”高校生のうちに
全国大会で優勝したい”
土海さんは、福生中学校に通いながら、硬式テニスに打ち込んでいます。昨年は中学3年生として国体の年齢資格を満たし、初めて出場した鳥取県予選では高校生相手に優勝。鳥取県の1番手として国体本選に出場しました。
土海さんがテニスを始めたのは5歳のとき。近所の人に誘われ、テニスの体験教室に参加しました。ボールを打つ感覚に魅了され、選手コースに進み、前田和紀コーチ(境港ジュニア)と出会いました。
前田コーチは土海さんを「人の話を吸収する力と実行する行動力がある」と評します。また、「悔しさを力に変え、成長してきた努力型の選手」と、土海さんの強さの裏にある、たゆまぬ努力を称えます。
昨年の国体本選では熱戦の末に2回戦敗退。他の大会とは違う雰囲気に圧倒されたと振り返ります。また、グアムで開催された18歳以下の国際大会にも初出場するなど、さまざまな経験を積みました。
今年の4月には名古屋で開催される16歳以下の全国大会に出場します。同大会には中学1年生から3年連続の出場となり、最後となる今回は「ベスト4に入りたい」と闘志を燃やします。また、「高校生のうちに全国大会で優勝したい」と、4月からの高校生活にも意欲をみせます。土海さんがめざすのは「自分から攻める攻撃的なプレー」。鋭いサーブと力強いフォアハンドを武器に、ボレーに磨きをかけ、再び全国に挑みます。
掲載日:2023年2月24日