市長定例会見(平成20年2月19日)

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市長定例会見(平成20年2月19日)

 平成20年2月19日(火曜日)

 市長から

 質疑

 市長:

よろしくお願いします。
今月、15日から17日まで韓国に行ってきました。市の職員が29人、それから議会のほうから境港市の議員さんも入れて14人、計43人で行ってきました。
私的な旅行ということだったんですけども、15日の夜、アシアナ航空本社の海外営業チーム日本地域担当の次長とお目にかかれまして、それからもう1人、彼の部下と両市議会議長と一緒に食事をいたしました。そのときには、アシアナ航空がことしの10月末までは確実に運航するということでしたので、当然のことですけれども、そのお礼を言いました。それと同時にもちろんこちらからも韓国に行かせていただく、その一環として私どもも行ったということですけれども、韓国からもこちらに来てもらうというのが重要なので、いろいろアシアナ航空のほうでもご努力いただきたいというような話もいたしました。
そしたら、韓国のエージェントというのは、エージェント同士で話をするというよりも、現地の旅館だとか、いろんな手配をする人と直接話をする傾向があると。だから日本のほうでも韓国側のエージェントに、そういうかたがたにも接触してもらいたいというような話をされました。

【参考】
「エージェント」…代理人、取次ぎ人

それで、たまたま昨日、県との行政懇談会があったもんですから、その場で私のほうから、米子-ソウル便について、もちろんこちらから行く分というのも重要だけれども、向こうから来てもらうということに、もっと力を入れて一緒にやっていこうじゃないかというような話をさせてもらったところでございます。

それから、今、「素鳳展」が16日から3月31日までやっておりますけども、報道機関のほうで取り上げていただいて、大変ありがたく思っております。市民の皆さん、地域の皆さんにも、より多くのかたに見てもらいたいと思ってますので、また機会があれば取り上げていただければありがたいと思っております。

それから、灯油等購入支援一時金の支給について、だいたい固まりましたので、ご報告いたします。
該当者の総数が2,833人、給付額の総額が1,416万5,000円、1世帯あたり5,000円ということで、きのうから振込みを開始いたしました。
当初見込みの対象世帯数から若干減ったのは、重複したかたがあったということで、その重複分を除くと先程の数字でございます。
それから相談窓口のほうでは、2月15日現在で134件、来ておりまして、内訳は、灯油等購入支援一時金の関係が129件、その他が2件、中小企業の関係が3件でございます。この相談窓口は、3月末まで開設する予定にしています。
とりあえず私のほうから、以上、ご報告させていただきます。

米子-ソウル便と国際交流

幹事記者:
そういたしますと、質問がありましたら、各社、自由にお願いしたいと思いますが、よろしいでしょうか。

記者:
市長、早速ですが、ソウルのお話が今、出ましたけれども、今後も市というか、市役所として利用促進への協力などの予定というのはおありなんでしょうか?

市長:
学校関係の修学旅行等に対する働きかけとか、具体的にはまだこれからだと思うんですけれども、商工会議所のほうなんかでも、少し韓国語のわかるようなかたを養成しようということで、旅館とかそういうところに対する韓国語講座とか、そういうことをやろうということでして、うちにも国際交流員がおりますので、お手伝いさせてもらおうかと思っております。
それから、ゴルフのツアーだとか、旅館だとか、そういうところの商品づくりというのが、今も既に進められていると思うんですけども、そういうところに米子市として、また仲介の労をとったり、ご協力できるところがあればご協力していきたいと思っております。

記者:
一方で、束草市との交流、姉妹都市というのがあるかと思うんですけども、ちょっと気になってたんですが、ソウル便運休の話が出たときなど、もっと束草との連携といいましょうか、県も江原道とのタッグを組んだりという動きもあったんですけども、そのあたりで向こう側へのアピールというか、束草からもソウル便存続みたいな声が上がるような取り組みということなどは?

市長:
去年の8月末に、環日本海拠点都市会議が(中国)琿春市でありまして、そのときに、その2、3日前だったんじゃないかと思うんですけども、この運航休止というニュースが入ってきました。たまたま拠点都市会議でそこにいたんで、束草の市長さんにもこの存続について働きかけてほしいという話をこちらからもしましたし、束草の市長さん自身も、これはやはり動かないかんということで、既に江原道の金知事とか、つてを通じてアシアナ航空にも働きかけているというようなことをおっしゃっていただきました。また、私どもからもそういうのを強化してくれという話をしまして、それで(韓国)東海市の市長さんなんかも、これはぜひ維持していかなきゃいけないんで、共同で行動をとるかというような話をしておられました。そこで別れたんですけども、向こうは向こう側でいろいろ努力をしていただいていたと思っています。
それで、もちろん束草の政府レベルはそうですけども、束草との関係では非常に民間レベルの交流が盛んでして、向こうにも、米子市と束草市との姉妹交流に携わっている委員会がありまして、彼らもしょっちゅうこっちに来とられますし、私も来られたときはだいたいよく会うんですけども、やはりいろんなかたちで交流を続けていかないかんということは言っておられます。商工会議所のメンバーもしょっちゅう行かれたりもしています。
それから、確かバドミントンか何か、近々やるんじゃなかったかと思いますし、ホームステイなんかも向こうから来る予定になってるんじゃないかと思うんですけども、そういう民間交流も引き続き活発にやっていこうという話はしていただいております。
ただ、淀江中学校が、高城郡の中学と修学旅行なんかやってたんですけども、例の竹島の問題で一時中断してしまって、その後、ちょっと交流が途絶えてるようですけども、今後、どうかという話は出てるんじゃないかと思います。

記者:
修学旅行での利用というのは、例えば高校レベルとかいう話なんですか。それとももっと下げて中学校とかいうのもあり得るんでしょうか、全体的な話としては?

