市長定例会見(平成21年10月20日)

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市長定例会見(平成21年10月20日)

 平成21年10月20日(火曜日)

 市長から

 質疑

 市長:

まずはじめに、認知症の絵本読み聞かせ教室を開催することについて、ご説明させていただきます。

認知症高齢者のかたの徘回などが社会問題になっているわけですけれども、多くの高齢者の方々が在宅で生活したいということを望んでおられるわけでして、そういう意味で社会的に、特に子どもさんたちも認知症の方々に対する理解をもっと深めてもらおうということで、この認知症絵本の読み聞かせ教室を開催することにしました。

内容は、「いつだって心は生きている」という、本の中の一つの一編を、玉井詞さんという絵本作家が米子におられるんですけれども、そのかたにお願いをして、紙芝居の原画をかいていただいて、絵本の読み聞かせ教室を開催するということです。とりあえず今年は、資料に上げておりますけども5つの小学校で予定をしております。

一つはもう済んでしまったんですけども、もし取材をしていただくようなことがありましたら、10月23日に淀江小学校の屋内体育館でやりますので、場所もスペースも十分あるということで、取材していただければ、この場所が適当じゃないかと思っております。それと、10月31日にはジャスコの日吉津店で、この紙芝居も使って、GOGO体操なども含めて、お年寄りの認知症予防のための教室を開催したいと思っております。

【資料】
新しいウィンドウ・タブが開きます 認知症絵本読み聞かせ教室について PDF 9.4キロバイト)

それから私、16日にフランスから帰ってまいりまして、前に日程をお配りしましたけれども、あの日程で大体こなしてまいりました。

それで、話としておもしろかったのは、バラン県の2人の市長さんとお話をさせてもらったんですけれども、一応前もって、どういう高齢者対策をとっておられるのかなということをお話ししたいということで申し入れをして、ストラスブールの総領事館のほうでアレンジをしてもらった話し合いです。

そうしたら、思ったよりもいろいろな対策を考えておられるというか、私どもがいろいろやろうとしている施策ですね、在宅介護を中心として、そしてご家族の方々の一服というか、骨休みをされるようなショートステイとかデイケアとか、そういうこともやっているというようなことをおっしゃっていましたし、またお年寄りの生きがい対策みたいなこともいろいろ考えてやっているんだという話もされておりました。

一つは庭というか、家庭菜園みたいなこともやっているし、それからフランスというのは割と個人で動くようなところがあるのかなと思っていたら、それだけじゃなくて、お年寄りを集めて運動をやったり歌を歌ったりというようなこともいろいろ計画を、その地域地域によってやっているんだというようなお話もしておられて、目指しているところは同じようなことをやっぱり考えているんだなあという気がして、割と気が合ったというか、話が盛り上がったというか、話ができて大変有益だったと思っております。

最初はうまく話がかみ合うのかなと思ったんですけども、フランスのほうでもいろいろやっぱり高齢者対策というのは考えておられるんだなというのを実感いたしました。
私のほうからはとりあえず以上です。質問等ありましたらお願いいたします。

 

認知症絵本読み聞かせ教室

幹事記者:
各社、質問等ありましたら、よろしくお願いします。

記者:
これ、小学校で開催されるのですが、何かお孫さんがおばあさんとかおじいさんに読んで聞かせるって、そういうことですか?

長寿社会課長:
そうではではなくて、高齢者の問題というのは比較的、上の年代のかたを対象に今までやっています。高齢者、認知症に対する理解というような意味でですね。
それを全市民的にといいますか、そのために小学生を媒体にして、その小学生の保護者というところまで広げて理解を深めていこうと、そうすると市民全体に広がっていくのではないかというようなところを思惑として持っております。

記者:
例えばこの紙芝居は、どなたがやられるんですか?

長寿社会課主任:
スタッフとしましては、米子市にあります地域包括支援センターの職員で協力しながら、それともう一つ、認知症のキャラバンメイトという方々がおられますので、その方々と、学校に行って一緒に子供たちと学んでいこうかなと思っています。

記者:
キャラバンメイトというのは、それは、米子市にそういうのがあるんですか。じゃなくて全国的な?

長寿社会課主任:
全国的に今、キャラバンメイトという連絡協議会がありまして、それが全国各地で養成をしながら、一般の方々に対して認知症を伝えていく、予防していこうということを伝えていく方々です。

記者:
原作というのは小説みたいなものですか?

