市長定例記者会見(平成30年5月29日)

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市長定例記者会見(平成30年5月29日)

 平成30年5月29日(火曜日)

 市長から

  • 「いきいき こめっこ プロジェクト」の実施について―いきいきと豊かな心を育む学校給食をめざして―
  • 男女共同参画週間(6月23日から29日)にかかる米子市の実施事業について

 質疑


市長:
本日は、私から2点ほど、皆さんにお知らせをいたします。まず、1点目ですけれども、これは「いきいき こめっこ プロジェクト」の実施についてでございます。

【資料】
新しいウィンドウ・タブが開きます 「いきいき こめっこ プロジェクト」の実施について―いきいきと豊かな心を育む学校給食をめざして― PDF 190キロバイト)

「いきいき こめっこ プロジェクト」ですが、これまでも米子市は教育委員会、学校給食会を通じまして食育にいろいろと取り組んできましたが、その成果というものがまだ十分でないと認識をしておりまして、このたび、プロジェクトを設定しまして、この食育に改めて力を入れていこうと考えております。実施内容としましては、6月に食育月間というものがあって、そこに合わせて「いきいき こめっこデー」という日を平成30年6月19日に設けまして、地元食材を取り入れた給食献立を実施します。また、その給食の献立の調理方法についてのレシピを、市報に連載をするということも考えております。そうした取り組みを通じて保護者のかたや、あるいは児童生徒さんに学校給食の内容について理解を深めていただく、そのような狙いを持っております。また、夏休みの料理教室、これは今までも実施してきたんですけども、その内容をもう一回見直しまして、この「いきいき こめっこ プロジェクト」に合わせた実施を展開していこうと考えております。また、小・中学生の皆さんからふるさとの食材を使った「こめっこ献立」を募集をしまして、採用されたものにつきましては実際の給食の献立に取り入れていこうということも考えております。以上、大きく4つのことを実施しながら、この「いきいき こめっこ プロジェクト」を推進していこうと考えております。今日同席させていただいたのが「こめ太」と「こめ子」の2人でございまして、今日はちょっと(こめ太とこめ子の)缶バッジもつけてきましたけれども、こうしたキャラクターも、このプロジェクトのわかりやすさにつなげていこうと考えているところでございます。
もう1点ですが、男女共同参画週間というものが平成30年6月23日から1週間ございまして、その週間にかかわる事業を2点ほどお知らせをいたします。

【資料】
新しいウィンドウ・タブが開きます  男女共同参画週間(6月23日から29日)にかかる米子市の実施事業について PDF 127キロバイト)
新しいウィンドウ・タブが開きます かぷりあシネマの集い「はなちゃんのみそ汁」(別紙1) PDF 848キロバイト)

まず1点目ですけれども、これは映画の上映になりますが、6月23日土曜日に、米子市公会堂におきまして、映画タイトル「はなちゃんのみそ汁」というもの、主演は広末涼子さんですが、ストーリーとしましては、乳がんを患った母親が幼い娘さんにみそ汁の作り方を教えながら、その愛情と生きる力を伝えるというストーリーになっております。こうした映画を通じまして、人の命といいましょうか、生きる大切さというようなことを皆さんに感じていただけたらなと思っています。
もう1点は、「世界で一冊の絵本を作ろう」という絵本をつくる企画なんですけれども、この完成記念の作品展を、6月19日から29日までの期間、米子市立図書館の2階の市民ギャラリーで開催をいたします。

【参考】
リンク … 世界で一冊の絵本が完成しました!

これは3歳から70代まで、88名の市民の皆様に、「世界で一冊の絵本を作ろう」というテーマの中で、ウサギの絵を描いていただきました。講師にアーティストの池平徹兵さんをお招きしまして、池平さんのご指導のもと、たくさんのウサギを描いていただいて一つのストーリーを完成させるという企画です。それがこのたび完成しましたので、その展示をさせていただくということでございます。これは、たくさんの人に参加してもらったことによりまして、一人一人の大切さといいましょうか、男も女も一人の人間として尊重していくという意味を込めてこうした企画を実施したところでございますが、でき上がった作品が大変すばらしいものになっていると思いますので、また市民の皆さんに見ていただきたいということで、こうした企画を実施いたします。私のほうからの説明は以上になりますので、皆さんのほうからご質問いただければと思います。

 

「いきいき こめっこ プロジェクト」の実施について―いきいきと豊かな心を育む学校給食をめざして―

 幹事記者:
こめっこデーは、これは6月19日が初回ということですが、今後もずっと続けるということになるんですか。

学校給食課長:
はい、今回の6月19日が初回ということで、これからずっと続けていこうと思っております 。

幹事記者:
この19日っていうのは何か。

学校給食課長:
語呂合わせなんですけど、食育の「いく」ですね。

幹事記者:
初回の献立って(資料に)あるんですけど、これ具体的に玄米ごはんも含めて、全部が米子産なんですか。

学校給食課長:
いえ、学校給食なんですが、全部で約1万4,000食弱を作りますので、なかなか全ての食材を地元産で揃えるのは困難でございます。ですが、できるだけ19日には地元のものを使うように、仕入れをする給食会にもお願いをして食材を揃える予定にしております。