市長:
中学校レベルでやってたと思いますよ。旧淀江町の時代には。
高校レベルは、県の管轄になりますので、県が話はしておられると思います。
それから、この前、1月ごろだったですかね、江原道のほうから鳥取県とか米子市に滞在したことのある職員さんが集まって団を組まれて、2、30人来られましたね。江原道と鳥取県が交流を再開するというようなコンテクストの中でだったかもしれませんけども、やっぱりこの便を続けていこうというのも一つの目的だったんじゃないかと思います。そういうようなことは、またもとに戻ってきてるというか、だんだん盛んになってきてるんじゃないかと思います。

【参考】
「コンテクスト」…前後関係、背景、状況

記者:
そうしますと、民間レベルでの交流というのも相当、存続に向けても動きも出てきてるということで、そのあたりは引き続き応援というか、しながら、市としても協力できるとこはしていきたいということですかね?

市長:
ええ、そうですね。

記者:
ただ、ご存じだと思いますが、ソウル便運航継続の話の中で、非常にハードルの高いものが課せられてきたというふうにも受けとめていますけれども、今、これだけ一生懸命やってても、7割いくかいかないかというようなところで、それがさらにまたハードルが高くなるということで、非常に今後、苦しくなってくるんじゃないかなという気もするんですが、そのあたりについては、市長はどういうふうに?

市長:
やっぱり、こちらから行く分もそうですけども、どうやって、向こうからもっと来てもらえるような体制をつくっていくかという、商品開発とか、山陰地方の4市、大山とか中海、宍道湖も含めて、このあたりの観光の宣伝、それから底上げというか、認知度を高めていくというのも大きな課題だろうと思ってます。
そのへんが、今後、75パーセントということになってくると、やはり鍵になってくるんじゃないかという気がしてます。こちらから行く分といっても、そんなに急激に増えるというのもなかなか難しいでしょうから、もちろん増やしていかないけんとは思いますけども、同時に向こうから来てもらうのをどう呼び込んでいくかということが、やっぱり大きな課題だろうと思ってます。
全国的に見ると、去年は韓国からのお客さんのほうが、日本から行く分よりも多かったということですので、やっぱりそういう流れがあるわけですから、こっちにもたくさん来てもらうように、それがまたこの地域の活性化にもつながるわけですし、よりみんなで努力していかなきゃいけないと思ってます。

記者:
例えば、今年は米子市と束草市の交流事業をさらにまた増やすとか、メニューを増やすとか、そういったような取り組みというのはあったりするんですか?

市長:
5年とか10年とか、節目節目に、結構、こちらから代表団、芸能団を送ったりしてましたけど、今年は確か節目になってないんじゃないでしょうか。そういうようなことをやってきてますけれども、今年はちょっとその予定はないですね。いわゆる行政レベルでの交流ということについては、短期ですけども、職員の相互派遣みたいな話はやってますけれども。そのほか、今までも姉妹提携何十周年とか、向こうのお祭りに合わせてこちらから送るとか、がいな祭何十周年で来てもらうとか、そういうことをやってたんですけど、ちょっとそういうのは今のところ、今年は予定はないと思いますね。

記者:
今年は確か、がいな祭、35回でしたっけ。節目の年じゃなかったでしたっけ?

市長:
ああ、そうですね。今のところ、まだ考えてなかったですけども、今後、だれか何か芸能団でも送ってくれという話になってくれば、それはもちろんこちらで受け入れるということになると思うんですけど。

記者:
市長、そもそもソウル便が運航、定期便が継続できるだけの需要そのものがソウルと米子の間にあるとお思いですか?

市長:
週に3便ですからね、そのぐらいであれば、じゅうぶんあるんじゃないかと思ってますけどね。
やはり姉妹都市交流なんかもあるわけですし、これから経済交流とか観光だとか、そういうのも、より盛んになってくればじゅうぶんあると思ってます。

記者:
日本の各地の都市がほとんど定期便を飛ばしてまして、その多くが結局、観光開発、それからもうひとつは民間交流とかの2本柱でやっているわけですよ。そうすると、都市間交流の中で米子が勝ち抜くために、どういうふうにすれば勝ち抜けると思っておられるんですか?何もなければ、それは負けちゃいますよね。バックヤードの人口を考えれば、もっと大きい都市がたくさんあるわけですよね。その中で勝ち抜くためにどうすればいいと思われますか?

市長:
韓国との交流ということでいけば、韓国の人たちも結構スキーは好きらしいんで、大山があって、そういうところの商品開発とか、ゴルフ場も、米子の周りだけで7つあるわけです。それから中海というとらえ方もあるわけでして、温泉も好きだということらしいんですけども、皆生温泉があって、玉造(温泉)があったりするわけですので、そういうところがもっと認知度が上がってくれば、韓国の人がもっと来てもらえるようなことになっていくんじゃないかと、そのために、また努力していかなきゃいけないと思ってます。
今までの比率からいくと、米子-ソウル便を使ってるのはやっぱり日本人のほうが多かったんじゃないかと思うんですけども、これはやはり逆転をするようなつもりでやっていかないかんだろうと思ってます。

記者:
ですからね、例えば市だって売れ残ってる土地がある、土地を保有しているんですから、それを例えば韓国の大きな企業がたくさんありますから、それを誘致するとか、観光と民間交流といっても、結局パイは限られてるわけだから、新しい需要を創造するような新しい取り組みをしないと、都市間競争には勝てないとは思われませんか?そういうのがなければ、どこもみんな各都市とも認知度を上げるために、今すごい都市間競争やってるわけですよ。だから違うような発想でやらない限りは、ソウル便が継続、そしてまた国際交流の中で市の活性化、経済の活性化というのは進まないと思うんですけど、そこらへんには何かお考えはありませんか?

