市長定例会見(平成21年4月21日)

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市長定例会見(平成21年4月21日)

 平成21年4月21日(火曜日)

 市長就任会見(2期目)

幹事記者:
それでは、まず冒頭、現在の心境と、この先4年間をどんな姿勢で臨むのかという抱負について、どうぞおっしゃってください。

 市長:
このたび、引き続き4年間市政を担当させていただくことになりました。
まず当面取りかからなきゃいけないのは、マニフェストで上げています24の施策を円滑に実施に移していくための準備、またその進行管理といったことをまずやらなきゃいかんだろうと思っております。
それから、市政に臨む方針というか、私の施策はマニフェストに書いてあるわけですけれども、従来から言っておりますように、公平公正な行政執行、情報公開の徹底、協働のまちづくりといった観点での基本姿勢というのは今までどおり堅持していきたいと思っております。
そしてまた、私が従来言っております、暮らしやすくて元気な米子、簡単に言えば生活充実都市という言葉を言っていますけれども、こうして豊かな自然を享受しながら市民の一人一人が希望と誇りを持って生活に充実感が持てるような米子にしていきたいということで邁進してまいりたいと思っております。

幹事記者:
どうぞ皆さん、ご自由に。

 記者:
先ほどのごあいさつの中で、職員に対して3つの訓辞をされましたけれども、コスト意識を持ってということがありましたですね。これは市長さんとしてどういうことをやっぱり職員さんにきちんと認識しておいてもらいたいということなんですか?

 市長:
従来から職員の人にも言っているんですけれども、要は何でもコストがかかるわけでして、いろんな切り口はあると思うんですけども、今までの惰性でやっていればいいというわけじゃなくて、いかにその目的を効率的・効果的に果たせるかと、それは人員的なコストもあるし、財政的なコストの面もあるだろうし、そういう中でより効率的、効果的に行政が執行できるように、常にそういう意識を持ってやってもらいたいということは、常々言っています。そういうことも、あらためて言ったということです。
要は、自己研さんをするときに、勉強してくれという言いかたもしたかもしれませんけども、そういうこともあわせて勉強してもらいたいというつもりで言ったつもりです。
やっぱり世の中が大きくいろいろ変わってる中で、今までやってきたことがそのままでいいということはないし、それからまた新しいやりかただってあるだろうし、それからいいやりかただってやっておられるところもあるだろうし、常に問題意識を持って勉強しながらやってもらいたいと、その中の一つの要素としてコストの面も考えながらやってもらいたいという、そういうつもりで言ったつもりです。

 記者:
済みません、1期目と2期目はそれぞれどういう位置づけにされていますか。どう違うのかなというのは。また違いをどういうふうに位置づけるかということは?

 市長:
1期目というのは、新市になってからの4年ということですか。

 記者:
そうですね。

 市長:
1期目は、やっぱり財政再建というか、行財政改革というのが非常にウエートが大きかったと思うんですね。
財政赤字が出るということで行財政改革に取り組んできたところだったんですけれども、1期目の区切りというか、去年の夏の段階で、一応それが解消できるという見込みが出てきましたんで、今後はそれを踏まえてやれる施策は積極的にやれる、やっていきたいと思っています。
1期目と2期目の違いというか、1期目は、もちろんやらなきゃいかんことをやってきましたけれども、正直言って、やっぱり新しい事業とか、そういう予算を伴うものについては、やれば赤字の幅をふやすだけという意識が常にあったもんですから、なかなか取り組めなくて、切るばっかりが先行せざるを得なかったというところがあったと思うんですけども、要は、赤字を出さないように、ゼロにまで少なくとも持ってくると。
ただ、今回はゼロというのが出ましたので、もちろん今の経済不況の中で税収が減る可能性が非常にあるわけですし、そういう中での調整というのは当然必要だろうと思うんですけども、今までの起点がゼロに戻すというところから、ゼロからできるというところまで来ていると思っています。
もちろん、厳しいことは厳しいと思っていますけれども、そういう意味では、より積極的な施策の展開ができるんじゃないかというふうには思っています。
端的に言えば、例えば小学校、中学校、保育園の耐震補強だって、前々からやりたいとは思っていたんですけども、なかなか手がつかなかったというのが正直なところです。
こういうものとか米子駅のバリアフリー化にしたって、エスカレーターをつけて、これは自治体負担ということにもなるわけですけれども、そういうものもやっていきたいと思っていますし、中心市街地活性化基本計画の中での美術館や図書館の位置づけ、改修ですね、これも取り組めるようになってきたと思っていますので、そういうものもこの4年間ではやっていきたいと思っています。
ただ、中心市街地は、平成25年までということになっていますので、私の任期が平成24年までなので、もちろん道筋はつけていきたいと思っていますけれども、そういうこともできるようになってきたと思っています。
それから、子育て支援センターの増設ですが、これも極端に各保育園につけるということはできないと思うんですけども、今5カ所ある中で、ニーズなんかのアンケート調査なんかもしながら、ニーズも見きわめて、今の地域的な配分でいいのかどうか、それから補助制度なんかを見て、何かふやす方法がないのかどうか、増設する方向で検討したいと思っていますけども、そのための予算というのは確保できるんじゃないかというふうに思っています。
そういうところは、今まではなかなかちょっと踏み込めなかったところだったと思うんですけども、ある程度新規事業を織り込みながらでも赤字にならないという可能性が出てきていますので、それを踏まえた施策の展開というのは考えられると思っています。

