天乃佐奈咩と佐奈咩の泉

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天乃佐奈咩と佐奈咩の泉

淀江町西原にある日吉神社は、はるか遠く千百年以上もの昔、平安時代初期の貞観(じょうがん)年間の記録に出てくる天乃佐奈咩神(あめのさなめのかみ)がその前身であるといわれます。

 

それを物語るように、神社の近くの淀江運動公園内にある淀江体育館の横にはサナメ池があります。そのサナメ池は佐奈咩(さなめ)の泉として親しまれており、平成元年の旧西伯郡淀江町制施行100周年の時には水車、東屋を備えた休憩所として整備されました。

佐奈咩の泉の水車と東屋

現在、残念ながらその泉の湧水は減少し水車も回らなくなってしまいましたが、わずかに残っている湧水の中には、小魚の姿も確認できることがあります。

 

古くから、この泉に張る氷の厚さで、その年の気候や作物のできを占う習慣が伝えられていたといいます。また、延命の霊泉とも呼ばれていました。湧水がほとんどなくなってしまった今でも、この泉はかつての聖域の様子をしのばせています。

掲載日:2011年12月21日