市長:
今後、東アジアというのは非常に重要になってくると思ってまして、韓国のかたがただって場合によっては、米子とか、この地域に投資しようというような人も出てくるんじゃないかと思ってます。そういう中でいろんなつてをたどって、この地域の土地というか、そういう施設の利用とか、そういうことを考えてもらいたいと思ってます。
この前、神戸在住の中国のかたに、たまたま私もこの人、会ったことあるし、つてもあったんで来てもらって講演をしてもらったんですけども、中国だって今後、どういうかたちでどういうふうに発展していくかわからないんで、中国側の考えかたとか、そういうのも示してもらったところです。また来るようなことも言ってましたけれども、これは、県の産業技術振興機構に主催してやってもらったんですけども、結構、150人ぐらい来てたんじゃないでしょうかね。そういうことは今後もやっていかないかんだろうと思ってます。
このへんは、特に氷温とか熱処理とかいうような技術を持ってますんで、そういうところに対する関心もできれば持ってもらいたいというふうに思ってます。

記者:
それだったら、例えば市が中心になって投資のファンドを形成するとか、韓国から日本にお金を持ってくるときには、外資、外為なんかも非常に難しい問題があるんで、そういう窓口をつくって、そういうポジションをつくって、そういうのを積極的に売り込むとか、ソウルに事務所をつくるとか、何かやらない限りは、つてをたどってたって、いくらも進まないんじゃないですか?そういうふうな何か具体的なアイデアとか方針とかないんですか?

市長:
今の米子市として、ソウルに事務所を持つなんていうことはなかなか難しいんで、県は人を置いておられることもありますので、今後の観光誘致なんかについても、そういう人を利用して、活用してもらいたいと思います。そのへんは県とも協力しながらやっていかないかんだろうと思ってます。

記者:
韓国には交流都市があるんで、そこへ行ったり来たりするのもいいんでしょうけど、韓国交流で民泊とか、そこの地域へ行くのはいいんだけど、ソウルとか大きなところで買い物をしたりするのは、物価が日本よりか高いものもいっぱいあるし、それほど魅力もないんですよね。観光をするんなら1、2度行ってしまえば終わりだし、座席数を伸ばすんだったら、もう少し韓国よりも、ここを使って韓国からよその国へいっぱい旅行してるんだから、韓国でもどこでも、ここから韓国を利用してくれというようなことを、もう少しやっぱりせんと、交流だけだったら、ある程度もう頭打ちになってくるんじゃないですかね。何か座席数を伸ばすための政策ばっかりで…

市長:
ちょっと言い忘れたんですけども、エマーソンパシフィックとグリーンパークの提携がありますよね。今、だいたい3万人前後だと思うんですけども、そこのプラスの1万人といったら結構大きい。どこまですぐ動くかどうかということはありますけど、1万人、本当に増やしていただけるというような話を向こう側からもしておられるんで、そういうのは結構大きくなるんじゃないかと思います。
それから、今おっしゃったように、わかってる人は、結構わかってるというか、今度、私も韓国に行く前に空港でうろうろしてたら、結構帰ってきてる人で、ベトナムへ行った、カンボジアに行ったとか、そういうハブ空港としての仁川(空港)を使って行かれた人も帰ってきておられました。そういう利用も増えてきているんだなという気はしました。

記者:
もう少し仁川の空港の利便性を、非常に乗り継ぎも便利な空港になってるんで、山陰からでも、岡山から飛ぶんじゃなくて、岡山からここに来て使えばいいことなんだと、そのへんもうまくシステム化してPRしていくと、また利用者も伸びるかもと思うんですけどね。

市長:
結構、ここのアシアナ航空のかたがたは、今のハブ空港としての仁川のことは言われますけどね。だから、そういうかたちでの宣伝もしておられるんじゃないかと思います。

記者:
いや、でもね、現実問題、関空から飛ぶときは1万円ちょっとで行けるわけですよ、バスを使えば。でもね、仁川から飛ぶと3万円ぐらいかかっちゃうわけですよ、パックが高くなってて。しかも時間が非常に悪いんで、実際使う旅行者としたら、あのソウル便は使えない。

市長:
だけど、この前、帰ってきておられましたよ。

記者:
いや、それは特別のパックだろうけど、実際、僕も海外へ行くことも多いんで、検討したけど使えないんですよ。

市長:
場所とか時間にもよるんじゃないですか?

記者:
だから、そういう便がない。ここの便の時間帯は非常に悪い時間帯だし、まず時間帯そのものを変えないと、ハブ空港としては使えないし、高いですよ、やっぱり。安くないですよ、ハブ空港を使って、その後でアシアナ飛んだって。こっちで今、安い航空券を使って関空から飛べば圧倒的に安いですよ。アジア圏の航空券は使えないですよ。そこらへんをきっちり、本当にハブ空港化するんだったら、ちゃんと話をして、関空で飛ぶときには向こうがいくらで、アシアナで飛ぶときはいくらだっていうことをきちっとリストアップして、そこで交渉して魅力ある商品提案でもしない限りは、絶対無理ですよ。実際行こうと思っても使えないもん、高くて。高いし時間も不便だし。そこらへんをちゃんと具体的にきちっと詰めて話をしないと進まないと思いますよ。

記者:
この前、ちょっとたまたま行ったんだけど、ここが便利になれば非常にね、関空に行くまでのことを思えば、米子空港まで行って、楽で。それからまた、1回しか行かなかったけど、この前使ったら、なかなか便利で、うまく使えばね。

市長:
使われましたか。そのへんはどういう商品を向こうがつくって、アシアナがつくってもらえるかというのがあるだろうと思うんですけどね。

記者:
先ほどアシアナの海外事業部のかたですか、何かお食事を一緒にされたって。向こうから何か、米子市側への要請みたいなものはなかったんですか?

