議案説明記者会見(平成30年8月28日)

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議案説明記者会見(平成30年8月28日)

 平成30年8月28日(火曜日)

 平成30年米子市議会9月定例会議案説明

 質疑


幹事記者:
定刻になりましたので、市長のほうから議案の説明をお願いします。

市長:
改めまして、おはようございます。
本日は、9月定例会に提出します諸議案につきましてご説明をさせていただきます。
諸議案の詳細につきましては、総務部長のほうから詳しく説明させていただきますので、後ほどご質問を受け付けたいと思います。
では、お願いします。

総務部長:
それでは、市議会9月定例会の提出議案についてご説明を申し上げます。
資料1をご覧ください。

【資料1】

新しいウィンドウ・タブが開きます 平成30年度米子市議会9月定例会議案PDF 216キロバイト)

9月定例会に上程いたします議案は、条例が3件、補正予算が一般会計1件、特別会計1件の計2件、決算認定が1件、報告が5件の計11件でございます。議案第72号は、米子市市税条例の一部を改正する条例の制定についてでございまして、市民税の寄附金税額控除に係る控除対象特定非営利活動法人として新たに資料記載の1法人を定めようとするものでございます。指定期間は平成30年10月15日からの5年間でございます。
次に、議案第73号は、米子市駐車場条例及び米子駅前地下駐車場駐車料金徴収条例の一部を改正する条例の制定についてでございまして、これは、米子駅前地下駐車場の改修工事によりましてその使用を休止することに伴い、短時間使用の代替措置を米子市万能町駐車場において行なうこととするとともに、改修後の米子駅前地下駐車場には定期駐車場の特定区画を設けないこととするため、所要の整備を行なおうとするものでございます。
主な内容は、平成30年11月1日から同日から平成31年9月30日までの間において規則で定める日までの間は、自動車を米子市万能町駐車場に入場させた時刻から40分以内に出場させた場合の使用料は無料とすることとするもの等でございます。
次に、議案第74号は、米子市手数料条例の一部を改正する条例の制定についてでございまして、これは、建築基準法の一部改正により、従前、市長の許可により接道規制を適用しないこととしていた建築物のうち、一定の基準を満たすものについては市長の認定により接道規制を適用しないこととされたことに伴い、この認定の申請に対する審査事務の手数料の額を1件につき2万7,000円と定めようとするものでございます。
次に、議案第75号及び第76号は、平成30年度の米子市一般会計補正予算、駐車場事業特別会計補正予算でございまして、予算の概要につきましては、後ほどご説明いたします。
次に、議案第77号は、平成29年度米子市一般会計等の決算認定についてでございまして、一般会計及び国民健康保険事業特別会計ほか10の特別会計の決算認定をお願いするものでございます。
次に、報告第9号は、平成29年度決算に基づく米子市の健全化判断比率を監査委員の意見をつけてご報告するものでございまして、実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率、将来負担比率は資料記載のとおりでございます。
次に、報告第10号は、平成29年度決算に基づく米子市の公営企業における資金不足比率を監査委員の意見をつけて報告するものでございまして、全ての公営企業におきまして資金不足額は生じておりません。
次に、報告第11号は、議会の委任による専決処分について(損害賠償に係る和解及び損害賠償の額の決定について)でございまして、法律上、市の義務に属する道路の管理の瑕疵による損害賠償について、和解し、及び損害賠償の額を決定することについて、平成30年8月1日付で専決処分したものでございます。相手方、損害賠償の額、事故の概要等につきましては、記載のとおりでございます。
次に、報告第12号及び13号は、米子市債権管理条例に基づく非強制徴収債権等の放棄についてでございまして、米子市債権管理条例に定めるところにより、平成30年3月31日付で市営住宅上下水道入居者負担金及び水道料金等の非強制徴収債権を放棄したことについてご報告するものでございます。
以上が今回上程いたします議案でございますが、5ページには10月3日の最終日に予定しております追加議案を掲載しております。追加予定議案は、工事請負契約の締結と、米子市伯仙財産区管理委員の選任についてでございます。
続きまして、予算の概要についてご説明いたします。資料2をご覧ください。

【資料2】

新しいウィンドウ・タブが開きます 平成30年度9月補正予算の概要PDF 234キロバイト)

議案第75号は、平成30年度米子市一般会計の第2回の補正予算でございまして、補正額を7億5,736万4,000円といたしております。今回の補正予算では、国、県等からの補助金の交付決定等に伴って必要となる事業のほか、特に急を要する経費につきまして計上いたしております。特に7月補正に引き続き公共施設のブロック塀の緊急対策に要する経費として2,567万5,000円を計上しております。このたびの補正予算でブロック塀の緊急対策を行ないます資料は別添でつけさせていただいております、こちらですね、をご覧いただきますと13施設ございまして、一覧に掲載しておりますので、説明は省略させていただきたいと存じます。