 記者:
済みません、改めて今回の投票結果、得票率等をどのように受けとめられていますか?

 市長:
投票率ということからいけば、14パーセントですか、伸びていますので、それはそれなりにやっぱり関心がより高まってきてるんだなとは思いますけども、ただ、60パーセントを切ったのがいいのかどうかということになりますと、やはりもう少し高い投票率がよかったのかなとは思っています。
それから、私に対する得票率からいいますと非常に接戦だったということで、私に対する批判、不満というのもやっぱりあるというのは十分わかりますので、その辺は私自身も謙虚に反省して、より市民の皆さんが思っておられる行政運営には努めていきたいと思っています。
また、そのための説明といったところもやっていかないかんだろうと思っています。

 記者:
具体的にそこのあたり、どういう批判というのがあったのかなという、ご自身でどう分析されていますか?

 市長:
これは必ずしも的を射ているとは思えないところもあるんですけれども、勝手に行政のほうで決めて、それを住民に押しつけたというふうにとらえているかたもおられたようですので、その辺はやっぱり十分説明していかなきゃいかんことだなと思っております。
それから、行財政改革にしても、切るばっかりでというようなことを言っておられるかたもおられるようなので、その辺の行財政改革をせざるを得なかった背景とか、そういう中でどういう施策をやってきたかとか、そういうようなこともやっぱり説明をきちんとさせてもらいたいと思っています。

 記者:
市長、自分に対する2万5千票よりも、ほかのお2人を合わせた票が自分の支持よりも批判のほうが多いんだというのは気になりますか。気になりませんか?

 市長:
気になるというか、そういう票の配分になったということですから、事実は事実として受けとめなきゃいけませんし、さっきのご質問でありましたように、そういうかたがたを支持されたかたもかなりおられたわけですので、そういうかたがたに対する配慮というのはやっぱり必要だろうとは思っています。

 記者:
6月議会、補正予算でいろいろ政策的な部分も出てくると思うんですけれども、何か具体的にありますでしょうか?

 市長:
一番頭にありますのは、やっぱりマニフェストで言った施策をどう展開していくかということだと思います。
例えば、米子駅のバリアフリー化も肉づけで回していますので、そういうところの予算も考えていかないかんでしょうし、小・中学校、保育園の耐震補強ですね、これなんかも、一部は肉づけに回したんじゃないかと思いますけども、それらも当然配慮していかないといかんでしょうし、それから経済対策というか、景気対策ですね、これもまた国の補正等の関係もありますけれども、それを受けての米子市の施策というようなことも今回の6月補正では考えていかないかんじゃないかと思っています。
基本的にはやっぱりマニフェストで言った24の施策をどう肉づけしていくかと。
これは、今後4年間の話ですので、必ずしも補正で全部というわけじゃありませんが、平成22年度までという言いかたをしてる部分もありますので、それは当然平成22年度までということですけども、その施策の実施というのか、実行はきちんとやっていきたいと思っています。

 記者:
当選のあいさつの際に、県西部、あるいは中海圏の中心都市として輝くようなまちにしたいということを言っておられたわけですけれども、これは具体的に言うとどういうことをイメージしておられるんですか?