幹事記者:
そうすると、具体的に今決まっているメニューでいくと、どれが地元産になるんですか。この新メニュー「とっとりっ子煮」に入っているのが、これが地元産。

学校給食課長:
そうですね、とっとりっ子煮に入るものを地元食材で行なおうと思っております。

学校給食課学校栄養職員:
具体的に申しますと、白ネギ、それから豆腐は地元の米子の業者が作っておりますので、豆腐。それからコンニャクにつきましても米子の業者が作っておりますので、そちらが具体的には入ってくるということになります。

学校給食課長:
あと鶏肉と干しシイタケは鳥取県内産を使用します。

幹事記者:
玄米御飯は。

学校給食課学校栄養職員:
お米に関しましては、白米と玄米とをブレンドして出させていただくんですけども、白米の部分に関しましては米子市のお米を使用させていただいております。ただ、若干混ぜます玄米の部分に関しては米子市産というものがありませんでしたので、そちらのほうは国産のお米を使用させていただいております。

幹事記者:
玄米ご飯の中に、だから白米と玄米をまぜたブレンドご飯の白米部分は米子産という、そういうことですかね。

学校給食課学校栄養職員:
はい。

幹事記者:
ごめんなさい、このとっとりっ子煮っていうのは、もうちょっと、何て言っていいんですか 。

学校給食課長:
鳥取のものを使った煮物という意味で、とっとりっ子煮という名前をつけたものです。

幹事記者:
煮物ですか。

学校給食課長:
そうですね。

幹事記者:
炊き合わせみたいなものですか。

学校給食課長:
そうですね。

学校給食課学校栄養職員:
どちらかというと、ごった煮に近い感じになるかなと思います。

幹事記者:
さっきおっしゃられた1万4,000食というのは、何校分ですか。

学校給食課長:
小学校、中学校と、鳥取県立の養護学校にも出しておりますので、合計36校です。

幹事記者:
こめ太とこめ子は、これはもともとあったんですか。

学校給食課長:
実は平成18年に誕生しております。ですが、隠しておったというわけではございませんけれども、なかなか目立つところがありませんでしたので、今日ちょっと記者会見に一緒に連れてきまして、これから毎月の食育の日は活躍してもらおうと思っております。
これは、米子市のおいしい米と栄養たっぷりの土から誕生したお米のキャラクターです。チャームポイントは、二頭身の米粒の体。米子市の学校給食とお米のすばらしさを伝える給食センターの食育推進部員でございます。

幹事記者:
この19日の初回は明道小学校に行くということになると。

学校給食課長:
はい、明道小学校の1年生のクラスに訪問させていただく予定にしております。

記者:
これ毎月違う小学校に行く感じになるんですか。

学校給食課長:
ご要望があれば、19日でなくても、いつでも出動予定にしております。

記者:
1食当たりの値段というのは、普通の給食よりもちょっと高くなったりするもんですか。

学校給食課長:
その日その日の単価は違うんですが、給食費というのは1食当たりいくらということで一律でいただいております。19日の値段はちょっといくらになるかということは、まだ今回は出しておりませんけれど。

幹事記者:
とっとりっ子煮というのは、今回の食育の、このプロジェクトに合わせて考案されたんですか。

学校給食課長:
そうですね、栄養職員が考案しました。

学校給食課学校栄養職員:
従来、いろいろな鳥取県産の食材だとか、あるいは米子の郷土料理だとかというものを給食の中で提供させていただいておりましたが、その中でも、特に鳥取県や米子市のことをPRしたいということで、名前のほうもちょっと印象的な、そのようにネーミングをさせていただきまして、今回、提供させていただくことになりました。

幹事記者:
これは、だから市独自っていうことですか。それとも県内でとっとりっ子煮というのがあって、それを取り入れるのか。

学校給食課学校栄養職員:
同じような名前のつけ方をされているところはあったりもするんですが、調べた限りでは同じような名称はなかったと記憶しておりますので、今回、米子市が先んじてやったと認識しております。

