鳥取県西部で唯一のクリハラン自生地

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鳥取県西部で唯一のクリハラン自生地

淀江町本宮には、鳥取県の因伯の名水『本宮の泉』があります。日量3万トンを湧出する名水で、昭和60年に因伯の名水の「暮らしの中の泉」に選定されています。かつては清涼飲料水の原料にも使用されたほどの名水ですが、県西部では唯一の亜熱帯植物である「クリハラン」の自生地としても知られています。

本宮の泉(紅葉した本宮の泉)

クリハランは、森林内の地上や湿った岩上に生育する常緑性シダ植物で、根茎は細長く這い、葉はややまばらの単葉で、長さは30センチメートルぐらいにもなります。薄くて側脈がはっきりした葉の感じが栗の葉に似ていることから、その名前がつけられています。

クリハラン(本宮に自生するクリハラン)

気候、水温、湿度、日照など極めてデリケートな条件が重なり合ったところで、この植物は美しい姿を見せますが、絶滅の危険が増大している種に指定されています。

 

淀江町本宮地区では、このクリハランの生育環境を整備し、クリハランを保護するとともに、因伯の名水『本宮の泉』を守ることを目的とした活動が行なわれています。貴重な植物が生育する環境をいつまでも大切にしたいものです。

掲載日:2012年11月15日