 市長:
米子は、中海圏域の中心都市であるというのと同時に、鳥取県西部の中心都市なんですね。
もちろん米子だけじゃなくて、全体が底上げするような形に持っていかないかんだろうと思うんですけども、そういう中で米子市というのは中海圏域でもそうですし、鳥取県西部としてもやっぱり中心となる都市としての役割を果たしていかないかんと思います。
それで、光り輝くという意味では、そういう元気であって暮らしやすいまちというイメージでとらえているんですけども。

 記者:
なかなかそのイメージがやはり市民に伝わらないと思うんですけれども。もっと具体的なまちづくりの方向性みたいなものが出てこないとね?

 市長:
中海の場合、今回はみんなで、振興ビジョンをつくりますんで、その中で米子の位置づけというのは当然出てくると思います。

 記者:
中海の振興ビジョンの中では、大橋川の拡幅問題というのはどうとらえられていますか?

 市長:
これは、議論してみないと今のところはわかりません。
いずれにせよ、米子市としては、治水と水質の両面から関心があるということですので、もちろん松江のほうで被害がないようにということは当然のことですけども、そういう中で、今、水質の面についても治水の面についてもそれぞれ話し合ってますんで、そういうのを踏まえて大橋川について、中海全体としてどうとらえるかという話になってくるんじゃないでしょうか。
だから今、中海4市の圏域の中で大橋川の議論をして、大橋川はいいとか悪いとかいう結論というのはすぐ出ないんじゃないでしょうかね、1年ぐらいの間では。

 記者:
ただ、建設省は大橋川の拡幅はやりたいということをもう前面に出して、その条件整備をやってきてるので、1年2年ではならないかもしれないですけれども、市長の任期の間に必ず判断を求められてくるだろうと思いますし、そういう中で、中海の周辺のこの市長会の中でそういう話を置き去りにしたまま、将来ビジョンだけをつくっていく、みんなで連携して何か明るい地域をつくるんだというだけでは、多分現実との乖離が始まるような気もするんですけれども、その中海市長会でも態度をちゃんと表明されるようなことにされたほうがいいんじゃないかと。
要するに下流部としての危険性というのは米子市もあるんですけれども、今のところその論議が進んでないわけで、論議が足踏みをしてるわけで、早目にそういう話もされていったほうがいいんじゃないかと思ってる市民もあるようなんですけれども?

 市長:
米子市としても大橋川の拡幅は頭から絶対だめだと言ってるわけじゃなくて、もちろん治水の問題で護岸の整備とか、そういうものはきちんとしてもらわなきゃ困るという言いかたをしてるわけですので、その辺の結論が出ないのにやってもいいですとも言えないし、やめなさいとも言えないわけです。
ですからやっぱりそこは、どういう形で、振興ビジョンに大橋川を書くのか書かないのかというのはあると思うんですけども、今の段階では、仮に書くとしても、こういう立場から、こういう立場があるというような書きかたしかできないんじゃないですかね。
もう大橋川の拡幅はいいですということは、なかなか米子市としては言えないわけですので。護岸がどうなるんだと、今、国土交通省が進めてもらってるやつで、また今後どうなるんだと。
米子市がまだペンディングになっているというか、だれが事業主体でやるかというのも決まってない部分だってあるわけですから、それらがクリアにならないうちに、もういいですよとはなかなか言いません。
そういう立場はあるし、こういう立場もある、そういう中でみんなで協力し合っていきましょうとか、それは議論してみないとわかりません。
そういう問題よりもやっぱり今後の観光とか、それから産業振興だとか、そういう面が、振興ビジョンですからね、大きくもなるんじゃないでしょうかね。

 記者:
その振興ビジョンの中で、当然地域のポテンシャルからして、米子と松江と比べれば、当然松江のほうがポテンシャルが大きいと。定住圏構想の中では眼鏡型という、複眼型の定住圏で、米子も中心市であり松江も中心市であるという妥協案があるんですけれども、どう考えても地域ポテンシャルからいえば松江市のほうが恐らく大きいのでは?

 市長:
私はそう思いませんけどね。

 記者:
そうですか?

