旅人たちの道しるべ

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旅人たちの道しるべ

淀江町小波には道しるべが立てられて、街道沿いを旅する人々に方向を知らせていました。このことで小波付近が昔から交通の要所であったことがわかります。

 

現在ではその道しるべは2基残っています。そのうちのひとつは小波の浜地区の三叉路の脇にありますが、自然石に刻まれた文字はほとんど見えず、道しるべの原形をとどめていません。

 

しかし、もうひとつのものは現在淀江公民館大和分館の前庭に保存されていて、約30センチメートル角の石柱に刻まれた、「左ひの」「右よなご」という文字がはっきりと確認できます。

道しるべ 

さらに「播州油屋庄蔵」「倉吉叶市屋六兵衛」「天保五甲午歳十二月再立之」という文字も刻まれており、建立者と建立年も確認できます。天保5年(1834年)に播州(兵庫県南西部)と倉吉の人が立てたことがわかりますが、なぜ遠方の人がここに道しるべを立てたのかは不明です。しかし、流通が活発だった時代なので、往来する商人たちにとっては貴重な道案内だったのではないでしょうか。

掲載日:2011年9月14日