまち、どういうふうになっていくのかという部分を皆さんが一番知りたかったとこだと思うんですけども、そのあたりは、言葉の上では一体感醸成とか、淀江と米子のよさを生かしたまちづくりをするということをおっしゃったですけど、具体的にどういうイメージなのか、皆さんよくわからなかったんじゃないかなと思っておるんですけども。

 市長:
私は私の言葉でいろいろ申し上げてきたつもりですし、これからその肉づけというのは当然ですけども、やっていかないかんことですし、それから合併によるこの地域の活性化の成果というか、結果は出していかないかんだろうと思ってます。ただ、新市まちづくり計画というのがありますんで、それを踏まえて、それから私の考えかたとか、私が思っていること、そういうものと、それから今までの行政の継続性というのは当然ありますんで、そういうのを踏まえて新市で総合計画というものをつくって、これは5年計画でやるもんですから、それをつくって、その計画に沿って当面の5年間どうするかということをやっていかないかんだろうと思ってます。

 記者:
具体的にはどういうふうに例えば一体感を醸成するとか、それぞれのよさを生かしたまちづくりを進めるというので、その具体的な案を持っておられると思うですけど、それを少し聞かせてもらって。

 市長:
それはやっぱりみんなで議論してからつくっていかないかんことだと思っております。私自身の考えかたはありますけどね、だけどそれがすぐできるかどうかというのはもちろんありますんで、それはやっぱりみんなで議論して、旧淀江町のかたももちろん入っていただいて、そういうものをつくっていかないかんだろうと思うんですけどね。

 記者:
皆さん理解されるかどうかは別として、その持っておられる考えをちょっと聞かせていただきたいんですけども。結局そこを皆さん、一番知りたかったと思うんですけども。

 市長:
前から言ってますけども、経済の活性化だとか少子高齢化対策というのは、ここで言ったらまた長くなりますけれども。

 記者:
いえいえ、合併に絡んで一体感醸成とか、そのよさを生かしたまちづくりという…

 市長:
それは、だからやっぱり交流事業とか、それから一つのアイデアでどう具体化できるかわかりませんけれども、例えば歴史についても一体化した歴史観というか、今まで米子は米子のものというのがあったと思うんですけども、淀江町も含めた歴史ですとか交流事業だとか、特に若い人たちの交流事業だとか、これは考えていかないかんだろうと思いますし、観光面なんかでも、お互いの持ってるもののメリットをどう生かしていくかと。場合によっては、もうちょっと広域になるかもしれませんけどね、そういう観光面というのは。今、島根県東部と鳥取の西部というような話もありますんで、そういう枠組みの中で、例えば妻木晩田をどう活用するかとか、上淀廃寺をどう位置づけるかとか、そういうのはこれから必要だろうと思いますけど。

 記者:
合併協でお話し合いをされてつくった中で、地域審議会というのができますよね。あれは市長の諮問機関であって、市長が淀江のまちづくり計画を変更したり、新たに加えたい場合は審議会を通じて意見を聞くという市長の下にある直轄の機関だと思うんですけど、それの具体的な、どう使っていきたいかというか、どういうふうに有効的に活用していきたいかというお考えは今からありますでしょうか?

 市長:
それは、ちょっと具体的にどうかということになると、いろんな先例等もありますんでね、どういう位置づけになるのか、要は新市まちづくり計画の執行状況だとか変更だとか、それから淀江に関連、ちょっと付託事項というか、枠組みが今ここに持ってませんのであれですけども、私の記憶では新市まちづくり計画に関連した事項だとか、それから淀江に関連した事項だとか、そういうことになってますんで、そういう問題があるたびに。

 記者:
一体感の醸成のためにも有効活用する機関であると思うんですよ。そういう意味でですね。

 市長:
そうですね。一体感の醸成と同時に、やはり淀江の持っておられる不安とか懸念とか、そういうものに対応する場でもあるだろうと思うんですけどね。

 記者:
市のまちづくりでパートナーシップとなる市民、これ有権者ベースでいうと52パーセントが投票に行かなかったと。要するに担い手となる受け手が関心を示さないか、市政に関心を示してないと言ったらよろしいでしょう。これはどのように対策をとられようと思われますか?

