毒蛇除けの神様 唐王さん

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毒蛇除けの神様 唐王さん

『唐王(とうのう)さん』というのは、まむしや毒虫から身を守ってくださる神様で、西伯郡大山町唐王にある唐王神社の分霊です。淀江町地域内には、この『唐王さん』が西原、小波、中間の3箇所にあります。

中間の唐王さん(中間の唐王さん)

古事記の中の神話では、スセリヒメがオオクニヌシと結婚しようと、父であるスサノヲに紹介したところ、スサノヲはオオクニヌシに試練を与え、蛇やムカデや蜂のいる部屋に寝させました。しかしオオクニヌシは、スセリヒメから与えられた「比礼(ひれ)」という細長い布で窮地を逃れ、スセリヒメとの結婚を認められました。

 

このことから、スセリヒメは毒蛇や毒虫よけの御神徳を持つとされています。そのスセリヒメが亡くなった地が大山町唐王であり、スセリヒメを祭った神社が唐王神社です。本殿下の砂を田畑にまけば害虫が去り、お守りを身につければまむしの危害を逃れることができるといわれています。

 

現在のように医学が発達していなかった時代は、まむしや毒虫は人々にとって大変危険な生物でした。淀江町地域内でも、古くからまむしの害を受ける人が多かったようですが、『唐王さん』を祭って以降、まむしにかまれる人がいなくなったと言われているところもあります。

掲載日:2012年8月29日