よなごびと第36回「奥田登さん(米子市自治連合会長、県地区自治連合会長)」

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よなごびと第36回「奥田登さん(米子市自治連合会長、県地区自治連合会長)」

”魅力ある自治会活動にむけて
誰ひとり取り残さない防災を”

 奥田さん バストアップ画像

大規模な自然災害が起きた時、頼りになるのは誰でしょうか。元消防士で現在は米子市自治連合会の会長を務める奥田さんは、自治会の防災機能強化を活動の柱と位置づけて取り組みを進めています。

「大きな災害が起こると救急車や消防車はすぐには来てくれません。迅速な救助のためには地域住民による助け合いが必要不可欠です」と奥田さんは語ります。
自治連合会の会議の様子

阪神淡路大震災、東日本大震災などの災害時において、多くの人が近隣の人々の協力によって救出されました。

「いざというときに助け合える関係を築くためには、普段の地域活動が大切」と話す奥田さん。運動会や夏祭りなどの地域活動に参加することで子どもから高齢者まで幅広い世代と接することができ、関係性も深まります。

今後の自治会活動について奥田さんは「みんなが安心して暮らせるために誰ひとり取り残さない防災活動を自治会の魅力のひとつにしていきたい」と考えます。
子育てサークルでの防災説明の様子

また、「防災マップを兼ねたウォーキングマップで健康づくりを」、「地域の歴史や自然などを、若い人たちに伝えて、ふるさとを大切に思う気持ちの醸成を」など、奥田さんの地域への思いは尽きません。その思いはコロナ禍で日夜奮闘する地域の医療従事者にも及びます。「感謝の気持ちを伝えたい」。人と人が支え合うことのありがたさを改めて考えさせられます。

掲載日:2021年11月26日