橋の上の盾持人埴輪

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橋の上の盾持人埴輪

淀江町稲吉などを流れる天井川に架かる稲福橋の欄干には、盾持人(たてもちびと)埴輪のデザインが施されています。盾持人埴輪は、淀江町宇田川地区にあった古墳時代中期の帆立貝式古墳である井手挟(いでばさみ)3号墳から出土したものです。

盾持人埴輪のデザイン

ほぼ完全な形で出土した盾持人埴輪3体は、冠をかぶり、顔に入れ墨をしてあごひげを生やした人物が、鋸歯文(きょしもん)で飾られた盾を持った姿をしています。また、頭にまげを結ったような盾持人もあり、表情豊かに作られています。

 

鋸歯文とは、のこぎりの歯の形をした文様で、弥生時代から古墳時代にかけての土器や古墳の壁画などにみられるものです。この文様には、邪悪なものを寄せ付けないという意味があるようで、盾持人埴輪は古墳に埋葬された人を守る役割があったと考えられています。

 

この盾持人埴輪が出土した場所は、現在は淀江公民館宇田川分館の敷地となっており、古墳自体は残っていません。盾持人埴輪の他にも鹿や水鳥、鶏、家などの形をした埴輪も出土しており、それらの埴輪は淀江町福岡の上淀白鳳の丘展示館で展示されていますので、ぜひご覧ください。

 

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掲載日:2012年7月11日