「米子いきいきプラン」数値目標の平成22年度達成状況

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「米子いきいきプラン」数値目標の平成22年度達成状況

平成18年度にスタートした新米子市総合計画「米子いきいきプラン」の成果を把握し、指標として掲げた項目の数値目標の平成22年度における達成状況調査を実施しました。また、平成22年度は基本計画の最終年度となっており、期間内の総括も行ないました。

「米子いきいきプラン」平成22年度進捗状況

調査対象

「米子いきいきプラン」基本計画の数値目標71項目を対象にしました。
数値目標のうち、「・・・している市民の割合」の10項目については、平成22年1月に実施した「まちづくりに関する市民アンケート」の結果を用いています。
なお、目標達成度は、AからDの4つの区分に分類しました。

A 目標値を達成した。
B おおむね達成することができた。
(目標達成度80パーセント以上)
C 進捗状況が停滞し、目標を達成できなかった。
(目標達成度80パーセント未満)
D 基準値(平成17年度の数値)を下回った。

※ 平成21年度までは、当該年度末における進捗状況から総合的に判断し、平成22年度末までに達成できる見込みであるものをB、目標を達成するためには取組みを強化していく必要があるものをCとしていましたが、平成22年度は基本計画最終年度であるため、平成22年度末時点での達成状況により区分しました。

調査結果

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5年間の計画期間内において、37項目(52.1パーセント)が「目標を達成」しました。昨年度と比較すると7項目増えており、そのほとんどが「概ね順調」から移行したものです。また、「概ね目標を達成することができた」ものも7項目(9.9パーセント)あり、これらを合わせると6割強の項目が順調に進捗したといえます。
その一方で、「進捗状況が停滞し、目標を達成できなかった」ものが13項目(18.3パーセント)、「基準値(17年度現状値)を下回った」ものが14項目(19.7パーセント)となりました。

章ごとの進捗状況

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章ごとに見ると、A評価又はB評価である項目の割合が最も大きいのが「第4章(行政サービス、行財政改革分野)」の75パーセントで、次いで「第2章(教育、文化、環境、都市基盤、地域連携分野)」の65.5パーセント、「第3章(経済、産業、都市機能分野)」の59.1パーセントとなりました。また「第1章(福祉、保健分野)」はB評価の項目はなく、A評価が56.3パーセントとなりました。

第1章「子育てを応援し、お年寄りが元気な米子」

調査対象数…16項目

A(達成済み)…9項目
B(おおむね達成)…0項目
C(進捗停滞)…3項目
D(基準値以下)…4項目

第2章「ゆとりある心豊かな米子」

調査対象数…29項目

A(達成済み)…16項目
B(おおむね達成)…3項目
C(進捗停滞)…6項目
D(基準値以下)…4項目

第3章「活力みなぎる米子」

調査対象数…22項目

A(達成済み)…9項目
B(おおむね達成)…4項目
C(進捗停滞)…4項目
D(基準値以下)…5項目

第4章「みんなのための市役所」

調査対象数…4項目

A(達成済み)…3項目
B(おおむね達成)…0項目
C(進捗停滞)…0項目
D(基準値以下)…1項目

政策分野別の進捗状況

第1章「子育てを応援し、お年寄りが元気な米子」

〈政策分野〉福祉、保健

新たに「1歳6か月児童健康診査受診率」が加わり、合わせて9項目(56.3パーセント)で目標を達成しました。
一方で、4項目(25.0パーセント)が昨年に続き基準値を下回りました。
「特定健康診査受診率」は、20年度から制度改正で受診対象者が変更となったため、基本健康診査に比べ受診率が大幅に減少したものであり、受診勧奨等の取組みを強化していますが、数値は依然回復していない状況にあります。「通所型介護予防事業利用者数」は、特定健診の受信者が落ち込んだことに伴い、介護予防が必要な特定高齢者を把握するための生活機能評価の受信者数が減少したことが要因となっています。「国民健康保険料の徴収率(現年分)」については、口座振替の推進や新規滞納者への早期対応や夜間・休日相談窓口の設置等、納付機会と納付勧奨の増に取り組んでいくものの、不況の長期化や景気の悪化による失業、就労困難等の理由により、基準値を下回りました。「保育所入所待機児童」については、待機児童解消計画を基に入所定員数の増を図りましたが、保育環境の向上と共に入所希望者も増加しており、待機児童の解消には至りませんでした。

