めざせ!東京2020パラリンピック

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めざせ!東京2020パラリンピック

めざせ!東京2020パラリンピック(安野祐平さん・鳥取県パラ陸協)

東京2020パラリンピックへの出場をめざして、この米子の地で日々トレーニングに取り組むアスリートがいます。今年(平成29年)の日本パラ陸上選手権男子200メートル(T33クラス「中程度四肢まひ」)で優勝、100メートルでも2位に入賞するなど、近年の活躍がめざましい安野祐平さん(27歳)をご紹介します。


〈写真〉リラックスした様子でトレーナーの指導を受ける安野さん

陸上との出会い

生まれつき脳性まひと聴覚障がいがある安野さんは、皆生養護学校卒業後に進学した鳥取ろう学校で陸上競技に出会い、トラック競技だけでなくマラソンなどにも取り組みました。社会人となり米子に戻ってからもトレーニングを欠かさず、2012ゴールドコーストマラソンで車いすフルマラソンに初挑戦、完走(3位入賞)を果たします。

これがきっかけで国内の陸上競技会やマラソン大会にも参加するようになり、2015年の日本パラ陸上競技選手権大会800メートル(T33クラス)で初優勝。同年のジャパンパラ陸上競技大会800メートル、さらには、翌2016年の日本パラ陸上競技選手権大会800メートル、ジャパンパラ陸上競技大会800メートルでも日本新記録をマークし連覇を飾り、東京パラリンピック出場が、がぜん現実味を帯びてきました。

「障がいを持つ普通の子」それでも…

母・恵子さんは、こう話します。「祐平には、特別な才能や素質などありません。本当に、障がいを持つ普通の子なんです。そんな普通の子が、目標を持って、こつこつと自分のペースで継続することでここまできた。でもここまで来たら、東京パラリンピックになんとか出場してほしい。祐平が頑張る姿を見て、障がいを持つ米子の子どもたちがスポーツに取り組むきっかけになれば本当にうれしい。」

パラリンピックをめざして

しかし、厳しい現実もあります。中距離(800メートル)では国内屈指の速さを誇る安野さんですが、出場するT33クラスのパラリンピック出場種目は、なんと今まで優勝したことがない100メートル短距離の1種目だけ。このため現在は、3年前から通うスポーツ施設で、障がい者スポーツトレーナーの指導のもと、短距離競技に必要な筋力強化、フォーム改造、スタートダッシュの反復練習等に集中的に取り組んでいます。

これまでも、こつこつと努力を続け、結果を残してきた安野さん。時間は十分にあるとはいえませんが、きっとやってくれるでしょう。東京2020パラリンピックをめざして、がんばれ安野祐平さん!
(※この取材は、フリーペーパー「スポーツ応援マガジン スポ探」と共同で行ないました。同誌の安野さん関連の記事は平成29年10月発行予定号に掲載予定とのことです。)


見かけ以上に「厚い胸板」に、トレーニングの成果が表れています。


鏡でフォームチェックしながらローラーでダッシュの反復練習をする安野さん。
後の風船はフォーム矯正用のもので鈴が仕込まれており、長い理想的なフォロースルーができると手が触れて音が鳴ります。


写真左は、「スポーツ応援マガジン スポ探」のカメラスタッフ。
「取材を受けて、いつもより、かなり張り切っています(笑)」(母・恵子さん)とのこと。
(全ての撮影協力・メディカルフィットネスセンターCHAX・米子市上後藤)

掲載日:2017年9月6日