【資料2 参考】

新しいウィンドウ・タブが開きます 平成30年9月補正予算に係るブロック塀撤去等施設一覧PDF 177キロバイト)

続きまして、2ページ目をご覧ください。その他の補正予算の主な内容でございますが、※印がついておりますのが新規事業でございます。
まず、総務費でございますが、財政調整基金積立金として3億3,858万円を計上しております。これは、平成29年度の一般会計の決算剰余金を剰余金処分として一部を財政調整基金に積み立てるものでございまして、これにより、平成30年度末の財政調整基金残高は約22億9,600万円となる見込みでございます。
次に、移住者向け住宅取得支援事業として825万円を計上しております。これは、本市へ移住してこられる方の住宅取得や改修等に要する経費を助成するものでございまして、実績見込みの増に伴いまして予算を追加計上するものでございます。 次に、民生費でございますが、小規模多機能型居宅介護事業所整備事業として161万1,000円を計上しております。これは、国の補助基準額が増額となったため、補助金を追加計上するものでございます。
また、保育所等整備事業として663万9,000円を計上しております。これは、小規模保育施設を増改築し、認定こども園として整備する事業者に対し、整備費を助成するものでございまして、これによりまして受け入れ人数は19人増えることとなります。
次に、農林水産業費でございますが、白ネギ緊急防除支援事業として100万5,000円を計上しております。これは、さきの7月豪雨で冠水した白ネギに対する病害の発生予防のため、緊急防除に必要な経費を助成するものでございます。
次に、商工費でございますが、角盤町エリア活性化事業といたしまして94万2,000円を計上しております。これは、角盤町エリアの活性化とにぎわい創出を図るため、民間企業と連携し、核となる店舗を誘致する事業でございまして、出店に対する補助金及び広告宣伝費等の経費を計上するものでございます。
また、豪雨特別金融支援事業補助金として33万9,000円を計上しております。これは、7月豪雨による宿泊客のキャンセルや物流遅延などを背景に、経営的に影響を受けた商工業者の新規借り入れについて利子を助成使用とするものでございます。
次に、ナイトデスティネーション in Yonago 事業といたしまして、500万円を計上しております。これは、中海・宍道湖・大山圏域の連携事業として、地方創生推進交付金を活用し、米子城跡と皆生温泉四条通りのライトアップを同時期に行なうことで、まち歩きの魅力向上を図ろうとするものでございます。
次に、土木費でございますが、県営急傾斜地崩壊対策事業負担金として1,000万円を計上しております。これは、7月に青木地内で発生した土砂崩落箇所につきまして、県施行による急傾斜地崩壊対策事業を行なうため、本市負担金分を計上しようとするものでございます。
次に、震災に強いまちづくり促進事業として1,000万円を計上しております。これは、大阪北部地震を受け、ブロック塀の撤去や改修工事を行なう所有者に対し、その費用を助成するものでございまして、対象経費や補助率等、補助制度の詳細につきまして、現在、鳥取県と最終的な協議を進めているところでございます。
次に、消防費でございますが、非常備消防費として327万4,000円を計上しております。これは、米子市消防団夜見分団が消防ポンプ車の部の鳥取県代表として全国消防操法大会に出場することから、選手の派遣等、所要の経費を計上するものでございます。
次に、教育費でございますが、淀江傘伝承活性化事業として67万5,000円を計上しております。これは、淀江傘製造技術の後継者育成のため、研修生に対する滞在費や淀江傘伝承の会の受け入れ経費に対し、助成するものでございます。
また、米子城跡雪害対策事業として915万4,000円を計上しております。これは、平成29年1月から2月の大雪の影響で崩落したのり面の復旧について、詳細設計の結果、当初の計画を上回る範囲で施工する必要が判明したため、工事費を増額するものでございます。
次に、スポーツ環境整備事業として80万円を計上しております。これは、鳥取県サッカー協会からの寄附を活用し、スポーツ関連の備品等を整備するものでございます。
次に、公債費でございますが、起債償還元金として3億2,442万円を計上しております。これは、平成29年度の一般会計の決算剰余金を剰余金処分として、その一部により市債の繰り上げ償還を行なうものでございます。
次に、災害復旧費ですが、道路について800万円を、河川について300万円を、それぞれ計上しております。これは、さきの7月豪雨により被害を受けた道路と河川護岸の復旧工事を行なうものでございます。
次に、債務負担行為でございますが、一般廃棄物収集運搬業務委託料につきまして、平成31年度から5年間の契約を本年度中に行なう必要があることから、限度額2億8,000万円といたしまして、平成35年度までの債務負担行為を設定するものでございます。 最後に、議案第76号、平成30年度米子市駐車場事業特別会計の第2回補正予算につきましては、駐車場ブロック塀緊急対策事業といたしまして、万能町駐車場のブロック塀の撤去及びフェンス設置等の緊急対策に要する経費1,150万円を計上いたしております。 以上が今回上程いたします補正予算の概要でございます。 説明は以上でございます。

