実り豊かなほ場を願う記念碑

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実り豊かなほ場を願う記念碑

淀江町福岡の鳥取県立米子白鳳高等学校前の交差点に、淀江宇田川地区土地改良区のほ場整備完工記念碑が建てられています。
昭和56年11月建立のこの記念碑は、穀物が永遠に実り豊かであるようにと、『豊穣無窮』の文字が彫られた立派な碑です。

ほ場整備完工記念碑

このほ場整備が行なわれた宇田川平野は、かつて日本において行なわれたという条里制の跡を残す場所で、ほ場整備事業が行なわれるまで、鳥取県内で最も良好にその条里制の姿を留めていた地域でした。

 

条里制とは、古代から中世後期にかけて行なわれた土地区画制度であり、約109メートル四方の正方形を基本単位として、それを横に6個並べて1里、縦に6個並べて1条としたものです。この制度により、土地の正確な位置や面積が簡単にわかるようになりました。

 

淀江のほ場整備は、昭和の条里制施行だと言われます。その理由は、調査でわかった古代条理の寸法で、現代の区画整理がされているからです。

 

また、この記念碑が建っている場所は歴史的にも意味のある場所で、弥生時代の人々の生活がこの碑の付近一帯で行なわれ、古代の山陰道はこの碑のすぐ前を通っていたと推定されています。

掲載日:2013年2月20日