長寿社会課主任:
原作は、福岡県の大牟田市というところで認知症ケア研究会というものが立ち上がっておりまして、その中の「くしゃくしゃ笑顔とや・さ・し顔」というものを使って、今回、玉井さんに紙芝居をつくっていただきました。

記者:
これも何か市民からの要望とかというのが、この背景にはあるんですか?

長寿社会課長:
いえ、というわけではなくて、市民の中でやはり認知症のかたというのが、非常に多いんですよ、今。人数からいって、寝たきりのかたも含めると3,600人を超えてます。

記者:
市内にですか?

長寿社会課長:
はい、市内に。

記者:
もちろん男女合計ですね?

長寿社会課長:
はい、そうです。何というか、高齢者問題の中の非常に大きな問題の一つと言わざるを得ないというところですね。

記者:
ちょっと細かい話なんですが、ここの「くしゃくしゃ笑顔とや・さ・し顔」というところ、漫画がありますよね、これを参考にして玉井さんがつくられたということ?
ストーリーを自分でイメージして玉井さんがされてかかれたということ?

長寿社会主任:
はい、そうです。特に子供たちに伝えたいというポイント、ポイントを玉井さんと一緒に話をしながら、そこの場面場面をかいていただいたということです。
全部で、表紙を合わせて15ページです。

記者:
市長、子供たちに理解できますかね、小学生で。何とか理解できそうですか?

市長:
ある程度は、できると思います。

長寿社会課長:
認知症というのが、要は病気なんだと。
これは精神病でも何でもなくて、年寄りになると出てくる病気なんだというところから理解していただくと、もっと市民の間で恐れることではなしに、つき合っていかなければいけないというような認識を持っていただけることができるんじゃないかというところをねらっております。

市長:
敬老会なんかのときにも認知症を題材とした寸劇みたいなこともやられたり、ああいうのを見ると、やっぱり理解が深まりますね。

記者:
認知症のかたの人数は、今後じり高なんですか、それとも減ってるんですか?

長寿社会課長:
ふえてます。

記者:
やっぱりふえてますか。 若年のかたもいらっしゃるんですかね?

長寿社会課長:
らしいですね。うちのほうは介護保険の分野では、特に若年のところが何人おられるかというのはよくわからないんですけども、市内の事業者に聞きますと、何人か、もういらっしゃるということです。

記者:
40代からいらっしゃるとかって、よく聞きますね?

長寿社会課長:
はい、40代から。

記者:
この3,600人という数字は、何から把握されてるんですか?

長寿社会課長:
これは、介護保険のための認定調査というのをしております。

記者:
それは医療機関ですか?

長寿社会課長:
医療機関とかに調査員が出向いて。
大体今、6,600人、認定を受けておられるかたがおられまして、その中のチェック項目を調べて、認知症があり、なしとか、認知症の軽い、重いというのがわかりますので、そこからの数字です。

記者:
じゃあ、軽いのも含めて?

長寿社会課長:
はい、そうです。

記者:
発症しているかたですね?

長寿社会課長:
はい、発症したかたということです。
ですから認定のある人の6割ぐらいが、もう既に認知症を発症していると。

記者:
だからその認定を受けてない、例えば家族で抱え切れてる人の中にも、プラスアルファ、あるかもわからない。つかみ切れない?

長寿社会課長:
かもしれませんが、ほとんどは介護認定の何がしかのサービスを受けておられるだろうというふうには思っています。

記者:
要介護者6,600人のうち?

長寿社会課長:
はい、要介護、要支援、6,600人。

記者:
半分以上かな?

長寿社会課長:
半分以上になります。

記者:
認知症予防とかっていう、政策的な部分でも、今後、さらに充実させていこうというふうなお考えというのは?

市長:
米子市は今、介護予防をどう進めるかというのが一つの非常に大きな課題でして、認知症対策というのもその一つなんですね。
生活機能の低下、それから認知症、それからいわゆるメタボというか、生活習慣病の3つが大きな要因だと言われているんですけども、今の医学だと認知症についてやっぱり早期発見、早期治療で進行程度をおくらせたり、また改善することもできるということになっていまして、その早期発見を今一生懸命努めているところです。
特に鳥大の浦上先生が、つくられたタッチパネル方式の早期発見の方式がありますので、地域包括支援センターとか、そういうところに置いておりますし、また健康教室とか公民館祭とか、そういうときもそういうのを使って、できるだけ早期発見しようということで努めているところです。

欧州評議会地方自治体参加

記者:
市長がフランスで感じられたというのは、バラン県の市が、特徴的なことをやってたんですか?

