平成25年度 普通会計等の財政比較分析

米子市の指数：0.65

類似88団体内の順位：57位

• 類似団体の平均値…0.74
• 類似団体内1位…1.41
• 類似団体内88位…0.42
• 全国市町村の平均…0.49
• 鳥取県内市町村の平均…0.33

「財政力指数」は、前年度と同ポイントの0.65で、類似団体88団体中57位となっています。
基準財政需要額が減少する一方で、基準財政収入額が増となったことにより、単年度の財政力指数は0.637から0.648へ良化したため、財政力指数の3か年平均は0.646となっています。
引き続き、納付勧奨、滞納の未然防止、滞納整理の強化、市税などの徴収に係る総合的な対策を講じて、歳入の確保に努めていきます。

米子市の指数：99.5

類似88団体内の順位：47位

• 類似団体の平均値…98.9
• 類似団体内1位…88.3
• 類似団体内88位…103.6
• 全国の市の平均…98.6
• 全国の町村の平均…95.6

ラスパイレス指数は99.5で、これは国家公務員の時限的な給与改定特例法による措置の解除に伴い、前年度比3.2ポイント良化したことにより、平成25年度は、類似団体平均98.9を0.6ポイント下回り、類似団体88団体の中では47位となっています。
今後も、給与水準の引下げに努めることとしています。

米子市の比率：18.6パーセント

類似88団体内の順位：87位

• 類似団体の平均値…7.9パーセント
• 類似団体内1位…マイナス1.4パーセント
• 類似団体内88位…23.2パーセント
• 全国市町村の平均…8.6パーセント
• 鳥取県内市町村の平均…14.8パーセント

過去の大規模投資的事業（国際会議場整備事業、新清掃工場建設事業など）のほか、数次にわたる国の景気対策に伴う起債の償還がピークを迎えていることから、実質公債費比率が18.6パーセントと類似団体内で87位となっています。
今後は、公債費負担適正化計画に基づいて地方債の新規発行の抑制に努めるとともに、実施事業の精査により、平成28年度までに18パーセント未満へ低減することとしています。

米子市の比率：162.2パーセント

類似88団体内の順位：86位

• 類似団体の平均値…37.6パーセント
• 類似団体内1位…1.6パーセント
• 類似団体内88位…302.1パーセント
• 全国市町村の平均…51.0パーセント
• 鳥取県内市町村の平均…93.0パーセント

過去に実施した国際会議場整備事業、新清掃工場建設事業などの大規模事業に伴う地方債残高や下水道事業で起こした地方債に係る負担見込額などの影響により、類似団体内では86位となりました。　
公債費負担適正化計画による地方債の新規発行の抑制などにより、平成19年度以降毎年10ポイントを越えるペースで率の低減を図ってきましたが、平成25年度は第三セクター等改革推進債の借入に伴い、前年度から0.5ポイント悪化しています。
今後は、公債費負担の適正化に努め、将来負担額の低減を図ることとしています。

米子市の数：4.76人

類似88団体内の順位：7位

• 類似団体の平均値…6.40人
• 類似団体内1位…4.14人
• 類似団体内88位…8.94人
• 全国市町村の平均…6.96人
• 鳥取県内市町村の平均…7.53人

人口1,000人あたりの職員数は4.76人で、類似団体平均の74.3パーセントの水準であり、類似団体の中で7番目に少ない職員数となっています。
今後も、定員適正化計画に基づき、適正な職員定数の管理に努めます。

米子市の額：85,424円

類似88団体内の順位：9位

• 類似団体の平均値…104,429円
• 類似団体内1位…71,036円
• 類似団体内88位…155,255円
• 全国市町村の平均…116,288円
• 鳥取県内市町村の平均…123,551円

人口1,000人あたりの職員数が類似団体の中で7番目に少ないこともあり、人口1人あたり人件費・物件費等決算額は85,424円で、類似団体平均の81.8パーセントの水準となっています。
引き続き、定員適正化計画による人件費の抑制など、コストの低減を図っていくこととしています。

米子市の比率：91.0パーセント

類似88団体内の順位：51位

• 類似団体の平均値…89.5パーセント
• 類似団体内1位…79.9パーセント
• 類似団体内88位…100.2パーセント
• 全国市町村の平均…90.2パーセント
• 鳥取県内市町村の平均…87.0パーセント

