よなごびと第54回「上川操さん（グリーンバード　米子チーム）」

”ごみ拾いを通じて
人と人、人とまちがつながる”

「グリーンバード」はごみ拾いボランティアのNPOプロジェクトです。国内外約90チームで、まちの清掃活動を実施しています。上川さんは今年2月に山陰初となる米子チームを立ち上げました。
市内でカフェを営む中で、「お客さまや地域の方に、お店を続けてこれた感謝を伝えたい」と考えていた上川さんは、知人がリーダーを務める姫路チームの活動を知りました。実際に活動に参加してみて、「これだ、と思った」と目を輝かせます。

グリーンバード米子は月3回、定期的に活動しています。雨天中止で、掃除道具も用意されており、「誰でも気軽に負担なく参加できます」と笑顔。参加者は年代も職業も幅広く、時には子どもも一緒に約1時間のコースを歩きながらごみを拾い集めます。米子駅前周辺の清掃活動では、タバコの吸い殻やペットボトルが目立ち、「活動を始める前は、米子は車社会だからごみは少ないかと思っていたけれど、意外とたくさんあって驚いた」と振り返ります。

参加者はおそろいのビブスと軍手を着用し、「こんなところにこんなごみが」と、コミュニケーションを取りながら歩き、「少しでも自分たちの住むまちがきれいになればうれしい」と話します。上川さんは「ごみ拾いを通じて、人と人がつながり、まちと人がつながる。そして、米子がもっと活気あるまちになれば」と声を弾ませます。