市長:
特徴というよりも、割と私どもが考えているのと同じような考えかたなんですよね。いかに地域の中で暮らしてもらうかというのをまず前提に考えてて…。

記者:
理念としては、地域で支えるというような理念?

市長:
そうですね。

記者:
施設だけじゃなしにという?

市長:
施設には、80歳以上ぐらいのかたが、大体平均すると入ってくるというようなことを言っておられました。割と施設は限定的に考えているなという感じはしました。
ただ、日本ほどまだ高齢化が進んでないんで、そんなに深刻ではないだろうとは思うんですけども、これからはフランスも高齢化が進んでいくんで、かえって逆に日本から学ぼうというような姿勢が結構あるような感じがしました。

記者:
市長さん、教えてあげたんですか?

市長:
日本はこういうことをやっていると、早期発見みたいなこともいろいろやっているんだと、認知症なんかについての話は、元気で長生きしてもらって、生きがいを持ってと、いうようなことをやっぱり考えていかないかんというような話は、私どもさせてもらったんですけど、割とフランスでは、こちらが表敬訪問なり話を聞きに行くということだけじゃあ、なかなか話に応じてくれなくて、お互いに意見交換をしたり、自分たちにも得るところがあるんだというような形で話を持っていかないと、なかなか話に乗ってくれないというところがあるらしいんですけども、そういう意味では割と話が弾んで、おもしろかったです。

子ども手当

幹事記者:
報告以外でも何かお聞きしたいことがありましたら。

記者:
子ども手当の財源なんですけど、担当大臣は全額国でやりたいというお話があったり、あと一部地方に求めることも検討したいという話があったりするんですが?

市長:
一部地方になんていうのは、全く論外の話だと思ってます。
もともと国で見てもらえるようなニュアンスでおっしゃった話を、今ごろになって地方で見ろなんて言われても、その財源なんて全くありません。これは当然のことですけど、国に見ていただくべき話だと思ってます。
ですから、全国市長会なり地方六団体なりで、もし仮にそういう動きになってくるということであれば、やはり大々的に私どもの主張を国のほうにも訴えていくということは、必要になってくるだろうと思います。
ちょうど、あしたから中国市長会があるんですけども、多分そこでも話題になるんじゃないかなという気はします。

記者:
どこでやるんですか?

市長:
下関市です。

記者:
今回の政府に対する要望なり、緊急アピールみたいなものは?

市長:
もう全国市長会の会長が、たしかやられたはずですけど。

記者:
中国市長会の中で、特に何かまた改めて、お話が出てくるとかっていうようなことは?

市長:
改めてというか、それを支持するのか、中国市長会として、当然要望に入ってくるだろうと思います、話になるだろうと思います。

記者:
最初に国で見てもらえるんだというニュアンスで始まった事業だとおっしゃったんですけど、平野官房長官はマニフェストのどこを読んでもそんなこと書いてないよ、という言いかたをしてましたけども、そのあたりは?

市長:
子ども手当は、1人当たり2万6,000円ですか。そんなのは地方で見れるわけないんで、当然政策として国のほうで考える話であればという気持ちで受け取ってましたし、地方で見るような体制は全くなかったと思ってます。

記者:
あと、もう一つの執行停止を表明された、3万6,000円の子育て応援特別手当というのもありますよね。これについて、一部何か代替措置をするような自治体も出てるんですけども、米子市はどうですか?

市長:
考えてません。

記者:
財源についても?

市長:
ええ。とてもそんな、事務費も入れれば、約1億6,000万円の話ですからね。
そういう話を市として、すぐかわりにできるなんていうのは、全く考えられないと思ってます。

記者:
これ、今のところ、執行停止ということでは?

市長:
もう執行停止で来ましたので、これはやめざるを得ないということです。
これこそ全く国がやられる話だったわけで、私どもはそれを事務的に受けて執行させていただくという立場だったと思うんですけれども、国がやめられたんであれば、もうこれ、やめようということです。
単独で市でやれるような話じゃありませんので、やめざるを得ないということです。

記者:
その停止に対する感想というか?

市長:
こういうふうに国の政権がかわったということで、くらくらかわられると、なかなか地方としてはついていけないですよね、という気持ちは持ってます。
政権がかわったということで、余りに急激にいろいろ変えられるということについては、私どもとしては執行体制とか、そういうものがなかなか組めないので、地方にそういう影響が出ないように考えながらやっていただきたいと、できるだけそういう影響が出ないように考えながらやっていきたいと思ってます。

記者:
市の中に例えばプロジェクトチームみたいなものが設けられていたりとかするんですか?