市長:
特になかったですね。さっき言ったように、こちらからはありがとうという話と、それから、もちろん、今回僕らが行ったように、こちらからもいろいろできるだけ韓国に来させてもらうような努力はしていきたいと思うけども、もっと韓国から送ってくださいという話をしました。
そのコンテクストの中でエージェントのやりかたとか、そういうような話になって、それで向こうのエージェントというのは、エージェント同士で話をしてパックをつくるとかいうよりも、割と、現地のそれぞれの個々の業者の人たちと、旅館だったら旅館、そういうのと直接コンタクトをとってプログラムを組む傾向にあると。だから、そういう個々の人たちの韓国のエージェントに対する売り込みも大事だというような話をしておられました。

記者:
向こうからの取り込みという話なんですけども、就航直後に県内の旅館などでもいろいろ受け入れの働きかけというのは活発にあったかと思うんですが、その後、やはり韓国のかたがたのライフスタイルの違いというようなところで、なかなか日本型の旅館としては、受け入れが難しいというような話も結構あったように聞いております。それから宿泊料の問題ですね。どうしても普通のホテルに比べると割高というようなこともあって、なかなか受け入れられないというような話も聞いておりますが、そのへんの2点ですね、生活様式の違い、それから料金面ですね、これについて、ちょっと、今、皆生の組合さんなんかがどういうふうな動きをしておられるか把握はしてないんですけども、そういう声があるということは、市として聞いていらっしゃるのか、あるいはそのへんのことで何か対策ということも具体的に考えておられるのかどうかと思うんですが?

市長:
そのへんは、何というんですかね、ビジネスの話になってきますので…
ただ、話を聞くと、韓国のその生活様式とか、料金の話、そういうのもあると思うんですけども、皆生でもいろいろありますのでね。全部が全部パック旅行みたいなものを受け入れるかといえば、必ずしもそうじゃないだろうと思います。それを受けてもらえるところは、受けてもらえるところとして、やっぱり今後、ビジネスを展開していってもらいたいとは思ってます。
一部の旅館は、もう韓国のお客さんを受け入れたいというようなことをおっしゃっているところ、それから実際にもう来ておられるところもありますんで、そういうところは今後もやっぱり続けてもらいたいと思いますし、それから拡大していってもらいたいと思ってます。
ただ、日本の観光客のレベルであれば受け入れるというところももちろんあるわけですので、そういうところはインターネットなんかで一見のお客さんも来られたりしてるような話も聞きますけども、それはそれとして、やっぱり自分たちの経営のやりかたというのはあるだろうと思いますので、私どもがとやかく言えないところだと思うんです。向こうのエージェントの希望に応じたようなところが、こちらにないことはないんで、そういうところとやっぱりマッチングしてやっていただければと思ってます。

記者:
ということは、やはり一義的には各旅館さんの経営姿勢といいましょうか、それに任せるというか?

市長:
その仲介の労をとったり、そういうことは市としてもやれるだろうと思ってます。それから指導というのはちょっとあれですけども、啓発とか、そういうことは市としてもやれるだろうと思いますので、そういうことを今後も努めていきたいと思ってます。

記者:
皆生温泉のPRということになりますと、もっとむしろ積極的な働きかけもあっていいのじゃないかとも思うんですが…

市長:
そのへんは、県でもいろいろ今まで韓国に対するPRなんかもやってもらってきてます。そういうときに皆生温泉の売り込みのしかたとか、そういうのは、またいろいろご相談させてもらったりしています。
今後、4市でもそういう動きが出てくるか、ちょっとそのへんはあれですけども、県でもいろいろやってきてもらってますので、そういうのにはもちろん僕らとしても協力していきたいと思いますし、また、なかなか米子だけでというわけにいかんだろうと思うんですけどね。
今度、来年度予算で、準加盟ですが、米子もJNTOに入ろうと思ってます。国際観光振興機構というんですが、そういうのも活用できるところは活用していきたいと思ってます。

記者:
これ、何するところなんですか?

市長:
これは、いろんな海外からのお客さんの動向だとか、国際会議なんかの動向だとか、そういう情報をくれて、それでこちらが支援してもらいたいような点があれば、いろいろアドバイスをくれたりする機構で、鳥取も松江も入っておられるようです。これに米子市も来年度は入ろうかなと思ってます。

記者:
それ、民間なんですか?

市長:
昔、運輸省の所管で、特殊法人国際観光振興会ってあったんですよね。それが改組されたっていうか、独立行政法人国際観光振興機構に移行したんじゃないですかね。

記者:
これ、予算計上しているわけですか?会費高いんですか?

市長:
たしか、準加盟で30万だったと思いますけど。いろんなランクがあるんですけどもね。

記者:
ちょうど観光連携、中海圏の話がちらっと出ましたけども、観光協会サイドでも協力してやっていこうという動きが、今、具体的に出てきておりますけれども、こうした動きが活発になっていくと、この中海圏を見渡しますと、やはり松江市のこれまでの観光の実績というのは非常に突出してるかと思います、現状からしますと。その連携するというのはいいんですけれども、何というんでしょう、松江の求心力がより高まっていくというようなことも考えられるんじゃないかと。例えば宿泊地にしても、松江は合併した関係で玉造温泉も抱えてますし、当然、松江温泉もあるということで、交通の便でも出雲空港もあったりするということで、比重がより島根側に傾くというようなことも考えられるんじゃないかと思いますが、そうした中で、米子はどういうアピールをしていくかというのが、今の段階ではちょっと見えにくいところがあるんですけれども、このあたりについてはいかがでしょうか?

