「第2次米子市総合計画」数値目標の平成25年度達成状況

平成23年度にスタートした第2次米子市総合計画（米子いきいきプラン2011）では、計画の実現に向けた指標として、数値目標を設定しています。

目標である平成27年度の数値に対する現在の実績を把握し、今後の計画推進に役立てるため、平成25年度（計画3年目）の進捗状況調査を実施し、平成26年11月に結果を取りまとめました。

「米子いきいきプラン2011」平成25年度進捗状況

調査対象

「米子いきいきプラン2011」基本計画の数値目標54項目（平成24年度は59項目）を対象に、進捗状況調査を実施しました。
「まちづくりに関する市民アンケートの結果」を数値目標としている調査対象5項目については、今回の調査から除外しています。
また、指標を見直し適切な目標値に変更した数値目標（1項目）については、変更後の数値目標で調査を行ないました。

なお、目標達成度は、AからDの4つの区分に分類しました。

調査結果

数値目標の目標達成状況

平成25年度（計画3年目）に目標達成した数値目標は22項目で、目標達成率は40.7パーセントとなりました。平成24年度と比較をすると、目標達成した数値目標は2項目増え、目標達成率は6.8パーセント上昇しました。
まちづくりの目標ごとの目標達成率は、次のとおりです。

数値目標の進捗状況

平成25年度実績に基づく、数値目標の進捗状況は、次のとおりです。

今回調査した数値目標54項目のうち、目標達成度Aが22項目（40.7パーセント）、目標達成度Bが18項目（33.3パーセント）で、これらを合わせると40項目（74.1パーセント）となりました。
しかし、目標達成度Cが7項目（13.0パーセント）、目標達成度Dが7項目（13.0パーセント）あることから、これらの数値目標については、目標実現に向けて更なる取り組みの強化・充実を図る必要があります。

まちづくりの目標の進捗状況

平成25年度実績に基づく、まちづくりの目標別の進捗状況は、次のとおりです。

まちづくりの目標別の進捗状況

1『ひと』がいきいき 生涯健やかで安全・安心に暮らせるまちづくり
今回調査した数値目標は18項目です。
「公民館を単位として実施する健康教室に参加した市民の数」、「なかよし学級開設時間の延長学級数」、「介護予防・通所型運動機能向上事業の利用者数」、「地域健康づくりサポーターの人数」、「介護保険の居宅介護サービス利用率」、「認知症サポーターの登録者数」、「自主防災組織の結成率」、「交通事故発生件数」の8項目が目標を達成し、おおむね順調に進捗しており、目標を達成できる見込みであるものは3項目となりました。
しかし、「保育所の入所待機児童数」、「介護予防のための生活機能評価をした人の割合」、「消防団員数」の3項目が基準値を下回っているほか、「大腸がん健診の受診率」、「日本脳炎予防接種2期（対象年齢9歳から13歳の間に1回接種）の接種率」、「なかよし学級の待機児童数」、「公共避難施設（昭和56年以前に建築）の耐震調査実施率」の項目については、取り組みを強化する必要があります。

2『こころ』がいきいき 人を大切にし、豊かな心と文化を育むまちづくり
今回調査した数値目標は3項目です。
目標を達成した項目はありませんでしたが、「図書館の年間個人貸出冊数」はリニューアルオープン後の貸出冊数が閉館前の約1.5倍に増え、増加傾向が続いていることから、目標を達成できる見込みとなりました。
一方、進捗状況が停滞している「審議会等委員に占める女性の割合」と「歴史関係施設の年間利用者数」については、取り組みを強化・充実しながら、目標達成に向けて努力していきます。

3『ふるさと』がいきいき 人と自然が調和した快適で住みよいまちづくり
今回調査した数値目標は、平成24年度と同数の6項目です。
「平成19年度を基準としたごみの削減率」、「水洗化率」の2項目で目標を達成し、平成24年度と比べて1項目減りました。
また、「環境美化推進区域の指定または区域拡大」、「下水道処理人口普及率」の2項目が概ね順調に進んでおり、目標を達成できる見込みとなりました。
しかしながら、「ごみのリサイクル率」は、24年度との比較では増えたものの目標値は達成できませんでした。平成26年度からは不燃ごみの再資源化に取り組むほか、ひきつづきごみの減量化やリサイクルに関する啓発を進めていきます。

4『あした』がいきいき 活力とにぎわいを生み出す元気なまちづくり
今回調査した数値目標は、平成24年度と同数の20項目です。
「工場等の新増設件数」、「とっとりバイオフロンティア入居企業数」、「米子・皆生温泉周辺の観光客入込み客数」、「誘致企業数」、「米子空港搭乗者数」、「コンベンションの誘致件数」、「コンベンションの参加者数」の7項目が目標達成し、平成24年度と比べて2項目増えました。
また、「多様な担い手の数」、「耕作放棄地解消面積」、「中心市街地商店街空き店舗への出店数」、「皆生温泉宿泊数（入湯税対象客数）」、「米子流通業務団地企業進出率」など10項目も、おおむね順調に進んでいます。
しかし、「中心市街地の歩行者・自転車通行量」、「中心市街地の居住人口」、「淀江地区の観光施設、歴史文化施設の入込み客数」の3項目で基準値を下回りました。
この分野の取り組みは、社会経済状況等の外因的要素に影響される数値目標が多数ありますが、市民の皆さんや関係機関との協力・連携を得ながら、目標達成に向け、一層邁進していきます。

5『市役所』がいきいき 市民のために挑戦する市役所づくり
今回調査した数値目標は、平成24年度と同数の7項目で、「財政健全化判断比率の健全性の維持」に関する4項目と「市税の徴収率（現年分）」の合計5項目が目標を達成しました。
概ね順調に進捗し目標を達成できる見込みであるものは「人口1万人当たりの職員数」の1項目、進捗状況が停滞し、目標が達成できなかったものは「市債未償還残高の低減」の1項目、基準値を下回った項目はありませんでした。

【資料】

 第2次米子市総合計画数値目標進捗状況報告書（平成25年度実績）（1）（ 816キロバイト）

 第2次米子市総合計画数値目標進捗状況報告書（平成25年度実績）（2）（ 1.29メガバイト）