 市長:
行政がやれる役割、投票率のアップということに関して、それから市民の皆さんがたの思われること、それから選管(選挙管理委員会)とか、そういういろんな役割があると思うんですよね。ですから行政としてやる役割というのは、やはり市政に対する関心をできるだけ持っていただくような方策を考えていく、例えば先ほど言った情報公開とか、市民の皆さんにできるだけ入っていただいて協働してまちづくりをどう進めていくかというようなところじゃないかと思ってますけど。

 記者:
これから新市まちづくり計画に基づく具体的な施策が始まると思うんですけど、先ほどの話で、皆さん、市民の意見を聞いてという言いかたがありましたが、新しい例えばまちづくりの委員会だとか、そういう審議会と言ったらおかしいですけどね、そういった市民にさらにもう一回、合併協のまちづくりはまちづくりで、それの具体化のためにまた意見を聞こうとかいうようなお考えはあるんですか?どういう仕組みなんですか?

 市長:
ちょっと今、どういう仕組みにするか、これからの検討課題だと思ってます。ただ、やはり市民の皆さんも意見が言えるというか、市民の皆さんの意見も反映しながら総合計画はつくっていきたいと思ってます。

 記者:
それと、このたびの選挙中に訴えておられたことを聞いて感じたのは、米子をどうするかみたいな話はあったですけど、その米子、この地域の中で米子はどういう役割を果たしていくかと、そういう広域連携みたいなものが触れてなかったんじゃないかな。例えば松江なんかは候補もかなり言っておられたけど、こっちは全然聞こえんかったなと感じておるんですけど。それは特にあんまり意識しておられなかったということですか?

 市長:
いや、もちろん近隣の市町村、それから先ほど申し上げたように、例えば観光面とか、そういう面では島根県東部とか、そういうところの連携はやっぱり必要だろうと思ってます。だから、お互いにメリットがあるところはお互いに協力しながら、連携しながらやっていくということになるだろうと思うんですね。ですから、それは当然観光面とか、そういう面では進めていかないかん部分があるだろうと思ってます。西部広域行政管理組合の枠内であれば、例えばごみ処理の問題なんかも広域で対処していこうということになってるわけですし。

 記者:
それは選挙中に聞こえなかったように感じておるんですけども。

 市長:
言いませんでしたかね。広域連携って私は必要だと思ってますよ、当然ですけども。広域的な連携というのは必要だろうと思いますけども。

 記者:
市長の事務所の応援演説の中でも、常田副大臣なんかが中海圏の60万都市のリーダーになってほしいというようなメッセージを送られて、恐らくこの中海圏の市民とか住民の間でも、そういう中海圏60万人と見た見方、その中でのリーダーを求めていると思うんですよ。そういったところについてお気持ちは何かあるんでしょうか?

 市長:
中海圏ということを考えた場合に、やっぱり4市あるわけですんで、米子市、境港市、松江市、安来市、それから強いて言えば東出雲だって入るわけですけども、そういうとことの連携でこの中海圏をどう生かしていくかというのはこれからも、より緊密な連絡、また協力できるところは協力しながらやっていかないかんだろうと思ってます。やっぱり米子市も中海圏の中では非常に重要な位置を占めてますんで、4市の市長さんなんかと、そういう場(中海圏域4市連絡協議会)がありますんでね、そういう場も通じて議論していって、お互いに協力できるところは推進していきたいと思っております。

 記者:
市長ご自身の考えの中では、米子はその中海圏の中でどういう役割を果たせるというふうにお感じになってますか?米子の、ここの特徴として。

 市長:
それぞれのメリットがありますんで、米子市民の悲願というか、私もそうですけども、やはり人が泳げる海に戻したいという気持ちはだれでもありますんで、そういうところがやっぱり、そういう面もやっぱり取り組まないかんでしょうね、これからも。