 

幹事記者:
そうしましたら、質問に入ります。
まず1点、お伺いしたいのですが、角盤町エリアの活性化事業ということですけども、これはどこか誘致する店舗の当てがあるとかっていうことなのでしょうか。

市長:
これは、市中の銀行さんですとか民間企業さんと一緒になりまして取り組むのですけれども、そういったところに当てを求めてやっていくということになります。米子市もいくばくか、その費用の分担をするということです。
では、担当のほうから、角盤町エリア活性化事業で入居する企業の当てがあるかどうかということを説明いたします。

商工課長補佐:
当てにつきましては、具体的にはまだないのですが、これから募集をかけるという形になります。
先ほど話がありましたように、これから募集にかかりますが、民間企業とそれぞれの役割を分担して、活性化に資する集客力のある事業者を募集していきたいという趣旨でございます。その広報活動というのを、テレビ番組をきっかけにして広報をかけていきます。その広報の公正的なかけ方に関しては市の方が、行政が担っていくというふうに考えております。それから実際の審査に関しましても市のほうが主体となった審査に加え、角盤町の商店街組合とか商工会議所が参加し、そういったにぎわいが創出、実際にできるか、それから事業が継続できるかというようなところ(を審査します)、金融機関もそこに支援に入りますし、審査にも入ります。長く続けていただいて人を集めていただける事業者が育っていけるような審査を行ない、引き続き金融機関からも資金的な部分の支援を受けていくというような形での役割分担を行ないながら、核となるお店に育っていただけるような起業をサポートしていくという事業になっております。

幹事記者:
各社から質問をお願いします。

記者:
ちょっとその関連でいくと、場所はどこを想定しているのですか。

商工課長補佐:
場所につきましては、これも角盤町で決まっているのですが、エリア的にいろいろな空き店舗がございまして、その情報を宅建協会さんのほうと協力をいたしまして、今、3店舗から5店舗ぐらいを洗い出してもらおうとしております。

記者:
要するに、平面上の話ですか。

商工課長補佐:
平面上の話、いや、平面なのか、例えば2階、3階っていう意味ですよね、今の話は。

記者:
じゃなくて、新たな核となる店舗を誘致っていうのは、平場を整備してある更地に持ってくるって話じゃなくて……。

商工課長補佐:
そうではありませんで……。

記者:
空き店舗への入居ということですか。

商工課長補佐:
はい、空き店舗への入居、まあそれに限ったことではないですが、平場的なものも今ありませんので、必然的にそうなるというふうに解釈しております。

記者:
どうして角盤町エリアなのですか。ほかにも空き店舗が市内にたくさんあると思うのですが。

商工課長補佐:
(事業の目的は)空き店舗ということではなくて、今回はこの角盤町エリアの活性化に資するというところをまずは出していこうというところが主になっておりますので、エリアの活性化というところが大きなポイントになっております。

市長:
中心市街地の活性化という考え方の中に「2核1モール」というキーワードがあります。そのうちの1核が角盤町付近ということなので、今いろいろ選定中ですけれども、このたび髙島屋東館についても事業が開始するという、そういう動きがあります。そういったものと、いずれの日にか合わさって、その一角がにぎわいを取り戻すように、そういった狙いを持ってやりたいと思っております。

記者:
そうすると、空き店舗などを含めた中心市街地、角盤町エリアの活性化に向けての店舗誘致の、じゃあこれは何をするのですか。店舗を誘致するための、94万円では、だから何をするのですか。

総務部長:
広告宣伝費が50万でとかいう話ですよね。

記者:
そうです、そうです。具体的に何をするのですかって。

商工課長補佐:
先ほど申し上げました募集にかかるもの、それから募集からの審査の委員報酬という形で予算計上しております。それから番組と連動いたしましたエリアの現状から活性化に向けての、募集に関してもそうですけれども、番組の制作費という形になっております。それから新規出店者への出店支援という形で40万円の補助金を考えております。