市長:
そこまでは考えていません。
今回執行停止になったので、確実に影響が出るなあというのは、今の子育て応援特別手当です。
金曜日ですか、閣議決定されて項目が出ましたね。まだ可能性がないことはないなと、ちょっと確認しているところはあるんですけれども。
その中で一応私どもで調べた限りで、確実にもうこれはだめだというのは、子育て応援特別手当で、あとの部分については、多分影響はないんじゃないかと思っているんですけども、ただ、確認しないといけない事項はあると思ってます。

記者:
これもたしか6月議会で補正の予算措置をしましたよね?

市長:
ええ、6月議会です。

記者:
ちょっと雑駁な話ですけども、そういったいろんな変化を含めて、地方にとっては民主党政権というのは総体的にプラスになりそうな感触ですか、マイナスになりそうな感触ですか?

市長:
それはまだわかりません。これからですね。交付税の話だってどうなるかわかりませんし。

記者:
一括交付金の形、最近話が途絶えちゃって、新年度予算でどこまでですね?

市長:
ええ。だけど原口大臣は一応1兆円ですか、交付税を積み増しするというようなことをおっしゃってるようですけど、これも今後どうなるかわかりません。

記者:
まだ損得勘定は、出ませんか?

市長:
私ども、今のところは、ちょっとわからないですね。
例えば民主党が考えておられる子ども手当、そういうのを地方に回すとか、そういうことになったら、それこそ大変な話です。

記者:
ただ、子ども手当ということでマニフェストにあるような形のものが来春からスタートして、毎年ある程度のお金が、何がしかのものが入ってくるということは、家計にとってはやっぱり助かることなんでしょうね?

市長:
子育てしておられる方々にとっては、それは非常に助かる話じゃないかと思います。
国がきちんとした財源を見つけて、それでやられるということであれば、それは歓迎すべき話だと思いますけれども、ただ、それによってほかのところにしわ寄せがくるとか、そういうことになれば、それはまたそれとして…。

記者:
自治体もつき合ってくれなんてことだと困りますね?

市長:
ええ、そんなこと、大変な話ですし、それによって今まであったところが、切られるとか、そういうことになれば、これまた大変な話になってきますので、やっぱりちょっとどういう形で全体を考えていかれるのか、見ないと今のところ評価のしようがないですね。

記者:
今は情報というのは入ってこないというか、聞いても答えがないんですか?

市長:
そうですね。なかなか省庁ベースでも担当ベースまでおりると、そこまで話がわかってないとかいうのが結構あるみたいで、結構上のほうで決められる話のようですんで、だから今回の第1次補正の見直しですね、これも結局金曜日にああいう形でぽんと確定したものとして出してもらうまでは、どれがどうなるんだろうというのは、わからなかったというのが正直なところです。いろんなことをいろんな人が言うというのはありますけれども、また、いろんな人がいろんなことを言ってくれないというところもまたあるわけです。

記者:
市長さん、後輩とかたくさんおられるんでしょう?

市長:
これは、多分、役人ベースではわからんでしょう。
だってそれこそ新聞報道なんかを見ると、大臣を中心として副大臣、政務官で決めておられるという話でしょう。だから役人ベースでは、わからないんじゃないですかね。

記者:
そういうことに対して地方からはどういうふうに、対策じゃないですけども、どういうふうに、何か策を打っていかないといけないかなという考えがあるんでしょうか?

市長:
それはもう全国市長会の事務局あたりがいろいろ情報をキャッチしながら、会長が昨日ですか、やられたりしてますし、たしか書面等でもいろいろ出してるようです。
明日からの全国市長会の中国支部秋季役員会でも、またそういう話になると思います。
その辺がやっぱり一番メインなトピックになるんじゃないでしょうか。

記者:
まだ政権発足から、それなりには経ってますけど、改めてやっぱり新政府への地方からの要望というか、もう少しこういうことをこういうふうに改善してもらいたいとかっていう点はおありですか?

市長:
それは、そういう話になるんじゃないでしょうか。できるだけ早く情報を回すようにとか、交付税は増やしていただくべきだという話だとか、それから子ども手当については、地方負担は絶対すべきでないとか、そういう要求は、大まかなところですけどね、当然出てくるんじゃないでしょうか。まだ細かいところでいろんな関心があるでしょうから。
私どもも鳥取県市長会で取りまとめたのを上に上げるわけですから。

幹事記者:
皆さんよろしいですか。

市長:
どうもありがとうございました。またよろしくお願いします。

(かっこ内) は、秘書広報課で補足しています。

掲載日:2009年10月20日