 記者:
中海圏域の広域連携の中で、どういう機能を米子はこの地域で担っていけるっていうふうにお感じになってますか?同じ繰り返しになりますけど。

 市長:
どういう趣旨のご質問かよくわからないんですけども、それは。

 記者:
それぞれのお互いのメリットとかよさを生かして協力してって言われてるんですけど、じゃあ米子のよさとか個性というのは何だというふうにお考えになっているのかということですけど、この圏域の中で。

 市長:
米子だけのもんじゃないんですよね、中海というのは。

 記者:
違います、中海のことじゃないです、この中海圏域なり県西部なりで、それぞれのよさを生かして広域連携するということをおっしゃってるんですけど、そのおっしゃる、じゃあ米子のよさっていうのは何であって、この地域の中ではどういう役割を果たせるのかという質問なんですけど。

 市長:
それは中海というのを離れて、鳥取県西部ということですか?

 記者:
まあ鳥取県西部でもいいですし、島根県東部を含めたこの中海圏域という地域の中でっていう。

 市長:
鳥取県西部と島根県東部と含めて言えば、やはり米子というのは交通の要衝であり、また大山、中海、日本海を望んだ自然環境に恵まれたところですよね。それから米子市民の市民性というのももちろん進取の気性に富んだ市民性を持ってるわけですんで、一つのそういうものを利用した活力を生み出せる潜在力は持っているんじゃないかと思ってます。

 記者:
リーダーとしての役割というのはいかがですか?

 市長:
鳥取県西部という観点からいけば、米子は人口的にも位置的にも、やはりリーダーとなるべき立場にある市だと思ってます。

 記者:
島根県東部を含むといかがですか?要するに中海圏という意味合いで。

 市長:
中海圏ということでいけば、松江市だってあるわけですし、それから安来市。境港市もそれぞれの役割を持っておられるわけですんでね。

 記者:
むしろサポートしていくというか、松江をリーダーにして、あとそれをきちんとフォローしていくというような役割になっちゃうんですか?

 市長:
松江市が中海圏という意識をどこまでお持ちなのか、いろいろ議論、中海圏のあれ(範囲)はありますけどね、宍道湖というのも松江市は持っておられるわけですけども、宍道湖に関しては米子市はちょっと距離的に離れてますわね。やっぱり中海圏という観点から考えたいと思いますけども、例えば宍道湖、中海、それから大山まで含めた、もっともっと広域的な範囲ということであれば、それはまたそれぞれの役割はあるだろうと思いますけどね。

 記者:
そこまでリーダーをとっていくというのは、まだ言いがたいというところですかね?県西部ならリーダーっていう。

 市長:
リーダーというか、市町村というのはみんなそれぞれ一つの主権国家みたいなもんですからね、それが。

 記者:
主権国家の中にも軽重がありまして、超大国もあれば小国もありますし。

 市長:
だけど、そこでやはりリーダーだとかというよりも、やっぱりそれぞれの役割をどう果たしていくかということをお互いに議論して調整し、またそういう、米子市から見れば中海って非常に重要なもんですから、米子市の立場からの主張というのはあってもいいと思いますけどね。

 記者:
牽引役ではないということですね、牽引役?要するに県西部活性化の主エンジンといいますか、牽引役として米子市があるというわけではないということですね?それぞれ主権国家ですから、それぞれが自由に。

 市長:
ちょっとおっしゃってるあれ(意味)が…だれかが引っ張るとかいうようなもんじゃなくて、みんなが一緒にやらないかん話だと思います。当然米子市は率先してやっていくべきところはやっていかないかんと思いますけどね。

 記者:
話はちょっと変わるんですけど、仄聞といいますか、これから一応いよいよ野坂カラーが米子の市政の中に出てくると思われます。というのは、総決起大会でばば(こういち)さんが言ってましたけど、最初の1期というのは前の市長の色を消すための期間だろうと。これは確かに、米子の場合はそれがかなりあると思っているので、市長も今まで自由に動けなかったということもあると、そう思いますが、当面は6月あたりに議会があるわけで、その議会に向けて市政、機構の改革だとか、おっしゃってた行財政改革、これに向けたビジョンといいますか、市長のお考えをつくっていかれると思うんですけれども、そういう段取りで進むというふうに考えてよろしいでしょうか?