総務部長:
審査員の報酬が、そのセレクトするときの4万2,000円と、広告宣伝費が50万と、空き店舗の改装経費等の事業者に対する補助金が40万、足して94万2,000円ということですね。

商工課長補佐:
はい、そうです。

記者:
じゃあ、その補正予算でこの3店舗から5店舗っておっしゃったのも、この補正予算で対応してしまうのですか、それともまず唾つけて、新年度からじゃあスタートしてもらいましょうって、そういう話ではなくて、この時点でもう決めるってことですか。

商工課長補佐:
本年度、1店舗でも出店があるように決めていくということです。

記者:
本年度決めるためのということですか。

商工課長補佐:
はい、そうです。

記者:
それと、ブロック塀はまとめがあるのですけど、7月の豪雨については、結局何件で、総額いくらになるのですか、これは。

財政課長:
豪雨に関しましては、事業としては5件の事業を上げております。金額といたしましては2,234万4,000円の金額を計上させていただいております。

記者:
これでいくと、最初の白ネギと、それから。

財政課長:
中身としては、言われましたように白ネギと、利子補給、特別……。豪雨の。

総務部長:
豪雨特別金融支援です。

財政課長:
それとあと、県営急傾斜地の青木の県施行の負担金、それと、道路と河川、それぞれの災害復旧事業といったところです。

記者:
この最後のやつですね、800万と300万とですね。

財政課長:
300万と。はい。

記者:
これが合わせて5件ということですね。

財政課長:
はい。

記者:
ナイトデスティネーションですが、これは、この間やったのとまた何か違うのですか。

市長:
基本同じです。この間は夏場にやりましたけれども、今度は秋に、11月にやるということで、米子城跡のライトアップと、それから皆生温泉の温泉街のライトアップ、それぞれを織り込んでおります。

記者:
期間は。

観光課長:
皆生温泉のほうが11月の3日から18日で、米子城のほうは。

文化観光局長:
米子城跡が11月1日から11月18日までです。

記者:
夏バージョンから秋バージョンですけど、秋バージョンは、何かこういう魅力がありますよっていうところはどんなところですか。

観光課長:
一つは四条通りが300メートルある中で、夏は大、中、小の灯籠を10基ずつ、合わせて30基でした。それで、見学に来られた方からアンケートをとったのですけれども、まずちょっと数が少ないなというところが一つ。あと、もう一つは温泉情緒を高めるためにちょっと幻想的な雰囲気を醸し出したいということで、意図的に灯籠の照明の明るさを落としたのですけれども、旅館等の照明で、明るい照明があって、ちょっとそれに負けてしまって暗いということがございましたので、11月3日からのライトアップで、まず灯籠の数を倍増して、大、中、小10基ずつ増やそうと考えております。

記者:
60基にするってことですか。

観光課長:
そうですね。ということと、あと、夏はソーラー電池だったのですが、これを直接照明等にして明るさを大幅にアップしたいというぐあいに考えております。

記者:
直接照明。

観光課主幹:
直接というのは、コンセントから電源のとれるところは電源の使用も考えております。

記者:
お城のほうはどうなのですか。これは夏と変わりませんか。

文化観光局長:
基本的には夏と同じところをやろうかと思っております。ただ、季節によって、例えば山に登るときに夏は暑かったりするのですけども、非常に秋は気持ちがいいというか、空気の感じも違いますので、夜景を見ていただく場合でも、見え方も違いますし、その季節ごとに楽しんでいただける中でのライトアップということです。木の葉っぱなんかも落ちてきますので、多分そういう意味でも、少し夏とは印象が違うライトアップを楽しんでいただけるのではないかと思います。

記者:
マムシ対策とかはされるのですか。

文化観光局長:
秋は大丈夫です。夏も大丈夫でした。

記者:
入り口にマムシ注意って、いつも書いてあるから。

文化観光局長:
夏はやはりどうしても虫などが多いですけどね、秋はそれがありませんし、登ってもすがすがしい感じで登れますので。

記者:
米子城跡と皆生温泉を周遊するような仕組みとかは、何かつくったりとかしないのですか。

文化観光局長:
この秋の課題としてこれから考えていかないといけないのですけども、せっかく2か所でやりますので、それこそナイトデスティネーションというようなタイトルも出しておりますので、どう続きで見ていただけるかとか、2カ所でやっていますよという周知を図っていく。それと、動いてもらえるような仕組みですね、交通手段みたいなことも含め、ちょっと具体的に何が可能かというのは今の時点でわからないのですけども、それは検討していきたいと思っております。

記者:
そのほかあれば。
よろしいですか。
では、これで終わります。ありがとうございました。

掲載日:2018年9月7日