歳出の経常経費充当一般財源においては、扶助費や繰出金の増があったものの、人件費の減や、元利償還金の減による公債費の減などにより、全体では210百万円の減となりました。
一方、歳入の経常経費一般財源においては、地方交付税の減があったものの、地方税や配当割交付金等の増があったことにより、全体では219百万円の増となりました。これに伴い、経常収支比率は前年度から1.8ポイント良化し、91.0パーセントとなりました。
市税の増収が見込みにくい中で、扶助費、繰出金は確実に伸びており、今後も厳しい状況が続くものと思われます。

人件費

米子市の比率：16.9パーセント

類似88団体内の順位：2位

• 類似団体の平均値…23.9パーセント
• 類似団体内1位…16.3パーセント
• 類似団体内88位…33.2パーセント
• 全国市町村の平均…23.7パーセント
• 鳥取県内市町村の平均…20.0パーセント

物件費

米子市の比率：11.3パーセント

類似88団体内の順位：11位

• 類似団体の平均値…15.0パーセント
• 類似団体内1位…10.2パーセント
• 類似団体内88位…26.8パーセント
• 全国市町村の平均…13.7パーセント
• 鳥取県内市町村の平均…12.3パーセント

扶助費

米子市の比率：11.0パーセント

類似88団体内の順位：49位

• 類似団体の平均値…11.1パーセント
• 類似団体内1位…7.0パーセント
• 類似団体内88位…19.1パーセント
• 全国市町村の平均…11.3パーセント
• 鳥取県内市町村の平均…8.4パーセント

公債費

米子市の比率：21.5パーセント

類似88団体内の順位：77位

• 類似団体の平均値…16.9パーセント
• 類似団体内1位…6.3パーセント
• 類似団体内88位…28.9パーセント
• 全国市町村の平均…18.6パーセント
• 鳥取県内市町村の平均…20.2パーセント

補助費等

米子市の比率：10.1パーセント

類似88団体内の順位：58位

• 類似団体の平均値…8.9パーセント
• 類似団体内1位…1.2パーセント
• 類似団体内88位…18.4パーセント
• 全国市町村の平均…10.0パーセント
• 鳥取県内市町村の平均…11.1パーセント

その他

米子市の比率：20.2パーセント

類似88団体内の順位：88位

• 類似団体の平均値…13.7パーセント
• 類似団体内1位…7.9パーセント
• 類似団体内88位…20.2パーセント（米子市）
• 全国市町村の平均…12.9パーセント
• 鳥取県内市町村の平均…15.0パーセント

【参考】
経常収支比率のうち公債費以外の合計

米子市の比率：69.5パーセント

類似88団体内の順位：22位

• 類似団体の平均値…72.6パーセント
• 類似団体内1位…60.7パーセント
• 類似団体内88位…85.5パーセント
• 全国市町村の平均…71.6パーセント
• 鳥取県内市町村の平均…66.8パーセント

米子市の額：56,132円

• 類似団体の平均値…63,814円
• 類似団体内1位…45,639円
• 類似団体内88位…83,519円

人口1,000人あたりの職員数は、4.76人で、類似団体中7番目に少ない人数です。
この要因のひとつには、消防業務を一部事務組合で行なっていることがあります。
一部事務組合の人件費分に充てる負担金や、法非適の公営企業会計などの人件費に充てる繰出金といった人件費に準ずる費用を合計した場合の人口1人あたりの歳出決算額は56,132円で、類似団体平均より12.0パーセント少ない水準にあります。
今後も定員適正化計画や、早期退職特例措置の実施により、人件費の抑制に努めていきます。

米子市の額：29,629円

• 類似団体の平均値…13,618円
• 類似団体内1位…マイナス2,039円
• 類似団体内88位…43,899円

類似団体平均と比べて、地方債の元利償還金の額が27.1パーセント、公営企業債の償還の財源に充てたと認められる繰入金が49.5パーセント、一部事務組合等の起こした地方債に充てたと認められる補助金又は負担金が38.3パーセント上回っていることなどから、類似団体平均を117.6パーセント上回っています。
公債費負担適正化計画に基づき、起債の新規発行の抑制に努めるとともに、緊急度・住民ニーズを的確に把握した事業を選択することによって、起債に大きく頼ることのない財政運営に努めます。

米子市の額43,749円

• 類似団体の平均値…50,840円

財政の健全性や安定性を図るため、新たな大規模投資的事業を原則として抑制していることから、類似団体平均を13.9パーセント下回っています。
今後も歳入の増加が見込めない状況であり、プライマリーバランスの黒字化と普通建設事業費の抑制に努めます。