 市長:
そう進めたいと思ってますけどね。

 記者:
それは要するにこれまでも内部でも言われてますけれども、行財政改革の担当部署をつくるようなことから始めるという、その辺の機構改革。それから、あとは前にも言ってらっしゃいましたけども、(特別職の)人事ですね、助役を招くということもあるでしょうし、それも含めた人事も6月ぐらいになるんでしょうか?

 市長:
いわゆる特別職の人事は5月(に臨時)議会がありますんで、そこで特別職については決めたいと思ってます。

 記者:
助役をですか?

 市長:
助役も含めてですね。助役、収入役、教育長。

 記者:
差し支えない範囲で、助役についてはどういうふうに?

 市長:
まだ白紙です。これからの検討課題です。

 記者:
その後、6月議会でさらにということですか?

 市長:
いや、一応助役、収入役、教育長、いわゆるそういう特別職については5月の議会で決めて、それで、その体制で6月議会をやって、それで8月でまた議会が終わったところで(職員の)人事の異動というのはしなければならないだろうと思ってます。

 記者:
6月議会では早速本予算の編成ということをされないといけないと思うんですけど、それで、要はどうやって厳しい財政の中で予算を組んでいくかということになると思うんですけど、今回の選挙中、財政のことについてはほとんど触れておられないように思ってるんですけども。

 市長:
きちんとした財政基盤は必要だということは、非常に限られた時間の中でしゃべる機会が多かったんで、そこまで触れなかったことはあるかもしれませんけれども、市政報告会みたいに1時間ぐらい時間があるときは、割とそこも触れたつもりですけどね、もちろん財政面をきちっとした上でやっていかないかんということ、行財政面できちっとしたかたちでやれるようなかたちに持っていかないかんだろうと思ってはいます。これは1年や2年でできることではないんで、前から言ってますけども、3年ぐらい集中的にやって、5年ぐらいをめどにやれるような体制をつくっていきたいということです。だから、財政の健全化プランをそういうベースで早急につくって、それをある程度肉づけするようなかたちでの6月の議会での予算に反映していきたいと。非常に時間が限られてますんでね、できるだけそういうベースで進めていきたいと思ってます。

 記者:
今の時点での米子市の財政状況を、新米子市の今の時点ではどのようにとらえておられますか?

 市長:
非常に厳しいと思ってます。旧市の段階で少しずつですけれども財政健全化対策というのはとってきたつもりですんで、私が(初めて)市長になったときよりはよくなってはいるだろうとは思いますけれども、ただ、今後の国の動向だとか、それから税収の予測なんかを考えますと、今後もやはり厳しい財政運営になっていくだろうとは思ってます。

 記者:
そうすると改革は余り時間を待ってるような場合ではないということですかね?急を要する対策として。

 市長:
そうですね。ただ、一朝一夕でぱっと1年でできるとか、そういうもんじゃ、やっぱり構造改革的な側面が大きいですから、そんな簡単に、あそこの予算をぱっと切って大丈夫だということにはなりませんので、やはり体質改善みたいなかたちで取り組まないかんことですから、時間は必要だろうと思ってます。

 記者:
合併の直前に幹部職員とかを集めて説明会のようなのをされましたよね。あれもやはり職員に対しても今の状況をしっかり認識してもらわなければいけないという、そういった急を要する説明だったわけですか、あの時点で?