市長:
全体としても、山陰のこの地域の底上げということが、まず重要だろうと思うんですよ。それで、中海を取り巻く4市というのがあるわけですけれども、そういう中で、私どもは大山というのもやっぱりひとつの柱だろうと思ってます。米子は大山のふもとにあるわけですんで、大山観光はかなり米子に宿泊客が来るとか、そういうメリットは米子にもあると思っているんです。ですから、中海・宍道湖・大山、大山・中海・宍道湖と、順番はどうでもいいんですけども、今、その3つの柱で売り込もうということになってるわけですよね。それで「大山王国」というとらえかたもあるわけですけども、そういう中で米子は大山があったり、花回廊があったり、皆生温泉があったり、もちろん境港の鬼太郎も近いし、それから安来の足立美術館はどっちかというと松江よりも米子のほうが近いですよね。そういうところに行かれてこっちに来られるというような広域的な観光の売り込みかたというのは、あるだろうと思ってます。
それから、会議でいえば、もちろん松江もメッセを持っておられますけども、米子はコンベンションセンターを持ってるわけですので、そういう国際会議とか、そういうのも米子としてのメリットはじゅうぶんあるだろうと思ってます。
いずれにしましても、全体を底上げして、この認知度を高めた上で、それぞれの魅力を売り込んでいくという、そして泊まってもらうなり、訪れてもらうということじゃないかと思ってます。だから、4市でやろうと言ってるのは、また4つの商工会議所、それから4つの観光協会の皆さんが一緒にやろうと言ってるのは、それぞれはそれぞれのやっぱり魅力というか、来てもらいたいという気持ちはもちろんあるわけですけども、そういう中で、まず底上げしましょうというのがねらいだろうと思ってます。

記者:
なかなか各首長の中で外交経験をお持ちの首長さんって、まずいないと思うんですよね、地方自治体のトップで。ですから、いわゆるそういう経験もお持ちなんですから、そういうネットワークだとか過去の経験を生かして、野坂さんしかできない日韓交流のアイデアとか対応策というのはないんですか?何か聞いてると、都市間競争で皆さんどこもやっているところであって、大山を磐梯に置きかえたら聞けちゃうような話だと思うんですよ。だから、どこも都市間競争、一生懸命やってる中で、野坂さんしかできない日韓交流、また、それへの支援策というものはないんですかね?

市長:
米子市は、環日本海交流という中で環日本海拠点都市会議なんかも持ってまして、これはことしの8月の末に米子で第14回の会議をやることになっているんですけども、そういう場はもちろん活用していかなきゃいけないと思ってます。その会議から、すぐ結論が出てくるというわけではないだろうと思うんですけど、やっぱり長い目で見て、今のウラジオストック、東海、境港ですか、私はたまたま4日の予定もあったんで行けなかったんで、経済部長を出したんですけども、そういう中でそういう地域からもっと米子に、米子というか、この地域、境港に来ていただけるんであれば、どうしてもやっぱり宿泊とか観光ということもあり得るだろうと思いますので、そういうところは米子としても売り込んでいきたいと思ってます。
泊まるところは、米子は皆生、それから駅前にありますんで、やっぱり宿泊というのは経済効果が大きいと思います。そういうところにできるだけ来てもらって、この地域を見てもらいながら楽しんでもらいたいと思ってます。

記者:
ちょっと逆戻りしますけど、今、韓国から来てくださいという呼びかけがありますよね。さっきも出てましたけど、宿泊、皆生をメーンで考えた場合に宿泊の問題が、しかし残りますよね。つまり今の生活様式の話とか料金面でうまくマッチするかどうかということ。そこで、そういうことを市行政でやる部署はどこですか?観光課の所管になるんですか?

市長:
ええ。

記者:
その人たちは、その受け入れをうまいぐあいにコーディネートするというようなことを何か具体的にやっとるんでしょうか。どういう仕事をやっとるのか、よく見えんのですが?

市長:
県ともやっぱり協力しながらやっていかないかんだろうと思いますので、いろんな会議とか、そういうのがあるんで、一緒に話をしながら、場合によっちゃあ皆生の旅館とか、そういうところとも話をしながらやってると私は思ってますけど。

記者:
もうちょっと市行政、地元の市ですから、それは県レベルの話があるのはわかりますけれど、地元の市として、やっぱり役割はあるんじゃないでしょうかね。片方で来てくださいって言って、受け入れがうまくいかないと、何かおかしなことになると思いますから、そこは僕はもう少し地元行政としてやる余地、うまく受け入れられるような方向に持っていく、何らかやることがあるんじゃないかなという気がするんですけどね。ちょっと正直、実態をよくつかんでない上での質問なんで、ちょっとそういう気はしとるんですけどね。

記者:
要は、皆生温泉がいい、いいという話なんですけれども、それを、日本人だったらわかるかもしれませんけど、韓国のかたにわかってもらおうと思ったら、それなりのやっぱり仕掛けというのも必要だと思うんですよね。そのためにもっと各旅館にやってもらわないといけないこと、あるいは行政として、こういうことだったら手助けできますとかいうこともあるんじゃないかなと。郷に入っては郷に従えではないですけど、日本の生活様式のよさみたいなのを体験してもらうとか、そういった売り込みかたもあるかと思うんですが、どうもそのあたりが韓国側の意向とうまくマッチングしてないというような雰囲気がありまして。

市長:
この前、たまたま知事がアシアナ航空に行かれましたときに、私も(中国)図們市にいたんで、ソウルでジョインしたんですよね。そのときに県の主催だったんですけれども、いろんな旅行関係のかたが韓国のエージェントのかたがたと商談会でもない、何だったかな、ちょっと正式名称は忘れましたけども、そういう機会があったんです。そのときに皆生の旅館のかたなんかも来ておられましたよ。それから運送というか、いわゆるバスなんかをアレンジされるかたとか、そういうかたがたも来て、直接、韓国側の業者のかたなんかとも話をしておられましたね。だから、そういう努力はいろいろやっていると思います。さっき直接マッチングという話がありましたけど、そういう機会も今までもつくってもらってると思ってます。

記者:
積極的に取り組まれるところは、そうやって出かけていってでもやっておられると?