 市長:
例えば、交通の便とか自然だとか、そういう意味からいったら決して松江と米子と比べて、松江の方がポテンシャルが高くて米子がポテンシャルが低いとは私は思いませんけどね。

 記者:
来年は、中海市長会のトップになるんでしたっけ?

 市長:
3年任期になってまして、一番最初松江が受けられたときに、次は米子ですなという話になってるはずです。
2年半前ですか、最初、中海市長会ができたときに、みんなで、4人で、1回目は松江にやってもらって、次は米子にやってもらうという話だったと私は理解してます。

 記者:
その具体的なリーダーシップというのは、どういうふうに果たしていきますか?

 市長:
今度策定されるビジョンを踏まえて、その中で米子としてやっぱり引っ張っていくような提言等はしていかないかんだろうと思っています。
それから、米子として、こういう中海としてやっていきたいというようなことは、より今までよりも主張しやすくなるんじゃないかとは思っています。

 記者:
引っ張っていけるというのは、具体的にどの分野で引っ張っていけるんですかね?

 市長:
米子としては、やっぱり皆生温泉とか、それから大山との連携とか、そういうところはあるんで、観光の面でいけばそういうところはより推進していきたいと思っていますし、それから例えば中海架橋の話にしたって、すぐにはできないと思うんですけれども、事務局に調査させるとか、関係機関への働きかけとか、そういうことは中海市長会として、より突っ込んでいきたいと思っています。

 記者:
中海の話で、米子市に中海賢明利用協議会という会合の事務局を置いているんですけれども、この協議会には毎年予算がつかないんですが、市長は賢明利用協議会のありかたはどうお考えですか?

 市長:
あれは予算をつけるような会議じゃなかったんじゃないですか。
要は協議して、どういう可能性があるかと、賢明な利用があるかと。
それを具体化するに当たっては、例えば米子市のほうで予算をつけるものについては予算をつけるというような協議の場であって、あそこが予算を使って何かするとか、そういうあれじゃなかったと思っているんですけど。
それと、民間のかたも含めた、中海自然再生協議会というのがありますよね。だからその辺の役割分担みたいなものは、今後はっきりさせていかなきゃいかんのじゃないかなという印象は持っているんですけど。
ただ、中海自然再生協議会というのは、僕の印象ではかなり広くなり過ぎちゃっているので、なかなかその場で議論もしにくいんで、もう少し絞ったほうがいいのかなというような、これはいろんな関係者がおられますので、すぱっと決めれない話だとは思いますけれども、少し整理が必要かなという感じはしてます。

 記者:
ただ、再生協議会はNPOで、賢明利用協議会のほうは米子市なんですけれども、市が事務局を持ってて、どちらかというと行政側系というか。
その賢明利用会議のありかたというか、今言われるように、会議をして、それをそれぞれ施策に反映していくというふうに言われますけれども、現実的には2年間、3年間か、初年度に1枚ビラをつくってそれをまいたという、団体を登録されましたという広報だけだというのが現実なんですけれども。
僕の言いたいことは、もう少しそういう賢明利用協議会のようなものを看板をかけていらっしゃるんだったら、単に話をするだけではなくて、もう少し賢明利用というものについて具体的に協議会のほうでリーダーシップをとっていけるような施策をされるか、あるいはもうやめてしまうか、どっちかにしたほうがいいんじゃないかということをいつも思うんですけれども。実際には米子市主導で賢明利用が進んでいるとは一つも思えないんですね。そのあたりはどうなんですかね?

 市長:
中海賢明利用協議会ができたときには、中海自然再生協議会というのはできてない段階だったですよね。
中海がラムサール条約に登録されて、賢明利用ということが言われているので、じゃあどういう可能性があるのかということを協議して決めましょうというのが、中海賢明利用協議会だったような印象があります。
そういう中で今度は、自然再生推進法に基づき、再生、もとに戻す、環境を再生するような協議会みたいなものをつくるんであれば、みんな一緒になってやりましょうというような中で中海自然再生協議会ができたという、たしかそっちのほうが後だったような気がするんですけど。
じゃあ今までやってきた賢明利用はどうなんだと、それがそのまま必要なのかどうかという問題もおっしゃるようにあると思うんで、そこは今後整理していかないかんだろうと思います。
ただ、再生協議会のほうが、私の印象ではかなり範囲が広くなり過ぎてて、なかなか迅速に動けないし、議論する、議論だけの場みたいになっちゃってきてる可能性もあるんで、じゃあどうするかということは、また考えていかないといかんなというのはあると思うんですけど。
きれいにしていこうというだけであれば、湖沼水質保全計画ってありますよね。この21年度から、また、5年間だったと思いますけど、そういうところで行政として、やることはやってるんですけど。
米子市は米子市として、今の賢明利用というのはつくってはいるんですけれども、今後、中海圏域を含めた賢明利用というような場を中海全体として、市町全体で考えていきましょうという機運は出てくるんじゃないでしょうか。そうなれば中海市長会のほうで、もっとそういう議論を深めていってもいいと思います