 市長:
あれは組合交渉との関連もあったんでああいうかたちでやらせてもらったんですけども、あれをやった後の感じとして、やっぱりああいう機会をもっともっと持たないかんのかなという気もしてます。幹部職員もそうですし、それから職員の皆さんとの話し合いというかね、懇談会みたいなものを10回ぐらいですかな、開いたんですけども、ああいう機会もやっぱりもっと持っていかないかんのかなと思ってます。

 記者:
野坂色、ご自分の野坂カラーというのをこれからどう出していこうと思っていらっしゃいますか?

 市長:
それは、先ほど言いましたように、私自身がきょうの職員への話でも言いましたし、選挙のときにも同じような言いかたしたと思うんですけども、そういうものが私のカラーだろうと思ってますんで、そういうものを。

 記者:
どういうもの?

 市長:
いや、ですから生活充実都市の実現というのが私の気持ちですんでね、それを具体的に肉づけどうしていくかということになってくると、やはり今、今の状況では淀江との一体化、その成果をどうあらわしていくかという、それを取り組んでいくということと、経済活性化とか少子高齢化対策、それからゆとりと心豊かさ、そういうのをどう肉づけしていくかということだと思ってます。

 記者:
確かに淀江との合併で一体化というのはあると思うんですけども、周りからはさらなる広域合併を進めたらどうかというようなご意見も、田口さんもそんなこと言っておられましたし、そのあたりいかがでしょうか?

 市長:
それはもちろん、米子市は常に合併協議にはオープンというか、門戸を開いているわけでして、合併というのは一つのまちが合併しましょうとか、お互いがやっぱり合意しないとできないことですんで、ただ先ほど連携という話がありましたけれども、連携はやっぱり進めていかなきゃいかんだろうと思います。合併をまたしようという、米子市はいつでも合併の話はしましょうということは言ってるわけですから、私は少なくともそういうつもりですし、合併協議は常にオープンですんで、近隣の市町村から一緒になろうじゃないかという話があれば、常に協議はしようと思ってます。ただ、それを待つだけじゃなくて、やはり米子市は米子市としての新米子市の発展というのを考えていかないかん。そういう中で近隣の市町村とお互いにメリットがある部分であれば、連携はやっぱり強めていって、お互いに発展する方向を模索していくということだと思うんですね。

 記者:
今のお話に関連するとなかなか整理がうまくつかないんですけど、野坂カラーという話が出ました。これは前の2年間でもそういう声が実際あったんですけれど、その野坂カラーというのは結局、今おっしゃる例えば淀江との一体化であり経済活性化でありとか、それはテーマであってね、それはだれもが取り組まないかん話だと思うんです。野坂カラーというのは、出るとすれば各論、具体的な施策でしか出てこないと思うんですよね。そこが今回の市長選でももう少し聞かせてほしかったなあという気がしますし、実際そういう声があるんですよ。他候補が例えば子育て支援の具体的な策とか、あるいはまちづくりのことを考えるに当たってまちづくり委員会つくるんだとか、そういう具体論、各論の部分で、実際できるかどうかわかりませんけれども、それぞれがそれぞれの個性を出しておったとは思うんですよ。その意味で、これから総合計画策定も始まるわけですけれども、そこにどういうカラーを出していかれるのかというのが、そこが伺いたいとこなんですよ。

