孝霊山西麓に広がる梨畑

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孝霊山西麓に広がる梨畑

淀江町稲吉の孝霊山西麓には、「よなごの宝88選」にも選定されている大蓋原(おおふたばら)の梨畑など、多くの梨畑が広がっています。大蓋原は、明治33年に、初代宇田川村長であった稲吉の野口孝四郎が中心となって開墾に着手し、当初はそば、麦、さつまいも、桑などを栽培していました。

 

その後、明治41年3月に梨の苗木が植えつけられたと伝えられています。それがどんな種類の梨だったかは定かではありませんが、明治37年に鳥取県に導入され、明治41年ごろから県内で普及が始まったと言われている二十世紀梨であった可能性もあります。

 

二十世紀梨は明治21年に、千葉県松戸市で発見された苗が育てられてできた品種で、「二十世紀」という名前は、明治31年に、次世紀である二十世紀に梨の代表的品種になるだろう、という願いを込めて名付けられました。現在、鳥取県の二十世紀梨は全国に誇る特産品として有名となっています。

孝霊山西麓の梨畑(稲吉地区の梨畑)

秋に豊かな果実を実らせる梨畑ですが、春には白く小さな梨の花を咲かせます。平成19年に公開された映画「梨の花は春の雪」では、この梨畑が主要な舞台となりましたが、映画のタイトルのとおり、春の雪のように梨畑を白く染める梨の花は、鳥取県を象徴する花として県花に指定されています。

掲載日:2012年9月12日