米子市在宅医療推進フォーラムを開催しました(平成27年3月)

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米子市在宅医療推進フォーラムを開催しました(平成27年3月)

高齢者、障がいのある方、子どもも、自分らしく暮らし続けることができる米子市をめざすために、平成27年3月21日(土曜日)に、第2回「在宅医療推進フォーラム」を開催しました。
米子市民や近隣市町村の皆さん、医療・介護の現場で働く方々、行政担当者約160人が参加しました。

基調講演

鳥取大学医学部地域医療学講座教授 谷口晋一さんに、「米子市の未来予想図」と題して基調講演をいただきました。
少子高齢化が進む中、だれもが自分らしく暮らし続けることができる米子市をめざすために、米子市の将来展望、枠組みづくり、地域ごとの特徴の理解、医療・介護・生活支援などの各部門の意志統一と互いに顔の見える関係づくりを行なうことの大切さ、つまりは、地域包括ケアシステム構築についてお話しいただきました。また、医学生の地域での在宅医療の教育についてにも触れていただきました。
谷口晋一さんの講演「米子市の未来予想図」

講演

鳥取県米子保健所長 大城陽子さんに「もしもの時のあんしん手帳 活用法」―大切な人に伝えたいこと― と題して講演をいただきました。
手帳の具体的な記入の仕方をお話いただき、受講者が実際に手帳に記入しました。人生の最期を考えることは、今を大切に生きることに繋がることであり、手帳の活用について周りの人にも伝えてほしい等のお話をいただきました。
大城陽子さんの講演「もしもの時のあんしん手帳活用法」

講演

鳥取大学医学部脳神経小児科教授 前垣 義弘さんに「子どもの在宅医療」―ニーズと現状、これからの展開― と題して講演をいただきました。
在宅医療が必要な子どもは、高度で多様な医療行為を要する子が多く、家族の負担が大きい現状があり全国的に問題になっている。鳥取大学が地域とネットワーク構築に取り組み、重症児が家族と安心して暮らせる地域社会をめざしている取り組みをお話しいただきました。
前垣義弘さんの講演「子どもの在宅医療―ニーズと現状、これからの展開―」

全体講評

西部医師会長の野坂美仁さんに、全体講評をしていただきました。
在宅医療、地域包括ケアの主役は住民自身であり、本人が希望する医療や介護や暮らしの心配事等を支援し、住んでよかったと思える米子市を目指すこと、基本は、子どもも高齢者も同じである。
もしもの時のあんしん手帳は、自分の意思を伝えられなくなった場合に備えて、普段から考え、覚悟を家族等と共有しておくことや、手帳の保管場所も分かるようにしておくことのお話をいただきました。第3回 在宅医療推進フォーラムも開催しましょう!と、まとめていただきました。
野坂美仁さんの全体講評

参加者のアンケートから抜粋

  • 各地域ごとにケア会議やネットワークを進めることが大切だと思う。
  • 地域ぐるみで助け合いながら生活ができるための準備、勉強会等をしていく必要がある。
  • 公民館や地域でのイベントを多彩に実施している。近隣者同士の心の繋がりを促す工夫は何があるのか。何をすることができるのか。
  • 今回のように地域の情報を伝える、公開していくような研修会を開催して欲しい。
  • 職種・職場に関係なく、専門職が「その人」のために支援していこうとする姿勢が必要だと思う。
  • 精神障がい者の在宅医療についてフォーラムを開いていただけるとありがたいです。
  • 子どもの在宅医療の実態が分かり良かった。在宅でみている親はとても大変だと思う。自分の用事で外出するのもままならないと思う。良い支援が得られることを望みます。
  • 高齢者・子ども等のカテゴリーに関係ない相談機関、支援機関が必要である。

もしもの時のあんしん手帳

参加者の方に「もしもの時のあんしん手帳」を配布しました。
この手帳は、西部医師会の先生方に作成をお願いしてできたものです。
この手帳は、自分自身がどこでどのような治療を受けたいか、延命を希望するのか、もし食べられなくなったときにどうしてほしいのか、誰に介護をしてもらいたいかなど、自分の希望を記入しておく手帳です。
記入の際にご家族の方と話し合いながら書かれるとよいと思います。

※手帳の画像をクリックすると、新しいタブ・ウインドウで、鳥取県西部医師会のダウンロードページが開きます。
あんしん手帳

掲載日:2015年8月7日