 市長:
何回も申し上げているんであれですけれども、例えば経済活性化であれば、米子が今持ってるものをどう利用していくかというのがまた一つあると思うんですよね。であれば皆生でありコンベンションセンターの活用ということで集客をどう図るか。既存の施設ということであれば流通業務団地だとか崎津団地なんかあるわけですから、そういうものをどう活用していくか、農業をどうしていくか、米子市は農業生産の高いところですからね。それから企業誘致だったやっていかないかんでしょうし、そういうどれか一つの手段があって、それですべてが解決できるということは、僕は今の米子の現状から見てあり得ないと思ってますんで、いろんな施策はしていかないかんだろうと思うんですね。
それから、お年寄り対策では、特にやっぱり介護予防という面が今、介護保険の中でもかなり強調されてきたんですけども、私、その部分が一番重要だなあと思ってたので、去年ですか、介護保険のいろんな見直しが始まる前だったと思うんですけども、一応ヘルスアップ2015研究会というのをやって、その中で言っておられるのが、例えば生活習慣病だとか認知症、それから生活機能の低下、こういうところをやっぱり重点的に対策を考えていかないと、要はだれしも人間、死ぬときには天寿を全うする前には介護を必要とするわけですけども、できるだけその年齢をおくらせるという対策をやっぱり考えないかんだろうと。私も全くそのとおりだと思いますんで、そういう提言も踏まえて、その具体的な肉づけはしていかないかんだろうと思ってます。
それから、子育て支援ということから言えば、一応、次世代育成米子市行動計画というのがたしか3月にはできてたはずですんで、そういうのの具体的な肉づけをこれからしていくということだと思いますね。
それから経済活性化でいけば、駅南との一体化というのは当然今後、考えていかないかんだろうと。都市基盤の整備という観点からも考えていかないかん分野だと。経済活性化の一貫だとは思いますけども。
それから、ゆとりと心豊かさということでいけば、私はやっぱり中海の浄化というものを、これは国、県、近隣の市町村、民間のかたがた、みんなで取り組まないかん話であって、米子市だけの話じゃないんですけども、米子市も率先してその役割を果たしていきたいと思ってます。
それから、国際教育も、ちょっと私も前の選挙のときから言ってて、青少年の、特に英語圏との交流というふうなことを言ったんですけど、なかなか実現できなかったんで、今後もそういう面でも力を入れていきたいというふうに思ってます。

 記者:
カナダですか?

 市長:
カナダがいいと思ってはいますけどね。まあ、その近郊あたり、どこかないかなと思ってるんですけどね。

 記者:
野坂市長が言われる4つの基本姿勢の中に市役所の改革でしたっけ、というのも入ってますよね。それで、きょうのあいさつの中でも、もっと職員と対話を重視していこうというようなごあいさつの趣旨だと思うんですよ。今後、そういった職員のかたから、市民との協働というか、市民との対話は当然必要なんですけど、そういう職員さんとの連携ももっと密にして市役所を変えていきたいというお気持ちがあるんでしょうか?

 市長:
そうですね。やっぱりこれ、組織ですからね、私がやろうと言ってもなかなかできない部分もあるし、そういうときはやっぱり自由に意見交換、自由にというか、みんなで創意工夫しながらやっていくということがやっぱり必要だろうと思ってますんで、もう少し、またそういう中で職員の皆さんの気持ちもというか、意識も変わっていく面もあるだろうと思うんで、そういう場はこれからもつくっていきたいと思っています。

 記者:
逆にちょっといじわるな質問になっちゃうんですけど、これまでの2年間じゃあ、そのへんちょっと足りなかったなというご自身が反省されとられる部分もあるんでしょうか?

 市長:
そうですね。私なりには努力をしてきたつもりですけれども、先ほど言った財政状況とか財政の健全化とか、そういうものに向けた行財政改革についての創意工夫というのは、私が思いつき言うだけじゃなくて、やっぱりみんなでそういうことを考えていってもらわなきゃいかんだろうと思いますね。いわゆる前例踏襲ということは、私はそうあってはならないことだと思ってますんで、そういうふうに評価されたかたもいるようですけど、私自身の気持ちとしては、前例踏襲という気持ちはないつもりですけれども、そういうものは、より住民の皆さんに対するサービスを、よりよいサービスをどう提供していくかというのがやっぱり行財政改革の基本ですんでね、そういうつもりでやっぱり市役所の職員の皆さんにも頑張ってもらいたいというふうに思ってます。

 記者:
先ほど(職員へのあいさつの中で)「殿御乱心」の…

 市長:
いや、殿というのは、私自身が殿じゃないんだけども。

 記者:
要するに、そういうふうな、今までには周りからね、例えばだれかがちょっと市長おかしいんじゃないのって思っても、それを言うような雰囲気がなかったとか、そういうことは?

