よなごびと第47回「赤井孝美さん(アニメプロデューサー)」

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よなごびと第47回「赤井孝美さん(アニメプロデューサー)」

”新しいものを生み出すためには
地方独自の視点は強み”

赤井孝美さん

赤井さんは米子市出身のアニメプロデューサーです。大阪芸術大学在学中に、仲間とアニメ制作などの活動を始め、東京で会社を設立。数々のアニメーション作品や映画、ゲームなどの制作に携わりました。

赤井さんが活動を始めた当時は新しい市場だったコンテンツ産業。かつては子どものもの、とされていたアニメやゲームも、次第に大人も楽しむものへと変わり、大きな産業へと成長していきました。

しかし、産業が大きくなるにつれ、自分たちが相対的に小さくなっていくのを感じたと言います。常に新鮮なものを求められる世界で、ヒット作を生み出すためにはどうすればいいか。そんな時、着目したのが「地方からの視点」。「世界を相手に新しいものを生み出すには、地方独自の視点や世界観は東京よりも優位」と赤井さんは言います。

そんなとき、故郷である米子の有志から「地域活性化のために何かできないか」と声がかかり、2011年に「米子映画事変」を開催。「映画制作は誰でも参加できるお祭りみたいなもの」と、映画をテーマにしたイベントで、今年で11回目を迎えます。

2014年には東京から拠点を米子に移し「米子ガイナックス」を設立。アニメやゲームの制作を続けています。「地域全体が潤うような仕掛けやヒット作品が作りたい」と、米子発のコンテンツビジネスに熱い情熱を注ぎます。

リンク・新しいウィンドウで開きます … 米子映画事変

掲載日:2022年9月30日