よなごびと第6回「上野榮一さん(米子市少年指導委員代表者会 代表)」

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よなごびと第6回「上野榮一さん(米子市少年指導委員代表者会 代表)」

”私の体の全面は、常に子どもの
いる方向に向いているんです。”

上野さんのバストアップ画像

 

上野さんは、米子で暮らす子どもたちの健全育成に日々奮闘する少年指導員です。
214名のメンバーとともに、登下校の見守りはもちろん、通学路のパトロールや子どもにとって危険な箇所の調査といった活動を行なうべく、今日も自転車に乗って、元気な挨拶の声を響かせています。

子どもたちの登下校を見守る上野さん

ご自身のおよそ35年に渡る活動を振り返りながら、「指導員をしていると、楽しいことがいっぱいです」と誇らしさを隠し切れない上野さん。
保護者から「おかげで安心して子どもを通学させられます」と声をかけられることもしばしば。登校時だけでなく、下校時も「おっちゃん、今日は一緒に帰ろうね」と子どもたちから予約される日々だそうです。

手作りの「上野のおっちゃんのメッセージカード

全国でも痛ましい事件は尽きず、子どもの健やかな成長には、一層の親子の会話が必要と語る上野さん。
そのためには、元気な挨拶や子どもたちとの会話に始まり、クイズ付きのメッセージカードを手渡ししたり、学校行事で健全育成のPR活動をしたり…思いつく手段はすべて使わないといけないのだと、その活動に努力しておられます。

「防犯活動は背中でするもの。私の体の前面は、子どもたちの心の育成のために、常に子どもたちのほうを向いています」と言う上野さん。この春から学校に通いはじめる子どもたちやその保護者のためにも、一層その心を新たにしています。

掲載日:2019年5月20日