 市長:
結構言ってくれたのもあるんですけどね。

 記者:
そうですか。

 市長:
だから、何ていうのかな、そういうことじゃなくて、もうちょっとこうですよとか、そういう意見はもうちょっと言ってほしいということですね。

 記者:
さっきのビジョンとかカラーの話ですけれども、例えば鳥取県はね、(鳥取)砂丘室をつくったり、今回は大山中海観光室ですか、そういう出先をつくったりしてますが、例えばここで環境課の中に中海浄化課とか、そういったような、それはデモンストレーションと言われればそうかもしれませんけど、そういったようなね、要するにずっと言ってらっしゃった、いろいろ話をされてることが何かこう、みんなが聞いてるのもそうなんですけど、具体化されないので、例えばそういった、もう中海の振興課だとかというのを立ち上げて、あるいは中海プロジェクトみたいなのを市役所に何人かでつくって、あれやこれや話をさせるとかね、そこからいろんなプレスを出すとかいったような、そういうようなおもしろげなって言ったら変ですけども、野坂らしいよ、みたいなことをやられるようなお考えがあるんであれば。

 市長:
もちろん必要に応じてというか、それだけの仕事があって、それだけのことをやるような動きになってくるようなかたちであればそうなんですけども、ぽんとつくって開店休業になってもあれなんですよね。だから、そういうニーズ等を見きわめながら、例えば入札契約課なんか今度つくりましたわね。それはやっぱり私自身の考えかたとしても、やっぱりそういうものが必要だろうと思ってつくって、今はうまく機能してるんで、それはそれとしていいと思うんですよ。だからそういう例えば行財政、今はこの時点ですから、行財政を担当するような部署というのはできるだけ早急につくりたいと思ってます。ただ、今おっしゃったようなのが、アイデアとして私は検討させてもらいたいと思いますけれども、そういうのが本当に機能するのかどうかって、またいろいろ議論もした上で、やっぱり組織ですから、そういう中でちゃんと仕事ができるような、というのは、例えば浄化といったときは下水道はあるわ、民間のかたがたの連携はあるわ、いろんな部分があるわけですよね。それは今、環境政策課の中でそこは取り組んでるわけですけども、それだけで不足なのか、そこにもっと人材を投入すべきなのか、それともおっしゃるような組織まで拡大する必要があるのかどうか、そのへんを見きわめた上で考えたいと思います。

 記者:
いろんな主張があると思うんですね。それこそいろんなかたもお話をされてると思うんだけども、中海の話にしてみたら、今ある水鳥公園のところの財団をね、公園のあれだけではなくて、今言ったように違う、ラムサール(条約)もあることだから機能を変えるとか、要するに構造改革することもできるわけで、いろんな手法があると思うんですよ。僕が言った一つの例なんで、決して役所に担当課をつくるというだけではないんですけども、そういう本当に、例えば中海をやりたい、今回の選挙で争点にならなかったのは中海だけなんですね。各候補とも中海は浄化しなきゃいけないって同じことになっちゃったわけですから、もうそれはどの候補も言ってるということは、もうすべての市民がほとんど言ってると考えていいわけで、そういうところに対しても、いわゆる集中的な投資というのは変な言いかたですけども、行政組織という意味だけじゃない、野坂さんがやってくれたといったような、そういう夢を市民は持ちたいんじゃないかと思うんですよ。そのあたりで、やはり何か、これから新しいカラーを出してほしいなっていう人たちがいっぱいいるわけです。それは野坂さんの支援者の中にも、僕もいろいろ入って聞きましたけど、そういうかたもいらっしゃるわけですね。そのあたりは、自分ではお感じにはなりませんでしたか?