市長:
ええ。エージェントのかたをこちらに呼んで、それで見てもらって帰るというような、それから報道機関を呼ぶ行事とか、そういうのもいろいろやっておられますし、そういうときに米子部分で協力できる部分は、私どもももちろん観光課なり観光協会の人が付き添って行ったり、こちらの事情を説明したりということはやらせてもらっております。

記者:
例えばそういった事例というのは、今のところなかなか米子市の財政が厳しいんでしょうがない、いたしかたないとは思いますけど、やっぱり県が中心ですよね、誘客本部とか、つくったりということですので?

市長:
そうですね、やっぱり広域でやりますんでね、今後、どう発展してくるかわからんですけれども、4市市長会の事業にもなってくるかもしれませんね。ちょっと議論してみないとわかりませんけど、そのへんは。

記者:
地元の市として、とりあえず10月までソウル便は存続しますけど、それ以降という話も多分出てくると思うんで、新しい年度に向けて、米子市として、例えばこういう事業を強化するとか、今度新しい航路もできますよね。そういった部分で、地元としての取り組みというのが、もっと必要なんじゃないかなというところが多分出てくると思うんですけど?

市長:
米子市でも韓国語のパンフレットなんかももちろんつくってますし、それから案内板とかそういうものの韓国語での充実とか、そういうことは、今後考えていかないかんだろうと思ってます。それから、おもてなしというか、韓国のかたがたと若干でも韓国語でコミュニケーションができるように、語学の研修会なんかで協力とか、そういうことは、今後やっていきたいと思ってます。

記者:
ちょっと話変わりますけど、境港に貨客船が来る予定なんですけど、米子市はその誘致とか、今のね、境市長が行ったりされたんですけど、協力しないんですかね?

市長:
いや、あのときには私にも声がかかったんですけども、1週間ぐらい前に聞いたような話でして、日程がなかなか動かせないところがありましたんで、うちは、経済部長を出しました。それで、東海とか束草なんかにも行かれたんで、向こうの市長さんにも会ってもらったりはして、安来は市長さんが行かれたんですけども、あと、松江も行かれましたよ。だから、4市で一応。
ぜひ来てもらったら、それこそ何百人という人が1回の船で来られるわけですので、ああいうのを使って修学旅行なんかも来るかもしれないんで、こちらの修学旅行の受け入れとか、そういうことも考えないかんなという話はしております。

平成20年度予算

記者:
あと、これまた話変わりますけど、もうじき予算の発表もあるんですけど、ちょうどいい機会なんで、何か来年度、市民向けの景気のいい話はないんでしょうか?

市長:
ちょっと予算は、予算のときにまたお話しさせてもらいたいと思います。

記者:
でも、せっかくの機会なんで、予算の話で何かないですか?

市長:
住民自治基本条例とか中心市街地活性化基本計画というのは、もう、今、動いてはいますけどね。それからバリアフリーがどこまで動かせるか、これも鋭意やっていかないかんだろうと思ってます。

記者:
確かにそういう行政施策というのは、行政課題ではあって、いろんな分野のかたが期待はしてらっしゃるんでしょうけど、普通の一般市民向きの何か、何もないなという感じがありまして。住民自治基本条例というのは、これは行政側の話なので。

市長:
より市民の皆さんにも行政に入ってきてもらいたいというか、協働してやっていきたいという、そういうあれなんですけどね。

記者:
それは市側の課題なので、例えば文化イベントにしても、それからスポーツイベントにしても、何か楽しいものがないので、今。そういうものをひとつぐらいは何かやっていただいたほうがいいんじゃないかなって。気持ちが何か沈滞してるような気がするんですよね。桜庭一樹の講演会をやるとか、何かそういうのがひとつあれば、半年ぐらい話題になるんじゃないかと。どうですかね?そういう、一番人が呼べるような…

市長:
従来から、がいな祭はもちろん、市も支援させてもらっていて、今度35周年ということなんで、もちろん支援させてもらいたいと思ってますし、トライアスロンとか、そういうのはもちろん継続して支援させてもらいたいと思ってます。
米子の宣伝では、この度、素鳳展は外でやってうまくいったんで、今度は、米子市民にもっと、せっかくあるんで、鑑賞してもらいたいと思っているんですけどね。

記者:
いや、例えば大山だったら、恵みの里公社つくってね、物産から何から何までみんな大山でやっていきましょうとかいうのがありますよね。それで境港だったら水産物の加工を今度は鬼太郎と結びつけて何かやりたいっていうことで、ひとつのキーワードに向かってまちづくりが集約しているとこがあるんだけれども、じゃあ米子の市政、野坂市政というのがひとつのキーワードでくくれるようなものがあって、そういうふうなところに、これが野坂市政ですよって、わかりやすいメッセージがあるのかということですよ、予算の中で。そういうふうに考えたときに、それがあれば市民も、ああ、そうだな、我慢しましょう、しばらく財政がよくなるまでは、というのがあるかもしれないけど、それが見えてこないというのが不満だと思うんですけどね。総花的に何でもかんでも削っちゃって、どうしても減らせないとこだけ、耐震とかなんとかやりましたよという予算であれば、いや、財政課だけでつくりゃいいんじゃないかと、選挙で選ばれた市長は要らないよという話になりかねないんじゃないですか。だから、そういう意味で、何か柱になるというか、これが野坂市政だというような予算の項目があればと思ったんですけど。