 記者:
その機運をだれが、出てくるというのがね、機運をつくろうとは思われないんですか?

 市長:
それは賢明利用ですから、今はだから中海市長会で振興ビジョンをつくろうというのはそういうことだと思います。
賢明利用というか、この中海圏域を地域の振興のためにどう活用していくかということは、自然環境の面だけでの賢明利用というだけじゃなくて、ある程度ダブっていることだと思います。

 記者:
その事務局は一応環境政策課にあるんですが、今の環境政策課のスタッフで機能が十分に動くと思っていらっしゃいますか?

 市長:
今後、必要があれば補強せないかんでしょうけどね。

 記者:
そのあたりを考えられたことはないですか。ご自分で見られたことっていうか、気がつかれたこともないですか?

 市長:
議論はしてますけど、だけど人員が不足してるとか、そういう形では、私は、伺ってきてはいません

 記者:
あと、境港のNPOさんがやってるアマモ、コアマモをふやそうというNPOが今度こちらで全国大会を誘致されたんですが、それはご存じですか

 市長:
いや、知りません。

 記者:
そういうものに対して米子市として何かかかわっていこうという話はないですか?

 市長:
私も具体的に存じ上げなかったんですけども、会議の進めかたによってはかかわっていくことはあり得るんじゃないですかね

 記者:
その境港のNPOさんはご存じですか?

 市長:
知ってます。

 記者:
それが一応大崎あたりを、いわゆる米子市を中海で、なぎさをつくろうというようなことでちょっと手がけられたというようなことはご存じですか?

 市長:
何かそういう動きがあるというのは聞いてます。

 記者:
動きがあるんじゃなくて、やられたんですけど、それは。

 市長:
それは知りません。

 記者:
だからそういうような現実もなかなかわからない段階で、協力とか連携とか言っても、何だか米子市自体が本当に中海の、中海はいろいろ民間の動きのほうが本当に先行してるとは思いますけれども、その中で要するに市は中海に対しては何にもやってないんじゃないかという、下水道をやってるんだとかいうことはありますけど、それはね、さっき言われたように湖沼法の関係でね。でも、これは県ですから。

 市長:
県は取りまとめしてるんだけれども、実際に、県ももちろんやっておられる部分もあるし、国がやっておられる部分もありますけども、市がやってる部分もかなりありますよ。

 記者:
なるほど。ただ、本当に積極的に中海のそういった観光でもないですけど、そういう賢明利用という大きな枠の中で、実際には米子市は何かやってるかというと、どう取材してもその辺が出てこないんで、ちょっと不満、僕が不満言ってもしようがないですけど、非常に動きが鈍いんじゃないかという印象をずっと持ってはいるんですけれど?

 市長:
今回は、ひとつのきっかけとしては振興ビジョンをつくる過程の中で、どういう利用があり得るのかということをやっぱり考えていける、また連携していける部分も出てくるんじゃないかと期待はしてます。
環境教育みたいな話であれば、水鳥公園があったり、それから結構、学校、児童に対する環境面での教育活動というのはやっていると私は理解してます。
ただ、それを経済的にどう利用するかということになってくると、民間のかたの加茂川遊覧とか、そういうものもありますし、今、大山・中海・宍道湖圏域の例のくくりの中でそれぞれの商工会議所がやってますよね。うちはどっちかというと米子市の、あれはもちろん行政もかかわってはいると理解してますけれども、情報発信みたいなところを米子市と米子商工会議所が分担してやっています。
大山王国絡みだったと思いますけども。そういうのにはもちろん米子市としては協力してるわけですし、そういう中海を中心とした観光振興という意味では、米子市もかかわってると思います。

 記者:
観光協会の補助金も、今までの計画の中で削られたし、それから、がいな祭の補助金とかも削られてるわけで、そういう形で金が出せないんだったらもう少し知恵を出して汗をかくという手法も実はあるんですけれども、それが今も観光の話をされますけれども、実際に観光協会というか、今言う民間観光に米子市も知恵を出すとか、かかわっていってるという、その姿もあんまり見えないです、現実的に。何となく孤軍奮闘してるという感じがしますけれども、観光協会さんだとか、そういう民間の人たちがね。市長はそうは考えられない、お感じにはならないわけですね?

