平成25年度6月補正予算 市長査定状況

各事業担当課からの6月補正予算要求内容について、市長査定が終了しました。

我が国の経済をみると、景気は緩やかに持ち直しており、今後、各種経済対策や金融緩和の効果から国内需要が底堅く推移し、海外経済の成長率が次第に高まっていくことなどを背景に、緩やかな回復経路に復していくものと予想されています。
しかしながら、本市の税収は平成20年度をピークに減少に転じており、一時の急激な落ち込みからは下げ止まりつつあるものの、今後の税収が回復していくのかどうか不透明な状況にあります。一方、社会保障関係費は年々増加しており、公債費も高い水準で推移しています。また、老朽化しつつある公共施設の維持補修等への対応も課題となっています。本市では、平成22年3月に策定した「第2次米子市行財政改革大綱」に基づいて、行政各分野における徹底した歳出の抑制と歳入の確保に取り組んでいますが、行財政環境は依然として厳しい状況にあります。
平成25年度6月補正予算は、市長選挙後の肉付け予算ですが、これらの状況を踏まえ、財政の健全性の確保を念頭におきつつ、平成24年度2月及び3月補正予算並びに平成25年度当初予算との一体的な景気回復への取組として、国の財源措置を最大限活用し、公共事業の前倒しなど直ちに講じるべき具体的な施策について予算措置を行ないました。
あわせて、市内経済の安定と市民生活を守るための雇用対策として、緊急地域雇用創出特別交付金を活用し、地域における雇用の創出を図るための経費を計上しています。
以上のことから、当初予算とあわせた平成25年度予算は、第2次米子市総合計画「米子いきいきプラン2011」で示したまちづくりの目標と基本方向に沿って、「生活充実都市・米子」のさらなる発展をめざした施策の推進に向けた施策事業に必要な予算の計上に努めたものです。

この結果、6月補正後の一般会計予算案は、当初予算542億9,600万円に27億6,531万円の増額補正を行ない、総額570億6,131万円としています。
これは、平成24年度当初予算額に比べ、約8億3千万円の増額（1.5パーセントの増額）となります。

平成25年度一般会計6月補正予算要求の市長査定

平成25年度6月補正予算案は、6月11日開会の米子市議会6月定例会で審議され、議決後に成立となります。