幹事記者:
市オリジナルということでいいですか。

学校給食課長:
はい。その日は特に調理員の方々にも気持ちを込めて作っていただくように、今からお願いしているところです。

幹事記者:
このレシピですけど、子どもも作ることができるような内容になっているんでしょうか。一般的なレシピなんですか。

学校給食課長:
市報に載せるほうのレシピですか。もちろん子どもでも作れるような簡単なものも載せる予定にしております。

幹事記者:
こめ太とこめ子は何の米なんですか、設定は。

学校給食課学校栄養職員:
それは、品種ということでしょうか。品種まではちょっと考えてはいなかったんですけども 、学校給食で使わせていただいているお米がコシヒカリとひとめぼれをブレンドした「おかわりくん」というお米を県の学校給食会を通して仕入れさせていただいております。そちらのお米が米子市産ということですので、あえて言うのであれば、こめ太とこめ子はコシヒカリとひとめぼれのブレンドのお米だというふうに考えていただいてもいいかなと。

記者:
さっき、(こめ太とこめ子の着けている)たすきに2015年ってあったんですが、あれは。

学校給食課長:
以前、ちょっとヨネギーズに対抗して出てみたことがございます。

幹事記者:
対抗して、2015年のゆるキャラグランプリに。

学校給食課長:
はい、ゆるキャラグランプリに出場いたしました。

幹事記者:
結果は何位だったんですか。

学校給食課長:
県内で4位でございます。

記者:
県外には行ってないということですか。

学校給食課長:
いえ、全国の順位はちょっと今わかりません。

記者:
435位でいいですか。

学校給食課長:
確か、それぐらいの順位だったと思います。調べていただきまして、ありがとうございます 。

記者:
すみません、米子市の給食の県内食材の使用率っていうのはどれぐらいになるんでしょうか。

学校給食課長:
平成29年度は52.8パーセントです。

記者:
それって県内の中では高いほうなんですかね。

学校給食課長:
いや、決して高いとは言えませんというか、下から数えると早いです。

幹事記者:
県内食材の利用率。

学校給食課長:
そうですね。これは県内の44品目で、重さではかった地産地消率となっております。44品目以外に米子市のものを使ったりしておりますので、県の指標でいきますと52.8パーセントなんですけれども、それ以外のものでも、こちらの米子のものをなるべく使うようにしております。

学校給食課学校栄養職員:
その44品目に含まれないものの中で、鳥取県産のものを使用しているものとしまして、ハマチやサバやイワシであるとか、あるいはコマツナ、チンゲンサイ、ブナシメジといったところがあります。
ハマチとイワシに関しましては、昨年度実績ですと、ハマチが年間で4,474 キロ、イワシは2,983キロ使用しておりますが、こちらは全て鳥取県産で賄っております。 サバに関しては6,225キロを使用しましたが、このうちの81.5パーセントを鳥取県産で賄うことができております。
そのほか、例えばコマツナですと年間で9,228キロの使用があったんですが 、65.3パーセントを鳥取県産で賄うことができておりましたので、こちらの44品目以外の食材でも多くのものを鳥取県産で賄うように努力をしているところです。

記者:
ちょっと市長に、せっかくなので、給食の献立でお好きなものは何だったか。

市長:
ちょっとまだ食べてないですね、給食の献立は。

記者:
まだ食べておられないですか、そうですか。

市長:
これをきっかけに、私ももし食べる機会があれば味わわせていただこうかなとは思いました 。

幹事記者:
じゃあ、お米はいいですか。

男女共同参画週間(6月23日から29日)にかかる米子市の実施事業について

 幹事記者:
じゃあ、次、共同参画の件のほうは。絵本ですけど、これはいつから市民の人に募集して作ったんですか。

男女共同参画推進課長 :
平成30年3月4日にイベントを行ないまして、男女共同参画推進ワークショップ「世界で一冊の絵本をつくろう」という企画に申込みをされたかたと一緒に作りました。

幹事記者:
これは、このワークショップ自体は、誰が主催してたんですか。

男女共同参画推進課長 :
米子市です。

記者:
中身ですが、もともとストーリーというのがあって、それに合うコマ割りをしていって絵を描いてもらったっていうことなんですか。

男女共同参画推進課長 :
講師の池平さんからお話があったのは、ウサギを描いてくださいということだけでした。で 、参加された皆さんが思い思いにウサギを描かれて、それがウサギじゃないものも結果的にはありましたけれども、完成した市民の皆さんの88枚の絵を講師の先生、東京にお住まいですので、東京に送りまして、その絵を組み合わせて一つの物語にしてくださった絵本でございます。ですので、元々のお話はなかったです。
結果的に、このワークショップの名前が「世界で一冊の絵本をつくろう」という名前だったんですけれども、絵本の名前も「世界で一冊の絵本をつくろう」という名前になりました。リンクしたような格好になってます。

記者:
絵本のタイトルもなんですね。

男女共同参画推進課長 :
はい。

幹事記者:
この絵本自体の絵は、何でみんな、それぞればらばらなんですか。例えば水彩画だとかいう 。

男女共同参画推進課長 :
ワークショップでは絵の具を準備しました。ですので、水彩の絵の具で参加者の皆さんが描いておられます。中に、ちょっと水彩が間に合わなくて、鉛筆だけの白黒の作品も入っております。今日持ってきておりますので、後でまた見ていただけたらと思います。