 市長:
うちの観光課も今の大山・中海・宍道湖というような、皆生温泉とか、そういうのは相当かかわってやってるとは思ってます。

 記者:
じゃあ、こういう比べかたをするといけないかもしれないですけど、米子の観光課は7人ですよね。大山町の観光課は12人ですよね。あそこは商工観光課も持ってるので一概には言えないですけど、隣の大山振興課という課も10人ぐらいいますから、要するに地域の大山観光にあそこはマンパワーとしては20人を投入できるマンパワーがあるわけですね、行政として。米子は7人ですわ。そういうところで、確かに、別に僕は観光をやってらっしゃらないとは言ってないです。よその力を入れてる、そういう姿を米子が今まで余り、さっきの話で切る切るというところもあったのかもしれませんけども、そういうものを、そのあたりに目が行ってないというか、そういうところで足がとまってるんじゃないかなという気がしてるので、市長としては、そういうことは余りお考えになったことはないのかなと?

 市長:
観光というのは非常に重要な分野だと思っています。

 記者:
でも大山町がそういうような組織になってて、みんなでマンパワーでというのは、ご存じじゃないわけでしょう?

 市長:
大山町が具体的にどうかというのは知りませんけれども、いろんなところの比較は、いろんなところでどういう形で体制をやってるかというのは、一遍調査して、私のところまで上がってきたことはありました。
それは見ましたけども、全部が頭に入ってるわけじゃないので、大山町が具体的に何人おられるかというのはわかりませんけども、ただ、いろいろそのときに調べた感じでは、さっきおっしゃった観光商工課みたいなところが持ってる機能、人員の配置がどうなってるかとか、それから松江なんかの場合に必ずしも観光課といっても、コンベンション誘致みたいな部署も兼ねている人もいるとか、必ずしも、でこぼこが若干あって、課の名前で、課に人員が何人いるかというだけで割り切れる話ではないというふうには説明を受けています。
米子市の場合はコンベンションビューローがあるわけですからね。
今のビューロー、コンベンション誘致という観点からいけば、松江はコンベンションビューローみたいなものはないんじゃないですか、たしか私の記憶では。それを市のほうでやっておられると。
米子の場合にはコンベンションビューローがあって、コンベンションの誘致については民間委託でもないですけども、ビューローのほうに金を出して誘致をやらせていると、やってもらっているという仕組みになっているので、必ずしもそういうところがぴったりこないというような話は聞いたことがあります。
だから、そういう中で人員が不足しているということであれば、実際にはまたそれは考えていかないかんでしょうね。

 記者:
あと、人員の問題で、指定管理者制度の文化系の指定管理者制度について、指定管理者であるところからもちょっと意見が出てるんですけれども、それはご存じですか?

 市長:
どういう意見ですか。いろんなかたがいろんなことを言われるというのは私も理解してますけれども。

 記者:
ちょうど一回りして5年になりますよね、もう来年、再来年で。そうすると、仮にそういう今の指定管理者制度の1期目というのを検証するには、ことしぐらいからやってほしい、そういう意見なわけなんですね、大ざっぱに言えば。そういうこと、指定管理者制度については多少文化系というか、そういう実情に応じて見直されるようなお考えはありますか?

 市長:
不都合があれば、当然見直していかないかんだろうと思いますけどね。
いろんな意見がある中で、じゃあどういうやりかたが一番いいのかということは、やっぱり考えていかないかんだろうと思います。

 記者:
不都合があるというようなことには、まだなってないわけですね?

