郷土芸能「淀江さんこ節」

本文にジャンプします
郷土芸能「淀江さんこ節」

米子市無形民俗文化財でもある郷土芸能「淀江さんこ節」は、今から300年以上前の元禄時代に始まるといわれています。
その頃の淀江の町は、大火に見舞われ「焼町」と呼ばれていましたが、幕末から明治時代にかけては港町として栄え、多くの船が出入りするに伴い、淀江で、もともと歌われていた歌と各地の歌とが、とけ合って現在のような「淀江さんこ節」が、形づくられていきました。
「淀江さんこ節」はこのように人々の交流が生んだ芸能と言えましょう。
淀江港

その後、戦争を経て人々から忘れ去られそうになっていた「淀江さんこ節」ですが、昭和47年の淀江中央公民館の完成を機に「淀江さんこ節保存会」が結成され、現在まで歌い継がれています。

淀江さんこ節では、その軽快な歌声にあわせて「銭太鼓」「傘踊り」「壁塗り踊り」が演じられます。

銭太鼓
たたくたびに、銭の音が鳴る「銭太鼓」。
動きが合っている様子は見ていて爽快だが、ふぞろいであっても思わず笑みがこぼれる。

 
傘踊り
しゃんしゃんという鈴の音とともに傘が空を舞う「傘踊り」。

 
壁塗り踊り
左官の動きをユーモラスに踊る「壁塗り踊り」。
壁に塗る泥を投げ渡す様が、見所・笑いどころのひとつ。
  

近年は米子市淀江町内で淀江さんこ節に取り組む団体も増え、米子市内外問わず演じる機会も増えています。
また、沖縄やブラジル・韓国などでも芸能交流の場で演じられるなど、人々の交流が生んだ「淀江さんこ節」は今、人々の交流を生む芸能になっています。

掲載日:2014年4月25日