よなごびと第22回「永井里香さん(2020 Miss SAKE鳥取代表)」

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よなごびと第22回「永井里香さん(2020 Miss SAKE鳥取代表)」

” 人と人とをつなぐことができる
それが日本酒の魅力です ”

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伝統ある日本酒と日本文化の魅力を国内外に発信する美意識と知性を身につけた親善大使(アンバサダー)であるミス日本酒。米子市出身の永井さんは鳥取県代表としては初のファイナリストに選ばれ、最終選考で地域活動貢献賞を受賞されました。

 地域活動貢献賞受賞時の様子

永井さんが日本酒に魅力を感じたのは大学生のとき。アルバイト先の居酒屋には蔵元が訪れていたそうです。「日本酒づくりはその土地の気候や米の生育などに左右され、他の酒と比べると醸造が繊細で難しいと聞きました。」酒蔵が苦労して作った酒を、酒屋がしっかり理解して仕入れ居酒屋に卸し、客が酌み交わし味わう。一本の日本酒が紡ぐ物語に奥深さを感じ、「味わいだけでなく、人と人とをつなぐ日本酒が好きになった」という永井さん。もっと日本酒の魅力を世間に広めたいと、ミス日本酒への応募を決めました。

選考期間中は、平日は米子で臨床心理士として勤務し、週末は各地で開催される特別講義「ナデシコプログラム」に参加するという日々を重ねました。「移動は大変でしたが、着付けや生け花など日本文化を学ぶことができたのは貴重な経験。まさか振袖を自分で着られるようになるとは」と声を弾ませます。

 深田氏庭園にて

今後は「0(ゼロ)杯層と呼ばれる日本酒を飲まない人たちが、自分の活動を通して日本酒に興味を持ってくれたら」とまろやかにほほえみます。

掲載日:2020年9月25日