市長:
今、ひとつの課題は、やっぱり地域福祉だと思ってます。これからお年寄りがふえていく世の中になってくるので、地域で支え合うようなシステムをどうつくっていくのかというのは、これはかねがね私は言ってるんですけども、大きな課題だと思ってまして、いろいろなモデル事業は始めてるんですが、そういうのを全市的に広げていくということは、続けていかないかんだろうと思ってます。
それから、「ヘルスアップ2015」をつくりましたが、お年寄りが元気で長生きして生きがいを持って暮らしていけるような米子にどうしていくかと、いうのも大きな課題だと思ってまして、さっきの地域福祉計画もそうですけれども、まだ介護までいかないような人たちの生活機能の低下をどう防ぐかというような事業とか、認知症の事業とか、そういうことは、今後もやっぱり続けていかなきゃいけない重要な分野だとは思ってます。

記者:
年寄りを元気にするのは働かすことですよ。箱をつくって入れとくんじゃなしに、広い田んぼをつくって、草取ったり、ネギつくらせたり。もう年とったけんって、すぐベッドに寝せとるんじゃ、死ぬのを待つばかりで。

市長:
いや、そのベッドに寝せとくような状況にならんように、どうしていくかということだと思うんですよね。

記者:
だけんもう、いっぱいあいとる土地があるけん、そこを区切って草を抜かせたりして。朝からゲートボールしとるようなことじゃだめですよ。

市長:
老人クラブなんかも結構みんなで草取りなんかしようということでやっとられますんで。

これからの観光

記者:
さっきのソウル便の話ですけど、例えば韓国から日本に来た人たちとか、韓国人のアンケート調査とか意識調査とか、また韓国の国内での米子や大山の人気度調査ということはやられたことはあるんですか?

市長:
県がやられたことはあるようですが、この地域の認知度が低いということは確かなようですね。

記者:
皆生も魅力ないしね。皆生温泉、魅力あるんだろうか?

市長:
夏なんかはあると思いますよ。海もあるし、それから料理なんも。

記者:
海、どこでもあるでしょう?

市長:
だけど、温泉のそばに海があるっていうのはあんまりないんじゃないですか。

記者:
いや、結局いろんな政策を立てるときに、基本データがなくて、施策を立てたって、うまくいかないと思うんですよね。僕、前任地、松山だったんですが、あそこは坂の上の雲のまちづくりやって、韓国人が来なくなるんじゃないかって心配があったんで、韓国から来て、旅館に泊まって、道後やいろんなホテルに泊まった人に徹底したアンケートをとって、それで大学とタイアップして、韓国の観光フェアに行ってデータをとって、それで道後温泉に足りないのは何だということをピックアップして、金がないから5年間かけて少しずつやっていきましょうという計画をつくって、それに合わせて広告代理店とかなんとかに、市はこうやりますからやりましょうという話があったら、非常に説得力があるじゃないですか。でも、きょう今聞いてる話も、つてがあったとか、前行ったときにこういう話であって、やっぱりある程度行政だったら数値化できるデータをきちっと集めた上で観光施策を立てないと、それは間違ったほうに行く可能性だってあるわけでしょう。そういうのがないというのは、ちょっとおかしい気がするんですよね。
松山の場合、金がないもんだから、松山大学とタイアップして、学生も使って、ほとんど金のかからないかたちでアンケートをやったんですよね。だから、何かそういう、きちっとデータをとって、それを分析してやって、それをフィードバックするというような行政手法を確立しないと、何やったって成功しなくて、場当たり的で、何やってるかわかんないよ、市民から見えてこないよ、ということになるんじゃないですかね?

市長:
国内的には、泊まられた客に、アンケート調査なんかやって、一応集計はつくっとられますけどね、皆生は。それに対して米子市として手伝えるところがあれば、改善のためにやろうという話はしてます。

記者:
具体的にそのアンケートから上がってきたもので、どういうものが上がってきて、市がどういうふうに対応されたかというのはあるんでしょうか?

市長:
そこは、一義的には皆生の旅館組合で考えていただく話なんですけども、市が対応できる部分については、一緒に考えてやりましょうという話はしてます。ちょっと外国、韓国ということになると、まだ数が少ないんで、そこまではやってないんじゃないかと思います。

記者:
今、支局長が言われるように、鳥大なり環境大なり、鳥取県中部のほうにも大学あるんで、その学生をどんどん使って、いろんなことをやらせたら、彼らも勉強になるし、勉強するテーマができれば、また弾みもつくだろうし、ほかにも、それを行政がそういう後押ししてやるのもひとつの、学生たちへの活性化になると思いますけどね。

記者:
市長、さっき素鳳コレクションの話をされてましたけど、3年前に皆生に展示場をつくられましたよね。あのときはあのときの状況で、あのレベルになってしまったんですけど、集約をして一番最初の計画ですよね、皆生に大展示場をつくろうというようなことを、今の話で、もう一回再検討するとか、あるいは、山陰歴史館の2階とか、ああいうところに完全常設展示をやろうかとか、そういうちょっとダイナミックなお話はないですか?

市長:
実を言うと、山陰歴史館の中で一室でも、空調とか、色彩とか、そういうのでもやって常設でもしたらどうかという話も山陰歴史館等ともしてるんですけどね、なかなか保存とかそういうことを考えると難しいようなことを言ってますけどね。

記者:
でも、そのために伯耆の国文化創造計画で合併特例債をとってるわけでしょう、改装とか、山陰歴史館も含めて?

市長:
もちろん、それは最小限の予算をつけてでもやろうかというような話も、実を言うと内々はしてるんですけどね。なかなかそこまで、今の人形の状況からいくと踏み切れないようなことを言ってます。
それから皆生も皆生として、旅館組合のおかみさん連中に運営してもらってるんですけども、それはそれなりに、今、動いてますので、それをまた皆生に新たな施設をつくるということになると、これまた予算も絡んでくる話になってくるんで。

記者:
だから、それは3年前に、こんなに価値があるものと思わなかったというところに戻っていくわけでしょう。要するに3年前のあれだけの話がどんどん小さくなっていってですね?