第2章「ゆとりある心豊かな米子」

〈政策分野〉教育、文化、環境、都市基盤、地域連携

新たに「中高生が子供会のボランティア活動に参加している人数」「水洗化率」「ごみのリサイクル率」の3項目が加わり、合わせて16項目(55.2パーセント)で目標を達成しました。
「児童1人当たりの年間図書貸出数」は計画期間中順調な伸びをみせており、学校図書の充実はもちろん、市立図書館との連携が実を結んだ結果となっています。
「交通事故発生件数」は、交通安全施設の設置を進めてきた結果、平成17年度の半分まで件数が下がってきています。
一方で、4項目(13.8パーセント)が基準値以下となっています。
「審議会等委員に占める女性の割合」は、前年度を下回り基準値以下となっています。米子市女性人材バンクの活用と、人材の発掘が必要です。また「自治会に加入している割合」については、加入促進活動への支援は行なってきているものの、年々加入者数が減少傾向にあり、基準値以下となりました。「市行造林地内で間伐・枝打ち等の作業を実施する面積」も、造林事業における補助金の用件が厳しくなってきた結果、基準値以下となりました。「山陰歴史館・福市考古資料館・淀江歴史民俗資料館の年間入館者数」も前年度を下回り基準値以下となりましたが、これは淀江歴史民俗資料館が上淀白鳳の丘展示館としてリニューアル工事を行なったことに起因しており、今後は新たな施設として入館者数増が期待されます。

第3章「活力みなぎる米子」

〈政策分野〉経済、産業、都市機能

新たに「遊休農地解消面積」「米子・皆生温泉周辺の観光客入込み客数」が加わり、9項目(40.9パーセント)で目標を達成となりました。
「米子・皆生温泉周辺の観光客入込み客数」は昨年放映されたNHKドラマ「ゲゲゲの女房」が追い風となり、対前年比で185千人、13.2パーセントと大幅な増加となりました。また「中心市街地商店街空き店舗への出店数」は当初目標を大幅に上回る実績となり、中心市街地の活性化に寄与しました。
一方、基準値以下は5項目(22.7パーセント)ありました。
「コンベンション開催件数」では誘致活動や広報宣伝に努め、昨年度比では数値が回復したものの、基準値を下回りました。「コンベンション参加延べ宿泊者数」については、上記開催件数の落ち込みがあり、基準値を下回りました。「米子市内を通るバス路線数」については、赤字路線に対する補助や国・県に対して補助制度の維持・充実について要望を行ないつつ、既存路線の運行形態についてバス事業者と協議してきましたが、バス路線は減少し基準値を下回りました。「皆生温泉宿泊者数」は、宣伝PRや足湯等の施設整備、水木しげるロード等の効果により対前年108パーセントとなったものの、基準値を下回りました。「米子空港搭乗者数」は平成20年に発生したリーマンショックの影響で利用者が減少してきましたが、様々な利用促進策を実施し、対前年では8600名増となったものの、基準値を下回りました。また路線の赤字により、平成23年1月には米子―名古屋便が路線休止となりました。
第4章「みんなのための市役所」

〈政策分野〉行政サービス、行財政改革

「地方債未償還残高」及び「市税の収納率(現年分)」は目標達成済みで、さらに数値を伸ばしています。「人口1万人当たりの職員数」も平成22年度で目標値に達しました。
「経常収支比率」は前年度と比較して3パーセントの改善が見られましたが、基準値を下回る結果となりました。引き続き財政健全化に向けた行財政改革の取組みが必要です。

【資料】

(PDFファイルです。新しいウィンドウ・タブで開きます。)

 平成22年度分新米子市総合計画(米子いきいきプラン)数値目標進捗状況報告書 (PDF 1.66メガバイト)

掲載日:2012年12月12日