 市長:
ちょっと私もそこまで聞いてません。次の指定管理者の指定をやるときに、今の仕組みがよかったのかどうかというのは当然ですけれども、おっしゃるように検証してやっていかないかんだろうと思います。

 記者:
あと、市政の関係なんですけども、市長、先ほどからずうっとここのところ市の広報、いろんな政策の広報や、そういうものが足らなかったというふうに、おっしゃっているんですけど、これからもいろいろ、いろんな時点で市長のコメントを記者クラブでちょうだいというときがあるんですけど、これ、また次の4年間もペラ1枚で、3行ぐらい、役人、担当者に書かせて、コメントという形をとられるおつもりですか?

 市長:
それは物事によるんじゃないでしょうか。そういう形でコメントさせていただく場合もあるでしょうし、それから記者会見なんかをやらせてもらうとき、タイミングが合えばやったり、臨時でやったりしたこともあるんじゃないでしょうかね。

 記者:
結構みんなが、これは現実的な問題でして、対応の問題であれなんですけど、午後からばたばたって、これのコメントをいただきたいよねってみんなで言うときなんかは、例えば大きなものが動いたりした場合には、ちょっと夕方に出てくるとか、囲みをするとか、そういうことも多少考えてもらうとありがたいんですけれども。いえ、全部やれというわけじゃなくて、そういう話があれば、じゃあ囲み10分、この辺で囲めるよとかいうような、心の中に入れていただいておいたら非常にありがたいと思うんですけど。

 市長:
囲みって、皆さんとお話しするという機会。

 記者:
はい。この記者会見で何時からやりますというわけじゃなくて、今だったら、市長室でもいいから、このぐらいの時間帯に集まれたら、そこでしゃべりますとか、そういうのをやっていただけるように、要するにね、生の声が欲しいんですね、みんな。

 市長:
今までもやらせてもらったことあるような気がしますけどね。コメントをいただきたいって、くださいというときがあって、紙ではおさまらないときに、私の部屋に三、四社来てもらって、そういうコメントが欲しいと言われたところには、一緒にお話しさせてもらったようなことはあったと思いますよ。これからももちろんそういうことがあれば、できるだけ私の時間があいてれば対応させていただきたいと思います。

 記者:
市長、とにかくきょう、新しい2期目が始まったわけですから、市民に今一番市長としてお話しされたいこと、それから2期目で真っ先にまず何を手がけたいか、これだけでいいですから、簡潔明瞭にお話しいただけますか?

 市長:
市民の皆さんのご負託を得て、第2期というか、また引き続き市政を担当させていただけることになって大変うれしいのと同時に、その責任を今、痛感しているところです。
私のしたいことというのは、マニフェストに掲げたことですので、これは着実にやっていきたいと思っておりますし、また今までの市政の基本姿勢でありました、公平公正な行政執行、また情報公開の徹底、協働のまちづくりという基本姿勢にのっとって市政を運営していきたいと思っております。
行財政改革を進めながらの行政執行ということになりますので、すべてができるというわけじゃありませんけれども、先ほどもちょっと言いましたように、ある程度ゼロからの、赤字が見込まれるという前提での出発じゃないとは思っていますので、市民の皆さんの意見も聞きながら、できるだけ市民の皆さんに満足していただけるような行政を行なっていきたいと今思っています。

 記者:
これは個人的意見ですが、市長はそうやってマニフェスト、マニフェストっておっしゃるんですが、市民はいつもマニフェストを持ち歩いているわけじゃないですから、やっぱりもっとわかりやすい言葉で?

 市長:
その中で主なものとして、緊急の重点政策ということで7つ上げていますけれども、これは1番目が、平成22年度までの米子駅のバリアフリー化、それから第2番目が、これも平成22年度までの小・中学校、保育園の震度6強で倒壊のおそれのある構造耐震指標(Is値)0.3未満のすべての施設の耐震補強、これが2番目です。
それから3番目が、中心市街地の活性化基本計画、これは平成25年度までの計画ですので、その中で行政の役割としては美術館、図書館、公会堂の整備とか駅のバリアフリーってありますけども、今回、民間の3つの計画も認定されたところですので、そういうものも協力しながら、連携しながら、中心市街地活性化を平成25年度までに図っていきたいということです。
それから4番目が、安倍三柳線の工事の早期再開、これは今年計画決定の変更ということになりますので、早急にこれも手続をとって早目の工事再開に結びつけていきたいと思っています。
それから5番目が、いわゆる少子高齢化対策で、子育て支援と介護予防地域福祉計画の推進。
それから6番目が、いわゆる経済の活性化、農業を含めた、それから今後、先ほどもちょっと話がありましたけども、補正を含めた緊急経済対策を、6月には国の施策等も出てくると思いますので、そういうのも踏まえて、それから公共事業なんかも肉づけのほうに回した分がありますので、そういうものも含めた経済対策をとっていくということが6番目。
それから7番目は先ほど来もちょっと話があっていますけども中海圏域、それから鳥取県西部が協力した底上げ、それから観光振興ということです。

 記者:
その中で真っ先にという優先度をつけるとしたらどうですか?