市長:
いや、小さくなっていったというか、現実的にどういう方法があり得るのかということを考えたときに、観光センターの中のあの場所が活用できるということになってきたもんですから、じゃあ、あそこで活用するという方法でできないかと。いろいろ検討したらできるということになったもんですから、あそこに動かしたんですよね。

記者:
でも、あれで本当にたったあんだけで観光の目玉にはなんないですよ、僕ら観光客として行っても。

市長:
だけど、旅館組合というか、おかみ会のかたがたに言わせると、あれはあれなりに意義があるということを言っとられます。

記者:
それはつくってもらったもんだから、そう言ってるんでしょう?

市長:
つくってもらったもんというか、運営は向こうでやってもらってますんでね、米子市が人を置いて運営してるわけじゃありませんし。

記者:
じゃあ、実際に券が、どれだけ、どういうかたちで売れているのかというのを一度お調べになったらどうですか?観光の目玉となるような施設っていうんですか、これからも?

市長:
例えば何か目玉をつくって、それを見るために、そこに泊まるというのは、そんなにないと思うんですよ。あそこは、30分なり時間をちょっとつぶすようなところが欲しいという発想からつくったところですからね。例えば、足立美術館ができたからといって、さぎの湯温泉に人が泊まるかって、そうじゃないですよね。だから、もともとの発想というのが、ちょっと時間つぶしができるような場所が皆生に欲しいということでして、おかみ会の思惑と、私どもがお貸しできるという現実の話とが、うまくマッチしたから観光センターの中にああいう施設ができたということなんです。

記者:
それはそれとして、先ほどおっしゃってたのは、多分もう少し大きな観光となる、これからどんどん観光、それこそ何かすごく弱い感じがするんですけどね、野坂さんがやってこられた福祉とか保健に比べたら、まだこれから観光の部分ってどんどん伸びてくる可能性って多分あると思うんですね、このソウル便とか新しい航路とかですね。だからこの米子市の大きな観光施設というかたちで、素鳳館なんかをうまく使えないかという、多分ご意見だったと思うんですけど、そういったかたちで、米子に来たら、やっぱり何か観光できる大きなところがある、米子の観光の目玉といったら、これ、大山とか、そういったところもありますけど、やっぱりそういう部分での評価というのが多分これから必要になってくるんじゃないかなと思うんですけど?

市長:
私が市長になって、すぐに、皆生温泉活性化検討委員会というのをつくって、それで民間のかたがたともいろいろ議論をして、町並みだとか、いろんな意見が出て、そういう中で皆生温泉をより活性化していくための方策というのを、それぞれの役割の中でやっていこうと。旅館は旅館のかたがた、また、行政は行政、市民の人は市民の人というようなことで、今、進んできたわけですね。それでも、実際に観光客が減ってきちゃったんで、それがどんな効果があったのか、また、それがどこまで下支えになったのかというようなこともありまして、もういっぺん開いて、検討しようかということは今言ってます。来年度ぐらいにはそこでやった結果を踏まえて、じゃあ今後どういうことをやっていこうかということをもういっぺん検討し直そうという動きにはなってきています、皆生に関してですね。

記者:
だから素鳳コレクションがそうですよね。それから淀江に置いてある上淀廃寺の壁画もそうだし、いいものはたくさんあるのに、結局、それをきちっと評価をして、それを伝えるような仕組みづくりができてないから、それを観光にいかしたいと思うんですよ。

市長:
淀江の上淀廃寺、それから向山古墳群ですね、あれの整備というのは、平成22年度ぐらいまでには終わる予定なんですよ。その向山古墳群はその後になりますけども。

記者:
結局、上淀廃寺もね、基壇部分の復元だけであって、そういう資料館をつくったり、そういうわけではないでしょう。今、工事が進んでいるのは、現状で、金堂の基壇を復元するわけですよね?そういうかたちの復元でしょう?

市長:
ええ、そうですね。それから、資料館は今あるわけですから。

記者:
でも、あの資料館というのはね、井手挟の埴輪もあるし、角田のシャーマン土器だとか、そういうものもいっぱいあるんですよ。あそこなんか人を連れて来たとき、みんな何これって言いますよ、あれは。これだけのものがあって、この展示場なのっていう。市レベルであれだけの考古学史料はないですよ、普通は。だから市当局の中に認識が低いんじゃないかというのは何人もおっしゃいましたよ。これだけのものがあるということが、価値がわかってないんじゃないのという。土くれとしか思ってないんじゃないかと。

市長:
市レベルで、おっしゃるようにああいう資料館を持っているのもそんなにないと思うんですよね。山陰歴史館みたいなものも市レベルで、ここの美術館にしてもそうですけども。それは小ぢんまりとして、市レベルでこんなの持っててもしょうがないと言われるかもしれませんけども、やはりそれなりの価値は、私はあるだろうと思うんで、これはやっぱり維持していかないかんだろうと思って、その内容等についてもよくしていこうとは思ってます。

記者:
ですから、維持は当然やらなきゃいけないけども、県と相談するって何度も言われてるんだったら、例えば県立博物館を誘致するとか、もっと長期ビジョンを持って地域の文化財とか、素鳳館にしたって、こっちがだめなら県と話し合うとか、そういうかたちでもっと長期計画を持ってきちっと毎年整備、もちろん予算が厳しい中でやっていかないと、結局何にも変わらないまま都市間競争に負けていくんじゃないですかね。そういうのが見えてこないですよ。

幹事記者:
そうしますと、時間が来たようですので、これで終わりたいと思います。どうもありがとうございました。

市長:
どうもありがとうございます。よろしくお願いします。

(かっこ内) は、秘書広報課で補足しています。

掲載日:2008年2月19日