 市長:
カラーというのがどういうあれか、私が今考えていることは、さっきの言った4つの基本姿勢、これは私の一つのカラーだと私は、自分は思っているんですけどね。それから生活充実都市というものだって、その肉づけをどうしていくかということが私の今の政策であり、私のカラーだと思っているんですよ。だから、その中にいろんな要素が入り過ぎてるとかね、そういう言いかたされるかたもあります、確かに。ただ、それ、一つのことによってすべてが解決するというのはあり得ないんで、やはり総花にならない程度に、いろんなところを手を打っていかないかんだろうと思いますんで、それが今の私の基本的な考えかたであり、基本的な姿勢だと。それが今の私のカラーだと自分は思ってるんですけどね。

 記者:
先ほどの「御乱心」発言なんですが、振り返って、ああ、自分、乱心であったかもしれないというような、そういった経験があるわけですか?そうではないわけですか?

 市長:
ないことはありませんけどね、それは。

 記者:
そうですか。

 市長:
ちょっと注意してほしかったなという気持ちがしないでもないところはありますけどね。

 記者:
逆にふなれな点もあったのにということ?

 市長:
ただ、私はこの米子市役所のトップというか、市長という職をやってますんで、すべての責任は私が最終的には負いますからね、それは。だけど、あそこをもうちょっとこういうふうにしとけばよかったかなと思うところは全くないというわけじゃありません。

 記者:
でも2年間、市長職というので、もうある程度わかったというのもありますか?わかったと言っちゃおかしいですけど、わかんなかった部分もあるだろうと思いますが。

 市長:
それはやっぱり2年の経験というのは大きかったと思いますよ。

 記者:
修正するとこは修正して。

 市長:
ええ。

 記者:
あの「御乱心」発言は、これから多少既成概念にとらわれない大胆なことを言うかもしれないよというような、そういう予言の意味ではなかったんですか?今までとはちょっと違うよというような、こう宣言。

 市長:
これは両方でしょうな。今まで言ったことがちょっとおかしかったこともあったし、そういう意味でちょっと注意してほしかったこともあるし、これからまたいろいろ思いつきを言うけれども、みんながいろいろ意見があったら。

 記者:
そのへんについて皆さんで議論するという意味のことですか?

 記者:
これからは総合計画なんかも新たにご自分でつくられるということもありますし、合併も完了したことですので、例えば合併だとか今までの市政の継続性みたいな、ちょっと言いかたは悪いですけど、言いわけみたいなものもこれからは通じず、より重い責任を背負って市政を運営する覚悟だと、そういうようなことでいいですか?

 市長:
そうですね、それはやっぱり、責務というのは本当にひしひしと感じますね。

 記者:
あと、すみません、最後に1点だけお願いします。
今回の選挙戦で、ほかの陣営なんかがよく言われておったのが、市長の退職金の話なんです。前市長時代の退職金をいただいておると。今回、市長としてまた就任されたわけですから、いわゆる市に返還するですとかね、そういうようなお気持ちは今のとこないのかなという。

 市長:
全国の自治体の総合的な自治体の長の給与のありかたというのも関連してくると思うんですよね。そういう中で、やはり市長になって、だれだって飯食わないかんわけですし、選挙だってあるわけですし、そういう中で全国の首長の職にある者の給与のありかたということから見た場合に、米子市は決して私は高い水準にあるとは思っていませんけどね。そういう中での話で、そういうものが制度的にすべて、じゃあ退職金やめて毎月のやつに上積みするとか、そういうかたちになるのか、そういうことも含めた上での検討課題だろうと思いますけどね。

 記者:
その市長の給与とか、それから退職金とか手当のお話も、今後検討されなければならない課題だということは考えておられるわけですか?

 市長:
今、米子市として、米子市独自に検討するということは考えてません。ただ、ご承知のように(市長、助役、収入役、教育長の)給与の10パーセントカットというのはやってますけれども、それは財政の健全化の一環としてやってることで、給与体系の全体の見直しを米子市独自で考えるということは、今、考えてません。

 記者:
わかりました。ありがとうございました。

 市長:
どうもありがとうございました。また今後ともよろしくお願いします。

(かっこ内) については、市民参画課で補足しています。

掲載日:2005年4月25日