よなごびと第28回「長谷川明子さん・藤原隆二さん(りっぷる音楽団副団長)」

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よなごびと第28回「長谷川明子さん・藤原隆二さん(りっぷる音楽団副団長)」

” 自分たちの音楽を
たくさんの人に聴いてほしい ”

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地域活動支援センターおおぞらを拠点に活動する、りっぷる音楽団。藤原隆二さんと長谷川明子さんは作業所などに勤務するかたわら、音楽団の副団長として団員を率いて活躍しています。

 公演の様子

音楽団には30人ほどが在籍し、年齢構成も18歳から76歳までと幅広いのが特徴です。練習以外でも会話が絶えないほど仲良し。公演では歌を歌ったり、ボンゴやジャンベといった打楽器を使って演奏したりします。「レパートリーは25曲ほどで、ZARDの“負けないで”や音楽団オリジナル曲など、会場の雰囲気によって曲を変えます」と藤原さん。長谷川さんは「あちこちに行ってコンサートをするのが楽しい」と公演する喜びを実感します。

  練習で用いる楽器

音楽団が結成されたのは約10年前。自分たちで何かにチャレンジしたいという思いと、音楽が好きなメンバーが多かったことから音楽団を結成することに。「当初は何をするにも億劫になりがちでした」とおおぞらの理事長の植村さんは振り返ります。しかし、「始めたからには障がいを理由にせず、準備から片づけまで自分たちでやり遂げたい」と藤原さんたちは決意。そして経験を積むなかで自信を付け、徐々に自ら進んで動けるようになりました。
今では「とにかく発表の場が欲しい。がいな祭りなど、多くの人の前で演奏をするのが夢です」と二人は声を弾ませます。

掲載日:2021年3月26日