 市長:
真っ先に、今緊急の課題でやっていかないかんのは、米子駅のバリアフリー化、それからちょっと決めにくいですけど、中海の振興ビジョン、最後の第7番目の話ですけども、これは今年度の話ですので、これも早急に取り組んでいかないかんだろうと思っています。
それから耐震補強も平成22年度までですからね、これはことしやる分もありますし、設計に入る分もありますし、これも早急にやっていかないかんですね。
経済対策は当然のことですけども、6月にも補正で考えないかん分も出てきます。
それから子育て支援は、次世代育成支援行動計画を今年度に見直します。その中で、それに先行してできる部分は先行してやりたいと思いますけども、子育て支援センターの新たな設置というのは、場合によっちゃあ今年度中にできるかもしれません。これもやっぱりこれからすぐ検討せないかんと思います。介護予防は、今すぐぱっとどれがすぐできるという話じゃないと思います。
予算の関係でいけば、駅のバリアフリー化の予算は6月の補正にのせなきゃいけないと思いますし、それから緊急経済対策の予算は、これも6月補正にのせていかなければならないと思っています。子育て支援は、間に合えば6月補正にのせれるかもしれないですけども、ちょっとこれ今、どういう検討状況になっているかわかりません。

 記者:
先ほどの観光振興の話とつながるかもしれませんけど、ほかの自治体との連携ですよね。中海圏域だけじゃなくて、米子市というのは県西部の中核都市でもあるわけで、大山町も新しい町長が誕生しましたし、あと観光に非常に力を入れている境港市、貨客船なんかが就航するに当たって資金を境港市は多額を出していますけど、米子市の拠出金というのは非常に少ないですよね。そういったほかの自治体との連携というのはどうお考えですか?

 市長:
観光面でですか。

 記者:
観光、ほかにもいろいろあるかもしれませんけど。米子市のリーダーシップというのはそういった面でも非常に期待されているところが大きいところですか?

 市長:
DBSフェリーにつきましては、中海市長会でいろいろ話をして、それで松江と米子と同じ額ということで決めたわけです。それで応分の負担をそれぞれやっぱりすべきだろうということで、額はそれぞれが200万円で、それが多いのか少ないのかといったときには、別に少ないとは思っていませんし、応分の負担はしたいと思っています。

 記者:
境港は、3,000万ぐらい出していますよね?

 市長:
ええ、あそこは船が寄港するところですからね。
それで、あと例えば大山王国なんかの切り口からいけば、米子市はかなり、多く出していると思います。大山を取り巻く市町でやっていますけれども、米子市は米子市としての応分の負担は、してると思います。大山・中海・宍道湖の切り口の中で、大山というのは鳥取県西部にとってはやっぱりメインですからね。
またそれが米子市にとっては皆生温泉での宿泊とか、場合によってはコンベンションなんかにも結びつく可能性のある分野ですので、要は応分の負担はさせていただいてきてると思ってます。

 記者:
お金だけではなくて、そういった観光振興の面でも、これからはやっぱり米子市の役割というのも非常に期待が大きいところではあるんですけど、そのあたりはどうですか?

 市長:
ですから、今までやってるのが多いのか少ないのかということになると、またちょっとそれは先ほどのご意見もありましたし、意見の分かれるところだろうと思いますけども、米子市としては、米子市として、一生懸命やってきたと思ってますけどね。
もちろん、その中で人員が不足するとか、そういうことになってくれば、また別途手当てを考えないかんだろうと思います。

幹事記者:
ほかに何かありませんか?

 市長:
よろしいですか。どうもありがとうございました。

(かっこ内) は、秘書広報課で補足しています。

掲載日:2009年4月21日