幹事記者:
大きさはどれぐらいなんですか。

男女共同参画推進課長 :
実際のところ、A4の大きさの画用紙に皆さんには描いていただきましたが、これは絵本サイズということで縮小になっておりますが。3歳の子どもさんから70代のかたまでですので、いろんな絵がありまして、子どもの自由に描いた絵から、ちょっと大人のかたの絵から、いろいろとありますけれども、先生のほうが上手に組み合わせをされまして、素晴らしい絵本になっていると思います。

幹事記者:
この池平さんが何をしたんですか。池平さんのところに作品を送って、(池平さんが)下の言葉だとか、そういうものを考えられたんですか。

男女共同参画推進課長 :
はい、文章は池平さんに作っていただきました。それから、このワークショップの指導も池平さんにしていただいたんですけれども、描き方を、ここをこう描くとか、そういう指導のほうは一切ありませんで、とにかく最後まで諦めずに頑張って絵を描きましょうという指導だけでした。描き方については何にもありませんでした。

幹事記者:
92ページを1ページずつ展示というのは、この期間中に1ページずつということですか。

男女共同参画推進課長 :
はい。図書館に今1冊、この絵本を置いていただいております。図書館に置いていただいている絵本は、小さな子どもでも読めるように、漢字にフリガナを打ったものを図書館に置いております。ただ、1冊だけですと、どうしても1人しか見られないということもありますので 、この男女共同参画週間に合わせまして、これを大きく拡大したものをパネルで展示いたしまして、たくさんのかたに見ていただけるようにしたいと思っております。平成30年10月19日から24日までは、米子市の秋の文化祭がありますので、その期間中は米子市美術館で原画を展示する予定にしております。

幹事記者:
だから、この92ページを1ページずつ展示するというのは、この19日から29日の間、パネルにしたものを展示するってことですか。

男女共同参画推進課長 :
これをちょっと大きくしたものをパネルに貼りつけて展示します。

幹事記者:
92枚、一度に公開っていうことですか。

男女共同参画推進課長 :
はい、そうです。

幹事記者:
あ、だから92枚あるってことですね。

男女共同参画推進課長 :
92枚は、データがありますので、それを打ち出して、ちょっと大きいものにして、ページごとをそれぞれパネルにするのではなくて、1枚1枚を大きなパネルに貼りつける。展示パネルって大きいのがありますよね。それにこう貼りつけます。

幹事記者:
ああ、複数枚入れてるわけですね、パネルの中に。

男女共同参画推進課長 :
一枚の大きいパネルに貼りつけて展示します。

幹事記者:
88枚で92ページっていうのは。

男女共同参画推進課長 :
池平さんの作品が入っております。

幹事記者:
4点入るってことですか。

男女共同参画推進課長 :
はい、そうです。今、これを紙芝居風にアレンジして、動画を作成中でございます。これも、できればこの男女共同参画週間に合わせて公開するような予定でおります。

幹事記者:
19日から29日の間に休館は入りますか。

男女共同参画推進課長 :
入ります。月曜日が休館日です。

幹事記者:
市長、改めて、もう絵本はご覧になりましたか。

市長:
はい。

幹事記者:
感想はいかがですか。

市長:
なかなか難しい作業だったと思いますけども、それぞれの作品を一つのストーリーに仕立て上げておられまして、このウサギさんがいろんな場面に出会って、ある意味、生き方を考えていくっていうような設定になっておりますので、誰が読んでもいろんな感じ方ができるようになっているんじゃないかなと思っております。自分の未来は自分で描くというようなのが一つ大きな趣旨の絵本になっています。そのあたりが皆さんの共感を得られるんじゃないかなと期待をしております。

幹事記者:
ちなみに、それは図書館に行ったら、今置いてあるんですか。

男女共同参画推進課長 :
はい、図書館用の分はフリガナを打ったものが常にあります。受付の横のほうにございますので。ただ、貸出しはしておりませんで、館内で見ていただくだけですけれども。

記者:
それは製本っていう形になっているんですか。

男女共同参画推進課長 :
これと同じ状況(クリアブックに絵本のページを一枚ずつ入れたもの)ですので。

記者:
それと同じなんですか。

男女共同参画推進課長 :
ちょっと中からばらばらっと出ますので、貸出しは難しいと思います。

幹事記者:
ラミネートか何かしといたほうがいいような気がする。今言われたみたいに、誰かが中から一枚取ってしまったら、ページなくなっちゃうっていう。

男女共同参画推進課長 :
ありがとうございます。

幹事記者:
よろしいですかね。ありがとうございました。

市長:
はい、どうもありがとうございました。